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2011年12月 5日 (月)

末光篤 is BACK!!

Title:Dear Grand Piano
Musician:末光篤

末光篤が帰ってきました!

末光篤といえば、SUEMITSU&THE SUEMITH名義で2006年にアルバムデビュー。特に、そのデビューアルバム「Man Here Plays Mean Piano」は個人的にはまりまくり、その年の年間ベストの5位にも入れたほどの傑作でした。

その後、ドラマ主題歌にシングルが起用されたり、それなりに期待されてきたようですが、残念ながら大きなヒットが出ず、2008年には、それまでのレコード会社と事務所を離れてしまい、その後、作品のリリースはありませんでした。

ただ、その後も、コンスタントに他のミュージシャンへの楽曲提供を続けており、特に2009年に木村カエラに提供した「Butterfly」は、ご存知の通り、大ヒットを記録。彼の楽曲が、ヒットシーンでも通用することを証明した形となりました。

そして、このたび、約3年半ぶりにニューアルバムが発売されました!

静かなピアノの音からスタートするイントロで気持ちを高まりつつ、続く「百花繚乱the World」は、いきなりギターの音からスタートし、驚かされますが、分厚いピアノにバンドサウンド、さらにストリングスを入れた、にぎやかな音づくりが彼らしく、久しぶりの末光ワールドに、おもわずにんまりしてしまいます。

・・・と、最初は末光篤の久々の新譜をうれしく思い、楽しみながら進めていきましたが、進めるにつれて、やはり、以前のアルバムで感じていた欠点が、徐々に気になるようになってきました。

彼の欠点、メロディーはインパクトが強い、音も分厚くて心地よい、でも、何曲が聴いていると、どうも飽きてしまうんです。

1曲1曲別々に聴けば、どの曲もはまれるだけの要素はあるのですが、どの曲も、味付けがあまりにもコッテリとしすぎていて、メロディーも、これでもかという自己主張が激しく、それだけに、つかみはかなり良い反面、何曲か聴くうちに飽きが来てしまうんです。また、正直、似たタイプの曲が多いのもマイナス要素でした。

このアルバムも、1曲1曲単発で聴けば、はずれのない名曲揃いなのですが、それが並ぶと、最後の方は、ちょっとダレ気味に・・・。特に、ストリングスやホーンセッションを取り入れて、バラエティーを出そうとしているのですが、それがまた、曲の濃さに拍車をかけているようで・・・(^^;;

ただ、それでも久しぶりの新譜ということで、1曲1曲の出来は、オリジナルとしての前作「Shock On The Piano」を上回っていると思いますし、配信限定の先行シングルとなった「Hello Hello」は、出だしがちょっとKANちゃんぽいなぁ、なんて思いつつも、ピアノの旋律が心地よい名曲。それが最後に控えているだけに、心地よくアルバムを聴き終えることが出来ます。

来年4月にもミニアルバムのリリースが予定されているみたいで、こちらも期待したいところなのですが・・・もうちょっと息抜きが出来るような曲が欲しいなぁ、と思ってしまうのも事実。とはいえ、末光篤復活はうれしいニュースです。これからの活躍に期待したいです。

評価:★★★★

末光篤(SUEMITSU&THE SUEMITH) 過去の作品
Shock On The Piano
Best Angel for the Pianist-SUEMITSU&THE SUEMITH 05-08-

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