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2011年11月25日 (金)

アルバムもジャニーズ系

今週の着うたチャート

2011年11月16日~2011年11月22日付チャート

シングルチャートでは、ギリギリでベスト10入りだったのですが・・・

LOVE SONG

着うたチャート今週の1位は、FUNKY MONKY BABYS「LOVE SONG」が、先週の5位から4ランクアップで1位獲得です。着うたチャートでは上位の常連だったのですが、前作「ラブレター」は9位に、その前の「それでも信じてる」は10位に終わっただけに、久しぶりのヒットになっています。例のごとく、顔写真アップのジャケットで、今回は優香を起用しています。

2位には、いきものがかり「歩いていこう」が先週の3位からワンランクアップしています。そして3位は初登場、アニソンを中心に歌っている男性シンガーきただにひろし「ウィーゴー!」。フジテレビ系アニメ「ONE PIECE」オープニングテーマで、アゲアゲの、王道アニソンといった感じの元気がでる曲にしあがっています。シングルチャートでは13位止まりだったのですが、着うたチャートでは見事ベスト3入りです。

今週は、他にもアニソンが。6位にアニメ「Fate/Zero」オープニングテーマのLiSA「oath sign」がランクイン。LiSAは、テレビアニメ「Angel Beats」の劇中バンドGirls Dead Monsterのボーカル役としてデビューした女性シンガー。これが、LiSA名義では初となるシングル。マイナーコードベースのテンポのいいハードロックナンバーは、こちらもアニソンの王道路線といった感じ。

他の初登場曲は・・・9位に女性R&BシンガーAI「ハピネス」がランクインしています。12月14日リリース予定のシングルからの先行配信。EMIジャパン第1弾シングルだそうで、コカコーラのCMソングに起用されています。好タイアップなので、ヒットとなるか?

そして10位には、EXILE「Beautiful Life」がランクイン。テレビ朝日系ドラマ「俺の空 刑事編」主題歌で、1月1日にリリースが予定されているEXILEのニューアルバム「EXILE JAPAN/Solo」への収録が予定されています。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

シングルチャートでは、ジャニーズ系のSexy Zoneと、AKB48がらみのNot yetが、激しい1位争いを繰り広げ、Sexy Zoneが1位獲得となりましたが、アルバムチャートでもジャニーズ系が1位を獲得しています。

今週の1位は、関ジャニ∞「FIGHT」が1位獲得。初動売上25万3千枚は、前作「8UPPERS」の23万1千枚より若干アップしています。

2位には、T.M.Revolutionのミニアルバム「宴-UTAGE-」がランクイン。T.M.R.15周年と、カプコンのゲーム「戦国BASARA」5周年を記念したコンピレーションアルバムだそうで、「戦国BASARA」シリーズに提供してきた楽曲を収録したアルバムになっています。初動売上は3万7千枚。オリジナルとしての前作「CLOUD NINE」の4万8千枚は下回っていますが、企画モノなので、まあまあ好セールスといった感じでしょうか。

3位は、吉井和哉のミニアルバム「After The Apple」が入ってきました。今年4月にリリースされたアルバムは「The Apple」でしたが、タイトル通り、それに続く形でリリースされたミニアルバム。初動売上2万5千枚は、その「The Apple」の3万7千枚からダウンしていますが、ミニアルバムなので、この程度のダウンは仕方ないところか?

4位には、中島みゆき「荒野より」がランクインです。タイトル曲「荒野より」は、木村拓哉主演のTBS系ドラマ「南極大陸」の主題歌で、10月にシングルでリリースされています。

中島みゆきといえば、1977年の「わかれうた」から、2003年の「地上の星」まで、70年代80年代90年代2000年代と、4つの10年代にわたってシングルで1位を獲得してきました。「荒野より」も、キムタク主演のドラマ主題歌で、当然1位獲得・・・も期待されましたが、残念ながら1位どころかベスト10入りも出来ず。ドラマもキムタク主演としては苦戦しているみたいで、「地上の星」のようなロングヒットも厳しそう。もっとも、2010年代はまだはじまったばかりなので、まだまだ1位獲得の機会はあると思うのですが。

ちなみに初動売上は2万3千枚。前作「真夜中の動物園」は2万枚だったので、こちらも、さほどドラマタイアップ効果はなかった模様です。

8位には、カナダ出身の4人組ロックバンドNickelback「Here And Now」がランクインです。ニッケルバックといえば、クリードと並んで、世界的には絶大な人気を誇っているのに、日本ではさっぱり、というバンドの代表格というイメージがあったのですが、本作では、見事初のベスト10入りを果たしました。もっとも、初動売上は9千枚で、最高位17位に終わった前作「Dark Horse」は、国内盤が発売された2週目で1万2千枚を売っているので、アルバムチャート全体の水準低下の影響が強いようですが。

9位には、韓国の女性アイドルグループSecretの、日本でのアルバムデビューとなるミニアルバム「Shy Boy」がランクインしています。

さて、今週は、他にベスト10圏外からの初登場が1枚。7位に由紀さおり&ピンク・マルティーニ「1969」がベスト10入りです。ピンク・マルティーニは、90年代にアメリカで結成されたジャズグループで、40年代から60年代までのスタンダードナンバーや映画音楽などを、ラウンジ・ジャズ風に演奏するグループだとか。彼らの3枚目のアルバム「Hey Eugene!」で由紀さおりの「タ・ヤ・タン」をカヴァーしたこともあるそうで、来日時には由紀さおりもゲスト出演するなどの縁もあり、今回のコラボになったそうです。

このアルバムに関しては、ビルボードのジャズチャートで5位に入ったほか、iTunesのアメリカでのジャズチャートで1位になり、他の国のiTunesチャートや各種チャートでも上位に入ってくるなど話題になっています。

・・・ただ、ビルボードって、いろいろなチャートの種類があって、総合チャートで上位ならともかく、ジャズチャートで5位って、果たしてそんなにすごい記録なのでしょうか?iTunesチャートにしても、総合チャートならともかく、各種チャートでは母数も一気に減ってしまいますし、「世界で売れた」「認められた」的な報道は正直かなり疑問。この手の報道って、かなり日本での知名度に応じた恣意的な報道をなされることが多いので、そのまま受け取るのは、注意が必要かと。

今回は、この報道を受けてのランクアップということでしょう。彼女のベスト10入りは、1971年のシングル「生きがい」以来41年ぶりだそうです。もっとも、売れたかどうか、とアルバムの内容は別の話。アルバム自体の評価はもちろん高いみたいで、アイドルやら韓流やらが多い最近のチャートの中で、こういうアルバムが売れたというのは、うれしい話。今後はロングヒットが期待できそうです。

今週の着うた&アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に~。

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