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2011年10月24日 (月)

イギリスのスタジアムバンド

Title:VELOCIRAPTOR!
Musician:KASABIAN

Velociraptor!

イギリスで大人気のロックバンド、KASABIANの4枚目となるアルバム。2006年にリリースした「Empire」が全英チャートで1位を獲得したのを皮切りに、リリースするアルバムは全てチャート1位という人気ぶり。このアルバムも、もちろん全英チャートで1位を記録しています。

イギリスでは、スタジアム級のバンドだそうですが、アルバムを聴いていると、なんとなくそれも納得感があります。まず、メロディーがとにかくポップなんですよ。それも、単なる耳なじみあるだけではなく、どこか懐かしく、哀愁あるメロディー。「LET'S ROLL JUST LIKE WE USED TO」は、まさにそんな懐かしい雰囲気のメロですし、「GOODBYE KISS」は、メロディアスな作風が耳をひきます。

完全にイギリス人好みって感じですし、どこかねちっこいメロディーは、日本人も好きそう・・・。日本でも、フジやサマソニに出演して、オリコンチャートでもベスト10入りを記録していたりして、それなりの人気を確保していますが、もっともっと売れるタイプのような気もします。

あと、今回の作品は、楽曲のバリエーションも豊富。ガレージ調の「DAYS ARE FORGOTTEN」や、エレクトロチューンの「I HEAR VOICES」、デジロックという言葉も頭に浮かぶ「SWITCHBLADE SMILES」など、基本的にポップなメロを聴かせながらも、幅広い作風にも挑戦しています。

楽曲の雰囲気はちょっと違いますが、スタジアム級のロックバンドながらも、どこかオルタナ的で、様々な作風の曲に挑戦し、一方、メロディーは人なつっこくポップ、という点、ちょっと日本で言えばミスチルみたいな立ち位置では?とも思ってしまいました。いい意味で、器用さもありますし。

もちろん、イギリスギターロック好きにとっては、お気に入りの1枚。同様に、イギリスのギターロックバンドが好きなら気に入るであろう1枚。まだまだこの人気は続きそう・・・?

評価:★★★★★

KASABIAN 過去の作品
West Ryder Pauper Lunatic Asylum


ほかに聴いたアルバム

Claptopn/ERIC CLAPTON

Clapton

セルフタイトルとなるクラプトンのニューアルバムは、本人が影響を受けた、ブルースやジャズナンバーのカバー。といっても、誰もが知るような曲は皆無で、ほとんどが「知る人ぞ知る」的な内容。そういう意味では、本当に自分の好きなように選曲してプレイしているアルバムで、リラックスした彼の味わい深い演奏とボーカルが楽しめるアルバムでした。ちょっとファンズアイテム的な要素もなきにしもあらずなのですが、クラプトンの新作、としても素直に楽しめそう。

評価:★★★★

Teenage Dream/Katy Perry

Teenage Dream

デビュー直後は、その過激な歌詞の内容が何かと話題となったアメリカの女性シンガーソングライター。おなじく奇抜な女性シンガーLady Gagaが話題となってからは、日本では以前ほど話題にならなくなったような気もするのですが、アメリカでは相変わらず絶大な人気を得ているよう。ただ、2作目となる本作も、楽曲的にはストレートなポップスロックで、(歌詞抜きに)メロディーとサウンドのイメージだけで言えば、木村カエラみたいな感じ??いい意味でヒネリのないストレートなサウンドなだけに、多くの人気を確保しているのでしょうか。

評価:★★★★

Katy Perry 過去の作品
One Of The Boy

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