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2011年10月20日 (木)

またしても高い中毒性

Title:PORTAMENTO
Musician:THE DRUMS

Portomento

セルフタイトルの前作が大きな話題となったアメリカのインディーバンドの2作目。日本にも、昨年のサマソニで来日しましたね。私も見に行きましたが。

新人バンドにとっては、ある意味気合のかかる2枚目ですが、基本的な路線は前作と同じ。チープで最小限の音に絞ったリズミカルなトラックは、妙な中毒性があって、はまりそうな感じ。懐かしさと新しさが同居した雰囲気が魅力的になっています。

どの曲も似たような感じなのも前作と同様。ただ、この意見は前作も多かったみたいですが、ボーカルのジョナサンによると、あえて狙ったことらしい・・・確かに、この手の中毒性の高い音が、アルバム1枚に並ぶと、より高い中毒性を覚えることが出来ます。

とはいえ、本作では、締めくくりがちょっとサイケっぽい「Days」や、スペーシーな雰囲気にまとめあげている「Searching For Heaven」などのバリエーションも感じられ、似た音を狙いながらも、その中で彼らなりの模索も感じられます。そういう意味では1枚目より、さらに進歩した1枚と言えるかも。

個人的にも、前作と同じく、最初に聴いた時はいまひとつピンと来ませんでしたが、2度3度聴くうちに、徐々にはまってしまうような、中毒性の高さが魅力的なアルバムと思いました。期待の新人バンドの2作目としては、十分すぎる合格点でしょう。次回作以降も楽しみです。

評価:★★★★★

THE DRUMS 過去の作品
THE DRUMS


ほかに聴いたアルバム

A History Of Now/ASIAN DUB FOUNDATION

A HISTORY OF NOW [解説・ボーナストラック付き国内盤] (BRC280)

あきらかにi Phoneを意識したジャケットに、彼らの主張を感じさせるASIAN DUB FOUNDATIONの新作。レゲエ風のリズムに、攻撃性の高いギターサウンドの組み合わせは、やはり魅力的。聴き終わった後、やはりADFはカッコいいなぁ~そう感じさせてくれる1枚でした。

評価:★★★★★

ASIAN DUB FOUNDATION 過去の作品
Time Freeze 1995/2007
PUNKARA

A THOUSAND SUNS/LINKIN PARK

Thousand Suns

いままでのヘヴィーなイメージから一変、ポップでメロディアスな曲がグッと増え、「The messenger」のようなアコースティックなバラードナンバーまで入っていて、ファンの間では賛否両論の作品。確かに、パンチ力といった意味ではちょっと物足りなさもありますが、LINKIN PARKの可能性が広がった感じもします。そういう意味では、今後に繋がる重要な作品といった感じでしょうか。

評価:★★★★

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