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2011年10月14日 (金)

アルバムチャート1位は韓流ではありません。

今週の着うたチャート

2011年10月5日~2011年10月11日付チャート

今週の1位は・・・着うたで人気のあのミュージシャン。

365日のラブストーリー。

1位はラップグループソナーポケット「365日のラブストーリー。」。10月19日発売予定のシングルからの先行配信。これで、着うたチャートでは3作連続の1位獲得となります。で、相変わらずの歌詞(苦笑)。タイトルから容易に想像できる「365日、一緒にいたい」という内容から、何の広がりも感じさせません。そこから、物語をはじめて、はじめて「歌詞」と呼べるわけで、ある意味、単なる言葉の羅列でしかない感じもします・・・(苦笑)。

2位は、アメリカ出身の日系人女性ボーカリストKylee「CRAZY FOR YOU」が先週の6位から、シングル発売にあわせてランクアップ。3週目にして初のベスト3入りとなりました。シングルチャートでは23位初登場。着うたに比べると奮いませんでしたが、その前の作品は63位初登場だったので、売り上げを大きく伸ばす結果になっています。

3位には、先週4位にランクインした韓流系女性アイドルグループT-ARA「Bo Peep Bo Peep (Japanese ver.)」がワンランクアップでベスト3入りです。

4位以下で初登場は・・・

4位に、今週のシングルチャートで1位だったYUI「Green a.live」が初登場でランクイン。前作「HELLO~Paradise Kiss~」は着うたチャート2位初登場だったので、それよりは順位を落としています。

7位には、今、大人気の子役芦田愛菜の、本人名義では初となるシングル「ステキな日曜日~Gyu Gyu グッデイ!~」がランクイン。10月26日に発売を予定しているシングルの先行配信。芦田愛菜といえば、薫と友樹、たまにムック。として「マル・マル・モリ・モリ!」が大ヒットを記録しましたが、今回も、モータウンビートのわかりやすく軽快で口ずさみやすいナンバーで、完全に「マル・マル・モリ・モリ!」と同じ路線を狙っています。今度も大ヒットとなるのでしょうか?

9位には、女性アイドルグループFLOWERのデビューシングル「Still」がランクイン。EXILEの事務所からデビューした、いわばEXILEの妹分的ユニットなのですが、「美人系」をそろえて、ダンスパフォーマンスを見せるスタイルは、完全に韓流を意識した感じ。ただ、楽曲は平凡な歌謡曲ですし、全体的に特にこれといった特徴も感じられず、韓流に対抗するのには、これではちょっと厳しいのでは・・・??


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

アルバムチャート1位に飛び込んできたのは、ちょっと意外なアルバムでした・・・。

今週の1位初登場は、A.N.JELL「A.N.JELL with TBS"美男ですね"Music Collection」。A.N.JELLは、韓国ドラマをリメイクしたTBS系ドラマ「美男ですね」の劇中で結成されたバンドで、劇中で歌われた曲を収録されています。メンバーは瀧本美織と、Kis-My-Ft2の玉森裕太、藤ケ谷太輔、Hey!Say!JUMPの八乙女光と完全にジャニーズ系ですね。

続く2位は、ロックバンドONE OK ROCK「残響リファレンス」がランクイン。ジャニーズ系ユニットNEWSのメンバーだった森田貴寛(森進一・森昌子の息子(!))率いるバンドなのですが、アイドルバンドではなく、なかなかの本格派。アルバムでは初のベスト10ヒットとなった前作「Nicheシンドローム」の初動売上2万6千枚を大きく上回る6万6千枚を売り上げ、アルバムシングルあわせて、初のベスト3入りとなりました。

3位には、東方神起「TONE」が先週の1位から2ランクダウンでこの位置につけています。

以下、4位以下の初登場は・・・

4位には、復帰後2枚目となる、男性2人組ユニットDef Tech「UP」がランクイン。ただ、初動売上は2万6千枚で、活動休止前最後のアルバム「Catch The Wave」の初動35万8千枚から、4万枚に急落した前作「Mind Shift」から、さらに急落する結果になっています。

6位は、ヴィジュアル系バンドthe GazettE「TOXIC」がランクイン。初動売上は2万5千枚。前作は、移籍前のレコード会社がリリースしたベスト盤「TRACES BEST OF 2005-2009」で、初動はわずか7千枚だったので、これよりは大幅アップ。ただし、オリジナルとしては前作「DIM」の3万8千枚からは大きくダウンしてしまう結果となっています。

7位には、男性2人組ポップスユニットスキマスイッチのニューアルバム「musium」が入ってきています。こちらも、オリジナルとしては前作「ナユタとフカシギ」では、初動売上を17万3千枚から4万6千枚と大きくダウンさせたのですが、本作ではさらにダウンして初動売上2万3千枚・・・かなり厳しい結果になっています。

8位にランクインしたのが、JYJ「イン・ヘヴン」。JYJは、今週も3位に入っている東方神起の元メンバーによるユニット。独立後、avexとの間にトラブルが発生しており、DVDで発売となった「Memories in 2010」がなぜかオリコンチャートにランクインされないという奇妙な事態が発生し、話題となりました。今回のアルバムも、先週の11位から2週目にしてベスト10入りしたのですが、何種類か発売されているバージョン違いのアルバムのうち、何ヴァージョンかは集計されていないのでは、という疑念が持たれています。オリコンの公正性に関しては、以前から疑念を抱かれていますが、JYJに関しての取り扱いも、そんな疑念を増幅させる大きな要因になっています。

参考サイト:JYJのアルバム「In Heaven」は2週目オリコン8位…実はRed・Blackのみ集計で残りは除外か?

初登場最後。9位にはCHARICE「∞」が入ってきています。CHARICE(シャリース)はフィリピン出身の女性シンガーで、前作「CHARICE」がアメリカで大ヒット。ビルボードのアルバムチャートでは8位を記録し、ビルボードのアルバムチャートで、アジア人初のベスト10ヒットという快挙を記録しています。その前作は、日本では、初登場以後徐々に順位を上げ、最高位6位を記録していますが、残念ながら、初登場ではその順位には及びませんでした。このアルバム、とりあえず日本だけ先行発売らしいのですが、アメリカでも再びヒットするのでしょうか?

今週の着うた&アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に~。

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