ギタリスト交代後、初のアルバム
Title:I'm With You
Musician:Red Hot Chili Peppers
レッチリ、約5年ぶりとなるニューアルバム。今回のアルバムで大きな注目点となるのは、ギタリストのジョン・フルシアンテが脱退し、新ギタリストジョシュ・クリングホッファーが加入後、初のアルバムという点でしょう。
このギタリストの変更は、アルバムを聴くだけで、かなり大きな違いとしてすぐに気がつくかと思います。前任者のジョン・フルシアンテのプレイは、かなり自由度が高く、ギタリストとしての主張を強く感じる一方、ジョシュ・クリングホッファーのプレイは、かなりシンプルで、バンドの中で正直、あまり目立っていません。そのため、今回のニューアルバムに関しては、ファンの中で賛否両論が沸き起こっているみたいです。
ただ、正直なところ、レッチリの熱心なファン、ではない私の感想としては、このアルバム、結構良かったのではないか?と思います。個人的には、前作「Stadium Arcadium」より楽しめる作品でした。
特に今回は、そのジョンの分まで動いたのでは?と思うようなフリーのベースがかなり目立っていた作品になっていたと思います。「FACTORY OF FAITH」や「ETHIOPIA」のような、ベースが目立ちまくるファンキーな作品がより際立った内容のようにも感じました。
ファンキーさが薄いという意見も多いようなのですが・・・ただ、その分、ポップなメロが前に出ていて、より聴きやすい作品になっていたようにも思います。もっとも、その面がファンにとっては賛否わかれるところなのでしょうが、私は、ジョンが抜けた後の新生レッチリとして、これからの活躍を期待するには十分な新作だったと思います。
評価:★★★★★
| 固定リンク
「アルバムレビュー(洋楽)2011年」カテゴリの記事
- Merry X'mas!!(2011.12.25)
- まさかこれだけ続くとは・・・。(2011.12.26)
- 歌ごころあるHIP HOPアルバム(2011.12.29)
- マニックスの歩み(2011.11.29)
- アフロビートの今(2011.11.28)
コメント