今年最後のロックフェス(多分)
TOYOTA ROCK FESTIVAL 2011
会場:豊田スタジアム/西・東イベント広場 日時:2011年10月9日(日) 10:00~
秋晴れが気持ちよかった3連休の中日。いつもはグランパス戦で来るトヨタスタジアムへ、おそらく今年最後となるであろう、ロックフェスに足を運んできました~!
「トヨタロックフェスティバル」、通称「トヨロック」。2007年からスタとし、今年で6回目となるロックフェス。このロックフェスのすごいところは、なんと、入場料が無料という点!それだけに、さすがにフジやサマソニみたいに、豪華ミュージシャンてんこ盛り・・・という訳にはいきませんが、それでも毎年、数々の実力派ミュージシャンが参加しており、なかなか魅力的なイベント。実は昨年、開催終了直後にこのフェスの存在を知り、今年こそは・・・と思い、足を運んできました!
会場はトヨタスタジアム。といっても、スタジアム自体は一部通路を使用しているだけで、基本的には会場の外の広場にステージを作り、そこでライブが行われています。会場は、ライブステージや、食事のための屋台だけではなく、フリーマーケットやキッズ広場、さらには中古盤のセールなどもやっていて、まさにライブだけではない楽しみのある、まさに「ロックフェス」らしい会場になっていました。
YAS OIL THE WELLCARS@MAIN STAGE
会場についたのは12時過ぎ。ちょうどその時にスタートしたのは、YAS OIL THE WELLCARSというバンド。地元豊田のロックンロールバンドみたいで、黒ずくめのいかにもロックンローナーなスタイルで、ガレージパンクを聴かせてくれていました。まだ、会場の人も少なめで、ステージ前もかなり寂しかったのですが、ハードなロックンロールナンバーで、会場を暖めていました。良くも悪くもロックンロールバンドらしい感じで、ちょっと個性が弱い感じもしたのですが、ロックンロールに対する素直な気持ちは好印象といった感じで。
で、メインステージの隣りには、「円盤市場」で中古盤のセールスをやっていました。名古屋近郊の中古CD、レコード屋が集まって、大量の中古レコードやCDが並んでいました。荷物になるので、もっと遅い時間に見ようかなぁ、と思っていたのですが、なんとなくなくなりそうだったので、まだ会場についたばかりだったのですが、ここで中古盤を探ってみました。
で、戦利品がこちら→
FRESH CREAM/CREAM
LIVE AT THE FILLMORE EAST/JIMI HENDRIX
シングルマン/RCサクセション
ザ・ビートルズアンソロジー1
THE COMPLETE IMPERIAL RECORDINGS,1950-1954/T-BONE WAKER
の5枚。1枚あたり1,000円程度で、お得感はあり、なかなか満足です~♪
髭楽団@MAIN STAGE
で、「円盤市場」から出てくると、メインステージでは、髭楽団という、札幌から来たスカバンドのライブをやっていました。7人組のスカバンドで、軽快で楽しいスカは、ライブ映えしそうなステージ。ただ、その後のやけのはら+DORIANのステージを見てみたかったので、1、2曲聴いて、その場を離れました。
続いて、メインステージとは逆側にあるEAST LANDへ。こちらは、トヨタスタジアムの中廊下にステージを設けての会場となっていました。(←会場はこんな感じ)
ちょうど着いた時は、DJプレイの真っ最中で、パンフを見ると「DJ やけのはら」と書いてあったのですが、心地よいトランシーなテクノサウンドがめちゃくちゃ壺に入りまくり。ステージ上でプレイしていたのはDORIANだったような感じもしたんですが、単なるカンチガイかな?遠目でチラッと見ただけだったので、よくわからなかったのですが・・・。
やけのはら+DORIAN@EAST LAND
で、先日の「Our Favorite Things」に続く、ラッパーやけのはらと、ディスコ系のサウンドクリエイターであるDORIANのコンビでのユニット。最初、いきなりやけのはらが、観客席に飛び込んで、会場を盛り上げたりして、序盤からかなりヒートアップしていたライブでした。
中盤では、なんとかなり意外だったのですが、七尾旅人と組んだ「Rollin' Rollin'」を披露。ここで、七尾旅人のパートを歌ってくれる「七尾旅人ならぬ七尾旅子を募集します~!」と観客席に呼びかけ、急遽、観客の中から3人の女性がステージへ。あくまでも、七尾旅人のパートを口パクで歌っただけでしたが、これはまた、盛り上がる演出でした。
前回の「Our Favorite Things」の時も、楽しいステージを見せてくれたのですが、この日も、アップテンポでダンサナブルな、終始楽しいステージで、会場は大盛り上がり。とても楽しいひと時でした。
二階堂和美@MAIN STAGE
続いては、急いでメインステージに戻って二階堂和美のステージ。昨年、くるりが主催した「京都音楽博覧会」で見て、予想外に楽しいステージだったので、この日も楽しみにしていました。
で、結論から言うと、間違いなく、この日のベストアクト。彼女の魅力を存分に味わえたステージでした。
彼女の曲は、懐かしさも感じられるような、日本の歌謡曲がベース。そこにジャズや、レトロポップ、あるいはチンドンなんていう要素も加わった独特なもの。この日、聴かせてくれた「女はつらいよ」はこぶしの利いたボーカルが、演歌的なものを感じたのですが、リアリティーある歌詞と、彼女の叙情感あふれるボーカルで、胸にグッと来るような名曲になっていました。
他にも、ちょっとレトロポップ調で、とにかく楽しい「あなたと歩くの」など、人なつっこくて、日本人の琴線に触れるようなメロディーが印象に強く残るライブでした。さらに彼女自身、ステージ上でちょこまか動き、表情もとても豊富で、とてもかわいらしかったのが印象に残りました(笑)。
とにかく、楽しくて、そして心に染みるステージでした。彼女のライブは、また是非見てみたいです!その前にCDも聴かなきゃ・・・。
←右の白いドームみたいなテントがOne Love Stage。周りにはフリーマーケットのお店が並んでいます。
かむあそうトライブス@One Love Stage
続いては、サブステージ「One Love Stage」でかむあそうトライプスのステージ。岐阜県七宗町の仲間たちが集まったローカルバンドのようで、ちょっとレゲエの要素の入った、オーがスティックなサウンドを聴かせてくれるバンド。こういう野外の雰囲気にはピッタリのバンドですね。暖かい雰囲気のステージでした。
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