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2011年10月 5日 (水)

韓国勢がシングル、アルバム同時1位

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

既にYahoo!のトップニュースにも出ていましたが、今週のチャート、韓国勢が、史上初、シングルアルバム同時に1位獲得だそうです。

Bo Peep Bo Peep(ボピボピ)(通常盤)

シングルでは、これが日本でのデビュー作となう女性アイドルグループT-ARA「Bo Peep Bo Peep」が1位にランクインです。

いわゆるK-POPに関しては、前にも書いたのですが、似たようなグループが、雨後の竹の子のように次々と出てくるとことが、曲自体のクオリティー以前の問題として、うんざりしています。もっとも、こういう現象は、K-POP独自の話ではなく、90年代のビーイング系や小室系、2000年に入ってからのR&B系や青春パンク系、最近では日本のアイドル系も全く同じ話なのですが。

ただ、もうちょっと気になるのは、こういう韓流ブームに対して、日本勢の危機感があまりにも薄いような感じがします。ネット上で話題となった、いわゆる「反韓流デモ」で一部聞かれたらしい、「韓流出て行け」という声は論外としても、日本人として、韓国勢の勢いに対して、悔しいという感情を抱いて、それを発奮材料にして、ミュージシャンをメディアやレコード会社が育てていく、というのは決してネガティブな感情ではないと思うのですが。サムソンやLGに対してソニーやパナソニックマスが危機感を抱いているように、メディアやレコード会社は、長期的に見て、もっと危機感を持つべきという状況がわかっているのでしょうか?

その初動4万9千枚だったT-ARAに対して、初動売上4万枚で惜しくも2位となったのが、ビジュアル系バンドシド「いつか」。前作「乱舞のメロディ」は、テレビ東京系アニメ「BLEACH」のオープニングという好タイアップだったのですが、その初動売上3万8千枚を上回る好成績を記録しています。

3位は、EXILE「Rising Sun」が先週の5位からランクアップし、再びベスト3に返り咲き。売上も、3万3千枚から3万5千枚とアップ。ロングヒットの兆しありです。

以下、4位以降の初登場曲は・・・

4位に、ハロプロ系アイドル、スマイレージ「タチアガール」がランクイン。1位を狙うと宣言した前作「有頂天ガール」の初動2万9千枚からダウンの初動2万2千枚。ただ、その前の「恋にBooing ブー!」の1万9千枚からはアップしていますので、前作の底上げ(?)の効果はあったのかな?若さとかわいらしさをアピールしているあたり、良くも悪くも日本らしいといった感じの、典型的なアイドルポップ。

7位は、ミュージカル「テニスの王子様」から「Jumping up!High touch!」。女性を中心に絶大な支持を得た漫画のミュージカル版。ネット上の動画で見る限り、ミュージカルとしては、歌唱力が「・・・」なのですが・・・ベスト10入りは高い人気を感じさせます。

最後。8位には人気アカペラグループゴスペラーズ「BRIDGE」がランクインしています。来年3月までの期間限定リリースで、収益の一部は、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンターの東日本大震災でのボランティア活動の資金として提供するそうです。やはり東日本大震災を意識しているのか、前向きで明るい、希望を感じさせるナンバーになっています。彼らの前作「NEVER STOP」は最高位14位に終わったため、2作ぶりのベスト10入り。ただ、初動売上1万1千枚は、前作の1万枚からの微増となっています。

今週のシングルチャートは以上。アルバム&着うたチャートは金曜日に~。

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