教育上、よろしくないアルバムですね(笑)
昨日は、興奮の岡村ちゃん復活ライブレポをお届けしたのですが、もちろん、ライブに先立って、復活アルバムも聴きましたよ!!
↓これと
Title:エチケット(パープルジャケット)
Musician:岡村靖幸
Title:エチケット(ピンクジャケット)
Musician:岡村靖幸
しかし、このアルバムを一度聴くと、そんな不安を、遥か彼方に吹き飛んでしまいました!
ってか、なんで岡村ちゃん、こんなに元気で、いまだにパワフルなの??
いやいや、ボーカルにしてもファンキーなリズムにしても、最前線で活躍していた時代の曲と比べて、全く遜色ありません。
こういう言い方は何かもしれないけど、薬物で3度もつかまっていたら、普通だったらもっとかつてに比べてパワーも衰えていて、「やはり薬物をやると、健康を蝕むんだね・・・」という姿を見せた方が、教育上は望ましいと思うのですが(^^;;
多くの曲が、80年代後半から90年代の曲なのですが、リアレンジして、再録音されているだけに、音的にもしっかりと今の音になっており、その面での古さは全く感じられません。
また、そのアレンジも、しっかりアルバムを通しての構成を考えられたものになっているため、楽曲の間も上手く繋がっていて、ベスト盤というよりも、1枚のオリジナルアルバムのような内容に仕上がっていました。
完全に2011年という時代に甦った岡村ちゃんの名曲たちを聴ける作品になっています!
・・・にも関わらず、楽曲からは時代を超えた魅力と同時に、どこか懐かしさも漂ってくるんですよね・・・。
もちろん純粋に、楽曲の節々から感じられる「岡村ちゃんらしさ」が懐かしくもあるのかもしれないのですが、それ以上に懐かしさを感じるのは、その歌詞の世界でした。
彼の歌詞って、微妙に都会的で垢抜けていていて、明るさを感じられます。その一方で、歌の主人公には純粋さも感じられます。どこか、日本全体が元気で、男性諸君も恋愛に前向きだった、80年代90年代の匂いが、楽曲の随所から漂っています。
例えば、「カルアミルク」なんて、「カルアミルクを飲んでいたような、純粋な時代に戻って、君とやりなおしたい」なんてことを歌いながら、「六本木で会おう」なんてデートの先が妙に都会的だったり。ここらへんのアンバランスさが、岡村靖幸の歌詞の魅力であると同時に、時代を感じさせて、懐かしく思う点なのかなぁ・・・なんて感じました。
80年代90年代にファンだった人も、十分納得する復帰作だと思います!岡村靖幸というミュージシャンを知らない人も要チェック!!カッコいい岡村靖幸流のファンクミュージックにしびれてください!
評価:
パープルジャケット ★★★★★
ピンクジャケット ★★★★★
岡村靖幸 過去の作品
Me-imi~Premium Edition~
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