映画も是非見たい!!
Title:UPSIDE DOWN The Creation Records Story
クリエイション・レコード。1983年、アラン・マッギーによってイギリスで設立されたインディーレーベル。個人的に、大好きな(だった?)レーベルです。そして、このレーベルをこよなく愛するリスナーは、日本にも多いのではないでしょうか。
oasis、ジザメリ、マイブラ、TEENAGE FANCLUB、primal scream・・・20代前半の頃、はまったギターロックバンドの多くが、このレーベルから出てきたミュージシャンたちでした。残念ながら、私が本格的に、これらのミュージシャンを聴きはじめたころは、既にレーベルとしては末期だったのですが・・・。
ポップ、というのを通り越して、キュートなメロディーラインに、それと反比例するかのような、ノイジーでパンキッシュなバンドサウンド。暴力的なようでいて、実は人懐っこい。先駆的な音のようでありながらも、メロディーは至ってスタンダード。本当に魅力的なポップソングを、たくさん私たちに届けてくれたレーベルです。
そんなクリエイション・レーベルの歴史をおったドキュメンタリーが映画となり話題となっています。それが、「UPSIDE DOWN The Creation Records Story」。既に東京では公開になっているみたいですが・・・。
今回紹介するアルバムは、その映画のサントラ。とはいっても、クリエイション・レコードを代表する曲が並んでいる、いわばレーベル・ベスト的なアルバムになっていて、映画を見ていなくても楽しめます。というよりも、映画とは完全に切り離して楽しめるアルバムになっています。
実は、クリエイションのベスト盤というのは、既に過去に一度リリースされています。それが、2001年にリリースされた「クリエイション・レコード ― インターナショナル・ガーディアンズ・オブ・ロックンロール’83-’99」というアルバム。残念ながら、既に生産は終了したみたいですが。
今回のアルバムも、この2001年のアルバムとかなり収録曲がかぶっています。そもそも、1曲目がThe Jesus And Mary Chainの「Upside Down」という点からして共通。さらに、このアルバムの2曲目Oasisの「Rock'N Roll Star」が、2001年のアルバムのラストを飾っていて、この2曲に関しては、やはりクリエイションにとって大きな意味を持っているんだなぁ、ということを感じます。
内容に関しては、もう言うまでもないです(笑)。oasis、ジザメリ、TEENAGE FANCLUB、primal scream・・・このアルバムに収録されているミュージシャンで、好きなミュージシャンがいたら、迷わずこれを持ってレジに直行(笑)。おそらく、自分の知らないミュージシャンでもお気に入りの曲が見つかるのは間違いありません!
個人的には、もちろんoasis、ジザメリ、TFC、プライマル、RIDEあたりは当然として、THE BOO RADLEYSの「Lazarus」や「Wake Up Boo!」、slowdive「Souvlaki Space Station」あたりがお気に入りかな?他にも魅力的な曲がたくさんありました。
映画も、無事、名古屋での公開も決まったみたいなので、絶対に見に行きたい!!映画も非常に楽しみ!それまで、このアルバムを聴いて、クリエイション・レコードの世界に浸りたいです。
評価:★★★★★
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