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2011年9月

2011年9月30日 (金)

着うたではまだ強いのね・・・。

今週の着うたチャート

2011年9月21日~2011年9月27日付チャート

着うたチャート1位は、先週に続き2週連続の1位獲得となりました。

愛を止めないで

倖田來未「愛を止めないで」が2週連続で1位獲得。シングルチャートでは初登場6位と、以前の彼女と比べると、かなり寂しい結果となっていますが、着うたチャートではヒットを記録しています。

2位には、完全に着うたヒット狙いを突き進むHIP HOPユニットLGYankees「Because... ~あなたがいた~ feat. Noa」がランクイン。かつて彼らが歌っていた曲のセルフカバーだそうです。

3位初登場は、レゲエミュージシャンINFINITY 16が、TEEとmihimaru GTのhirokoをフューチャーしたINFINITY 16 welcomez TEE & hiroko from mihimaru GT「ずっと君と・・・」がランクイン。こちらもメロウな女性ボーカル+ラップという、着うたヒット狙いの組み合わせです。

4位以下の初登場曲は・・・

6位にKylee「CRAZY FOR YOU」がランクイン。アメリカ出身の日系人女性ボーカリスト。楽曲は、最近ではSCANDALやmiwaあたりを彷彿させる、軽快なガールズロックといった感じで、10月5日発売予定シングルの先行配信。これは着うたヒット狙いという感じでもないし、シングルでもヒットを狙えそうな雰囲気。

最後、8位には今週のシングルチャートで3位に入ったAcid Black Cherry「ピストル」がランクインしています。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

先週はチャートの谷間だったアルバムチャートですが、今週は一変、新譜ラッシュとなっています。

NOLZA(DVD付A)

そんな中で1位は、また出てきた韓国の女性アイドルグループ2NE1のデビューアルバム「NOLZA」が獲得しました。

2位はEvery Little Thing「ORDINARY」が初登場で獲得。初登場8位と、自身はじめてベスト3落ちした前作「CHANGE」から順位は大きくアップ。ただし、初動売上2万1千枚は、前作の2万枚から微増に留まっています。今週は、新譜ラッシュの割りには、売上は低迷気味な模様・・・。

3位初登場は、梶浦由記プロデュースによるユニット、Kalafina「After Eden」が入ってきました。シングルアルバム通じて、初のベスト3ヒット。初動売上2万1千枚は、前作「Red Moon」の1万7千枚から若干のアップとなります。

以下、4位からの初登場は・・・

4位には、ご存知DAIGO率いる3人組バンドBREAKERZ「GO」がランクイン。初動売上は1万7千枚。前作「B.R.Z.ACOUSTIC」の9千枚から大きくアップしているものの、前作は、全編アコースティックの企画盤。前のフルアルバム「FIGHTERZ」は初動2万1千枚だったので、こちらよりは若干ダウンしてしまう結果となりました。

個人的に、結果が気にかかっていたのが、今週6位に入ってきたフジファブリック「STAR」。ご存知の通り、彼らの曲の多くを作成していたボーカルの志村正彦が2009年に急逝。初登場7位初動売上2万3千枚を記録した前作「MUSIC」は、彼の遺作となってしまいました。その後、残ったメンバーだけで、フジファブリックとしての活動を続けることになり、これが残ったメンバーだけで作った最初の作品となります。結果、6位は自己最高位を更新したものの、初動売上は1万2千枚とダウンしてしまいました。いや、メインライター&ボーカルがいなくなった後の作品としては大健闘といったところでしょうか?これからの活動にも注目です。

続いて。8位に初登場したのがSPYAIR「Rockin' the World」。はじめて聞いたバンド名ですが、名古屋出身の5人組ロックバンドだとか。これがデビューアルバムなのですが、シングル「サムライハート」が、テレビ東京系アニメ「銀魂」のエンディングになったりして、注目を集めたバンドだそうです。タイプとしては、売れ筋のポップスロックといった感じ。ストレートな音を出すバンドなので、これからさらに売れそうな感じも。

初登場最後は、10位にはイギリスのバンドKASABIAN「Velociraptor!」がランクイン。2ndアルバム「Empire」以来、このアルバムを含めて3作連続でイギリスのアルバムチャートで1位を獲得しており、高い人気を誇っています。日本では、その「Empire」に続く2作目のベスト10ヒット。ただし、前作「West Ryder Pauper」は、最高位11位に終わったとはいえ、初動売上は1万3千枚。本作は初動1万枚に終わっており、若干ダウンしています。

今週の着うた&アルバムチャートは以上!チャート評は、また来週の水曜日に~。

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2011年9月29日 (木)

25年目を感じさせません(いい意味で)

Title:Gold Skool
Musician:久保田利伸

Gold Skool

久保田利伸、約1年半ぶりとなるニューアルバム。デビュー25周年記念作だそうです。

デビューから25年の記念のアルバム・・・なのですが、聴いた感じでは、25年だからこそ!という感じはありません。ある意味、いつも通りの彼らしいオリジナルアルバム。ただ、25年というベテランの安定感を感じる一方、25年の大ベテランということが信じられないくらいの、いまだに勢いを保ったアルバムになっていました。

「Golden Smile」では、EXILEのATSUSHIと組んで、バラードナンバーを歌い上げていますが、EXILE ATSUSHIに対して、ベテランとしての歌唱力はもちろんのこと、勢い、若さの面でも全く負けていません。

「Wednesday Lounge」「R n'B Healing」では、多重コーラスを多用したアレンジが、非常に心地よいし、「Jungle Love」では、カンフー映画のようなアレンジがとてもユニーク。ファンキーなリズムも聴いていて楽しくなってきます。

シンプルながらも時にはファンキーに、時にはしんみりと聴かせてくれるアレンジも、多種多彩で飽きさせません。前作みたいに、コラボが多かったり、エレクトロチューンやポエトリーリーディングなど、いろいろなジャンルに挑戦している訳ではないのですが、逆に、久保田利伸らしさをしっかりと前面に出しつつも、今聴いても衰えない勢いを感じさせてくれるアルバムでした。

いやぁ、しかしベテランとなった今なお、まだまだ若いミュージシャンに負けないこのパワーはすごいなぁ~。前作に続き、圧倒的な個性と実力を実感させられる1枚でした。

評価:★★★★★

久保田利伸 過去の作品
Timeless Fly


ほかに聴いたアルバム

フラッシュバック、夏。/RHYMESTER

フラッシュバック、夏。

前作から、わずか4ヶ月のインターバルでリリースされたミニアルバム。タイトル曲は、「POP LIFE」に入りきれなかった曲らしく、ラテン風の爽やかなサマーチューンは、確かに「POP LIFE」とはちょっと違う方向かも。事実上、わずか5曲入りなのですが、サーフロック調の「サマー・アンセム」、さかいゆうのソウルフルなボーカルが光る「Magic Hour」、さらにユニークな歌詞が彼ららしい「ザ・サウナ」など、短い中に、聴き所たくさんなのが彼らしいところ。大ネタはないながらも、キラリと光る作品といった感じでしょうか。

評価:★★★★★

RHYMESTER 過去の作品
マニフェスト
POP LIFE

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2011年9月28日 (水)

アイドル系は今週も少なめ

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

比較的、アイドル系の少ないチャートが続いています。とはいえ、今週1位は、ジャニーズ系。2位以下を圧倒してHey!Say!JUMP「Magic Power」が獲得です。

映画「スマーフ」の日本語吹き替え版のテーマ曲。軽快なポップチューンで、初動売上21万7千枚を記録。これでデビューから8作連続1位となります。前作「OVER」の26万5千枚から大きく下回ったものの、前々作「『ありがとう』~世界のどこにいても~」の15万1千枚は依然大きく上回る結果になっています。

2位は氷川きよし「情熱のマリアッチ」。初動売上6万枚は、前作「あの娘と野菊と渡し舟」の5万9千枚からほぼ横バイ。「マリアッチ」とは、メキシコの楽団の名前だそうですが、楽曲の雰囲気は哀愁のメロがラテンをイメージさせるのですが、「マリアッチ」は、あくまでも「雰囲気」のみ。以前も、同じように、曲のイメージだけでタイトルにしてしまう「虹色のバイヨン」という曲もありましたが、手法は全く同じですね。もっとも、この「外国の音楽ジャンルのイメージだけを織り込んで曲のタイトルにする」という手法は、歌謡曲の王道的手法ですが。

3位初登場は、ビジュアル系バンドJanne Da Arcのボーカル、yasuによるソロプロジェクトAcid Black Cherry「ピストル」がランクイン。5ヶ月連続リリースシングルの第1弾。初動売上4万8千枚は、前作「少女の祈りIII」の4万7千枚から微増。ちなみに注目はカップリングで、なんとWANDSの「愛を語るより口づけをかわそう」のカバーを収録!来月発売予定の「シャングリラ」では、杏里の「悲しみがとまらない」、再来月の「蝶」では、久宝留理子の「男」をカバー。オーバーサーティーのおっさんホイホイな選曲になっています(笑)。

以下、ベスト4以下の初登場は・・・

ポルノグラフィティ「ワンモアタイム」が4位にランクイン。初動売上3万6千枚は、前作「EXIT」の4万2千枚からダウン。もっとも、前作はテレビドラマのタイアップがついていたため、初動売上がアップしていました。ただ、ノンタイアップシングルだった前々作「君は100%」の初動3万9千枚からも若干ダウンしているのが気になるところ。ポルノらしい、哀愁あるメロがインパクトのある歌謡ロックなのですが。

そして、先週の着うたチャートで1位だった倖田來未「愛を止めないで」は、シングルチャートでは6位にランクイン。映画「セカンドバージン」主題歌。初動売上3万枚は、前作「4TIMES」の5万4千枚から大きくダウン。生産限定盤だった前々作「POP DIVA」の3万2千枚よりも売上を落とす結果になってしまいました。

6位には、今週の数少ないアイドル系。韓国の男性アイドルグループ大国男児「Love Parade」がランクイン。前々作「Love Power」に続く2作目のベスト10入りで、11位に終わった前作「Love Bingo!」の初動1万4千枚を上回る1万8千枚を記録しています。エレクトロアレンジなのですが、楽曲の雰囲気はジャニーズ系っぽい感じ。

今週のアイドル系は、この大国男児に、1位のHey!Say!JUMP、そして7位AKB48「フライングゲット」の3曲。ちょうどアイドル系のリリースの谷間なのでしょうか?

初登場最後。9位には女性ソロシンガーmiwa「FRiDAY-MA-MAGiC」がランクインしています。日テレ系ドラマ「桜蘭高校ホスト部」主題歌。テンポよい軽快な、アメリカンロックテイストのポップスロック。ただ、初動売上1万4千枚は、前作「441」の1万6千枚から若干ダウンしてしまいました。

今週のシングルチャートは以上!アルバム&着うたチャートは金曜日に~。

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2011年9月27日 (火)

3人のギタリストの目を通じて

先日、名古屋伏見のミリオン座で、この映画を見てきました!

映画「ゲット・ラウド」。ジミー・ペイジと、U2のジ・エッジ、さらに元ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトという3人のギタリストの対談をベースに描かれたドキュメンタリー映画で、3人の貴重なジャム・セッションの模様も収められている、ということで話題となっています。

ギタリストによるギターを主軸とした映画、ということでギター未経験の私にとっては、ちょっとわかりにくい部分もあるのかなぁ・・・なんてことを思いながら見に行ったのですが、内容的に主軸となるのは、3人のギタリストの過去を語る物語。それも必ずしもギターの部分のみに限らないため、ロックのドキュメンタリーとして楽しむことが出来た映画で、断片的とはいえ、貴重な過去の映像なども収録されており、ロックファンなら、絶対楽しめる作品だと思います。

以下、ネタバレありの感想です。

続きを読む "3人のギタリストの目を通じて"

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2011年9月26日 (月)

魅力的なスイートソウルと実験性が同居

Title:The Light Of The Sun
Musician:JILL SCOTT

Light of the Sun

アメリカの女性シンガーソングライター、JILL SCOTTの新作。ネオ・フィリーの代表的なミュージシャンと言われており、いままでリリースされたアルバムがいずれもグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を得ています。このアルバムもビルボードチャートでは見事1位を獲得し、人気の高さも物語っています。

実は彼女のアルバムを聴くのはこれがはじめてなのですが、聴きおわってまず感じたのは、「ああ、ソウルのアルバムを聴いたな!」という満足感でした。

力強く、パワフルなボーカルは、フィリーソウルらしい、甘さも同時に感じられます。メロディーもサウンドも、実にスウィートな雰囲気が漂っていて、うっとりと思わず聴き入ってしまうような、魅力にあふれたアルバムでした。

一方では、ヒューマンビートボックスを取り入れた「All Cried Out Reduz」や、ポエトリーリーディングを曲間に挟んだ「Some Other Time」、基本的にパーカッションのリズムだけで曲を構築した「Quick」など、バラエティーに富んで実験性にあふれる作品は実に魅力的で、単純に曲がいいだけのアルバムともまた、一線を画するように感じました。

個人的には、他にも切ないボーカルが涙を誘うような「Making You Wait」なども魅力的だったなぁ~。メロディーはもちろん、アルバム全体、聴けば聴くほど味が出てくるようなそんなアルバムでした。ソウルミュージック好きには無条件でお勧め!傑作アルバムです。

評価:★★★★★

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2011年9月25日 (日)

教育上、よろしくないアルバムですね(笑)

昨日は、興奮の岡村ちゃん復活ライブレポをお届けしたのですが、もちろん、ライブに先立って、復活アルバムも聴きましたよ!!

↓これと

Title:エチケット(パープルジャケット)
Musician:岡村靖幸

エチケット(パープルジャケット)

↓これ

Title:エチケット(ピンクジャケット)
Musician:岡村靖幸

エチケット(ピンクジャケット)

でもね、正直言うと、あんまり期待していなかったんです。だってやはり、音楽シーンから離れて久しいし、なによりも、3度に及ぶ薬物での逮捕ということで、身体も薬物に蝕まれているのでは??なんて考えてしまって・・・全盛期に比べると、衰えがはっきりして、悲しい内容になっているのではないか?なんて思ったりして。

しかし、このアルバムを一度聴くと、そんな不安を、遥か彼方に吹き飛んでしまいました!

ってか、なんで岡村ちゃん、こんなに元気で、いまだにパワフルなの??

いやいや、ボーカルにしてもファンキーなリズムにしても、最前線で活躍していた時代の曲と比べて、全く遜色ありません。

こういう言い方は何かもしれないけど、薬物で3度もつかまっていたら、普通だったらもっとかつてに比べてパワーも衰えていて、「やはり薬物をやると、健康を蝕むんだね・・・」という姿を見せた方が、教育上は望ましいと思うのですが(^^;;

多くの曲が、80年代後半から90年代の曲なのですが、リアレンジして、再録音されているだけに、音的にもしっかりと今の音になっており、その面での古さは全く感じられません。

また、そのアレンジも、しっかりアルバムを通しての構成を考えられたものになっているため、楽曲の間も上手く繋がっていて、ベスト盤というよりも、1枚のオリジナルアルバムのような内容に仕上がっていました。

完全に2011年という時代に甦った岡村ちゃんの名曲たちを聴ける作品になっています!

・・・にも関わらず、楽曲からは時代を超えた魅力と同時に、どこか懐かしさも漂ってくるんですよね・・・。

もちろん純粋に、楽曲の節々から感じられる「岡村ちゃんらしさ」が懐かしくもあるのかもしれないのですが、それ以上に懐かしさを感じるのは、その歌詞の世界でした。

彼の歌詞って、微妙に都会的で垢抜けていていて、明るさを感じられます。その一方で、歌の主人公には純粋さも感じられます。どこか、日本全体が元気で、男性諸君も恋愛に前向きだった、80年代90年代の匂いが、楽曲の随所から漂っています。

例えば、「カルアミルク」なんて、「カルアミルクを飲んでいたような、純粋な時代に戻って、君とやりなおしたい」なんてことを歌いながら、「六本木で会おう」なんてデートの先が妙に都会的だったり。ここらへんのアンバランスさが、岡村靖幸の歌詞の魅力であると同時に、時代を感じさせて、懐かしく思う点なのかなぁ・・・なんて感じました。

80年代90年代にファンだった人も、十分納得する復帰作だと思います!岡村靖幸というミュージシャンを知らない人も要チェック!!カッコいい岡村靖幸流のファンクミュージックにしびれてください!

評価:
パープルジャケット ★★★★★
ピンクジャケット ★★★★★

岡村靖幸 過去の作品
Me-imi~Premium Edition~

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2011年9月24日 (土)

帰ってきた岡村ちゃん!!!

2011 岡村靖幸LIVE「エチケット」

会場:Zepp Nagoya 日時:2011年9月18日(日)18:00~

行ってきました!!岡村ちゃん復帰ライブツアー@名古屋!!今、見ておかないと、次、いつになるかわからない(^^;;ということもあり(?)、事前抽選に申し込んだところ、見事当選。はじめて見る岡村靖幸のライブ、どんなステージを見せてくれるのか、事前に「エチケット」もしっかり聴きこんで、ライブ会場に向かいます。

会場には、開演10分くらい前についたのですが、最後列まで人がビッシリ!そして、熱気が尋常ではありません。18時ピッタリの、注意事項のアナウンスで歓声があがり、その後はスタートまで拍手と歓声が鳴り止まない状態。この日を待ちきれなかったファンの熱気が、会場に渦巻いていました。長らくいろいろなライブを見てきましたが、こんな経験ははじめてです。

やがてステージ上を覆っていた白いカーテンが開き、岡村ちゃん登場!会場からは絶叫ともいえる歓声があがりました。1曲目は、「どぉうなっちゃってんだよ」から。いきなりハイテンションで会場は一気に盛り上がります。続いて「カルアミルク」をじっくりと聴かせてくれました。

で、ここから先は一気にハイテンション。一気に切れ間なく、「ア・チ・チ・チ」や「Vegetable」と、曲が続いていきます。高いテンションが続いたまま、「Co'mon」の後、岡村ちゃんは一度ステージから去り、バンドメンバーのソロ。ここらへん、会場の熱気は、まだ前半にも関わらず、一気にヒートアップしていました。

中盤は、「イケナイコトカイ」でスタート。じっくりと、しかし力強く歌い上げる彼のボーカルが、会場に響き渡ります。しかし、その後は再び「19-nineteen-」「いじわる」「モン・シロ」と再び一気にハイテンションへ。まさに息つく暇もない、といったステージが続きます。

ここでMC・・・といっても、MCをするのは岡村ちゃんではなく、バンマス(?)の白石さん。岡村ちゃんが名古屋に到着した時、ちょうど雨が降り出して「まさに嵐を呼ぶ男」という話をしたり、最後は、「みなさんは学生時代、どんな部活をしていましたか?」「岡村さんはバスケ部だったみたいですよ」という話(この段階で、歓声が・・・)から、「あの娘僕がロングシュートを決めたらどんな顔するだろう」へ!さらに「だいすき」へと続きました。ここはやはり一番盛り上がりました。サビの部分でも、みんなで大合唱。もちろん、私も大合唱してしまいましたし。

で、ここで本編終了。はっきりいって、あっという間。時計を見たら、ほぼ1時間半で、正直「もう?」といった感じでした。ほとんど切れ間なく、テンションの高い状況が続いていただけに、時間の感覚が、全く麻痺していましたね。それだけ、ライブにはまりこんでいた、といった感じで。

もちろん、盛大なアンコールが沸き起こり、再び岡村ちゃん登場。アンコールでは「DATE」からスタート。さらに途中、「名古屋だけの特別」ということで「ライオンハート」も!(おそらく、前回のツアーで、名古屋公演が、負傷のため、延期→3年ぶり3回目のため中止になったため、特別に、ということだと思います。)さらに「アルファイン」さらには「Super Girl」とアンコールも終始テンションの高いまま終了しました。

さらにダブルアンコールでは、カーテンを引いたまま、岡村ちゃん一人がステージ前に登場。ピアノを弾き語りながらも「名古屋のベイベー 悲しい思いをさせてごめんね」「名古屋のベイベー もう2度と悲しい思いはさせないから」というメッセージを。これには思わずほろりと。4度目だけは絶対にないように!!

その後はカーテンも開き、アコギを弾きながらのメドレー。途中、「愛の才能」のカバーなんかもはさみ、岡村ちゃんによるセルフカバーを聴けました。これがなかなかカッコいいのなんの。そしてオーラスは「Out Of Blue」で締めくくり。気がついたら、なんと2時間半という、スタンディングライブとしてはかなりの長丁場!しかし、あっという間に終わってしまった2時間半でした。

この日のライブは、とても楽しみだった反面、不安でもありました。というのは、ご存知の通り、岡村靖幸といえば、覚せい剤所持のため、複数回にわたり逮捕され、ようやく出所してきた後のライブ。そのため、果たしてそのライブは・・・という心配がありました。

しかし、事前にリリースしたアルバム「エチケット」では、以前と変わらぬ歌声を聴かせてくれ、さらにこの日のステージも、岡村靖幸というミュージシャンのイメージから、全く違うことないステージングを魅せてくれました。

岡村ちゃんは、やはり全盛期の写真に比べると、ちょっとぽっちゃりした感じ(笑)。所々でもちろんダンスも披露してくれましたが、「激しく」という感じではなく、ここらへん、全盛期と比べるとどうだったんだろうなぁ?と思いました。歌声は、しっかりとして張りもあり、声量も十分。シンガーとしての衰えは(とはいえ、以前の声に関しては、CDとの比較ですが)全く感じられません。

なによりも終始テンションがあがりっぱなしのステージには圧巻。上にも書いた通り、2時間半という、オールスタンディングといては比較的長丁場で、かつ、満員電車並みの人の入りだったにも関わらず、ほとんど苦痛に感じず、あっという間に時間が過ぎていきました。

予想以上に素晴らしいステージで、岡村靖幸の実力を再確認できたステージだったと思います。まだまだ全然現役感バリバリの彼。これから本格的に活動再開でしょうか?日本の音楽界にとって、間違いなく貴重な才能の持ち主なだけに、これからは、また名曲を次々とこの世に送り出してほしい!また、二度と、ファンに悲しい思いをさせないでほしい・・・。また、近いうちに、是非ともステージを見たいです!!

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2011年9月23日 (金)

初登場ラッシュ&チャートの谷間

R.E.M.解散のニュースはかなりビックリ!結成31年にして、なぜいまさら・・・という感じもするのですが・・・。非常に衝撃的で、かつ、残念なニュースです。

今週の着うたチャート

2011年9月14日~2011年9月20日付チャート

着うたチャートは、10曲中5曲初登場という、初登場曲ラッシュになっています。

愛を止めないで

今週の1位は、倖田來未「愛を止めないで」。21日に発売されたシングルからの先行配信。前作「4TIMES」からの配信シングル「Poppin' love cocktail」は初登場9位だったのですが、こちらは見事1位に輝きました。

2位は、今週のシングルチャートで1位だったEXILE「Rising Sun」。両A面のEXILE ATSUSHI「いつかきっと・・・」は先週1位だったのですが、残念ながら2週連続の1位とはならず。ちなみに、「いつかきっと・・・」は今週は4位をキープしています。

3位はAKB48「フライングゲット」。先週から引き続き3位キープです。

以下、4位以下の初登場は・・・

5位に、ジャニーズ系の新グループKis-My-Ft2「Everybody Go」が初登場でランクイン。シングルチャートでは8月14日付で1位を獲得していますが、遅ればせながら、着うたチャートでもベスト10入りです。

7位にはレゲエミュージシャンSPICY CHOCOLATE「信ジルモノ feat. YU‐A, AK‐69 & HAN‐KUN from湘南乃風」がランクイン。かなり豪華なゲスト陣ですが、メロウな女性vo+ラップという、完全に着うた向け売れ線なナンバーになっています。

最後。10位には女性シンガーBENIのバラードナンバー「声を聞かせて」がランクイン。14日にシングルもリリースされており、こちらはオリコンチャート初登場49位に留まっています。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

着うたチャートとは逆にアルバムチャートは、いわゆる「谷間」。新譜が少ないチャートになっています。

#AAABEST(CD)

その谷間を縫うように1位に飛び込んできたのが、avexの男女混合アイドルグループAAAのベスト盤「#AAABEST」。アルバムでは、初の1位獲得です。初動売上は6万6千枚。直近のオリジナルアルバム「Buzz Communication」の5万枚よりは若干アップしたものの、浮動層を取り込めるベスト盤としては、ちょっと寂しい結果かも。

2位は浜崎あゆみ「FIVE」がワンランクダウン。3位は、なんと女性ソロシンガーChe'Nelle「Love Songs」が先週の7位からランクアップ。なにげにロングヒットの兆しです。

そして、1位以外では唯一の初登場となるのが10位の安全地帯「安全地帯XII」。約1年4ヶ月ぶりの新譜で、前作「安全地帯XI ☆Starts☆『またね・・・。』」に続くベスト10入り。ただし、初動売上5千枚(!)は、前作の1万5千枚より大きくダウンしてしまいました。

今週は初登場が少なかったため、10位の売上がわずか5千枚とかなり寂しいチャートになっています。それだけにベスト10返り咲きも多く、先週15位のLady Gaga「Born This Way」が7位に、先週14位の少女時代「GIRL'S GENERATION」が9位に、それぞれ返り咲いています。どちらもロングヒットを記録しているアルバムなのですが、どちらも海外の作品というのがちょっと寂しいなぁ・・・。もっとも、売上はどちらも先週の7千枚から5千枚にダウンはしており、今週のチャートの売上の低迷を物語っています。

今週の着うた&アルバムチャートは以上!チャート評は、また来週の水曜日に~。

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2011年9月22日 (木)

ベテランの実力

Title:SOUL QUEST
Musician:MISIA

SOUL QUEST

「ディーヴァ」という言葉。主にR&B系の女性シンガーの総称のように用いられてきました。正直、この言葉も半分死語になってきていますし、一時期、雨後の竹の子のように次々とデビューしていたR&B系の女性シンガーも、かなり少なくなってしまいました。

とはいえ、R&Bというジャンルはすっかり日本にも定着し、今でも多くのR&B系女性シンガーががんばっています。その元祖とも言うべきMISIAもその一人。約1年8ヶ月ぶりのアルバムでも、変わらない歌声を私たちに届けてくれています。

もっとも、売上という面では、かなり厳しいのも事実。前々作「EIGHTH WORLD」では7万枚の初動売上を記録していた売上が、前作「JUST BALLADE」では5万4千枚まで落ち、さらに本作では1万9千枚。もちろん、CD全体の売上下落の影響もあるのでしょうが、それを差し引いても、少々厳しい状況であることには変わりありません。

ところが、売上と反比例するかのように、内容的には充実した作品になっているのがおもしろいところでもあり、残念なところでもあり。どれも力の入った楽曲が並んでいて、ここ数作の内では、最高傑作といえる作品になっていました。

アレンジが今風ながらも、しっかりMISIAの曲として仕上げてきている「THIS IS ME」に、軽快で爽やかなパーティーチューン「MAWARE MAWARE」「素晴らしいもの探しに行こう」のメロウなメロ+ラップというのは、ちょっと流行りのスタイルを追い求めちゃったのかな?とも思いつつ、やはりMUROと組んだ曲なだけに、単純な着うたヒット狙いの曲とは、格の違いを見せ付けています。

一方、やはりメインとなるのはバラードナンバー。ストリングスを思いっきり入れてきて、壮大なナンバーになっている「記憶」や、ピアノをバックに、そのボーカルを聴かせる「LIFE IN HARMONY」など、こちらもしっかりと聴かせてくれます。前作「JUST BALLADE」では、似たようなタイプのバラードが多く気になったのですが、今回も正直、似たタイプの曲は何曲か。とはいえ、前作ほど聴いていて飽きが来なかったのは、その他のタイプの曲も多かったのと、やはり楽曲自体の出来の良さゆえでしょうか?

MISIAここに健在をアピールするのは十分すぎる、力の入った傑作になっていました。これで、売上が急落、というのは残念だなぁ・・・。これだけの作品をまだリリースできるということは、これから、また人気が再燃する、ことを願って・・・。

評価:★★★★★

MISIA 過去の作品
EIGHTH WORLD
JUST BALLADE

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2011年9月21日 (水)

EXILE系もがんばる??

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

今週の1位は、EXILEのニューシングル「Rising Sun」が獲得です。

Rising Sun EXILE / いつかきっと・・・ EXILE ATSUSHI

テレビ朝日系ドラマ「陽はまた昇る」主題歌。初動売上20万1千枚は、前作「Each Other's Way ~旅の途中~」の10万1千枚から大幅アップ。もっとも、前作はアルバムからの先行リリースということで、大幅に初動売上を減らしています。ただ、前々作「I Wish For You」から比べても、17万7千枚からのアップ。テレビドラマ効果でしょうか?

エレクトロサウンドがメインの、ちょっと韓流を意識した感じの曲調。これで、先週のシングルチャートではJ Soul Brothrs、先週の着うたチャートでは、このシングルのカップリングと、EXILE系の楽曲のトップが続いています。AKB系、ジャニーズ系、韓流に続く流れ・・・になって、似たようなユニットが次々出てきたら嫌だなぁ・・・(苦笑)。

2位初登場はモーニング娘。「この地球の平和を本気で願ってるんだよ!」がランクイン。かなり仰々しくて、押し付けがましいタイトルですが(苦笑)。初動売上4万9千枚は、前作「Only You」の3万3千枚から大幅アップ。これを最後に、メンバーの高橋愛が「卒業」するそうなのですが、その影響でしょうか?ベスト3入りは、昨年リリースした「青春コレクション」以来5作ぶり。

3位には、また出てきた韓流女性アイドルグループRAINBOW「A」がランクイン。3位初登場は、デビューシングルの順位としては、海外女性ミュージシャン最高位だそうです。KARAと同じ事務所の妹分的ユニット。ただ、初動売上2万4千枚は、そのKARAの「ミスター」の初動2万9千枚、少女時代「GENIE」の初動4万5千枚を下回っており、「最高位」は発売週に助けられた結果といった感じでしょうか。

以下、今週の初登場は・・・

5位に中学生の2人組アイドルユニットClariS「nexus」がランクイン。初動売上は1万9千枚で、前作「コネクト」の2万5千枚からダウン。ここらへん、まだアイドル系として固定ファンを確保しきれていない状況か?

今週も、アイドル系は比較的少なく、以上新譜3曲(モーニング娘。、RAINBOW、ClariS)と、4位のAKB48「フライングゲット」の4曲のみ。以下、非アイドル系のミュージシャンたちが並んでいます。

7位初登場は、これがデビューシングルとなるYELLOW FRIED CHICKENz「THE END OF THE DAY」がランクイン。いきなりベスト10入りで、誰??と思ったのですが、GACKT率いる7人組バンドらしいです。初動売上は1万7千枚。GACKTの前作「Episode.0」は初動売上2万8千枚だったので大きくダウン。GACKTファンなら、買う、という感じでもなかったみたいです・・・。

8位には、ザ・クロマニヨンズ「ナンバーワン野郎!」が入ってきました。日清食品「カップヌードル」CMソング。な~んとなく、カップヌードルのイメージとザ・クロマニヨンズのイメージがあっているような。楽曲はいつも通りといった感じ(笑)。初動売上は1万3千枚で、前作「流線型」の1万枚より若干アップしています。

9位は中島美嘉「LOVE IS ECSTASY」。映画「アンフェア the answer」で、今回はロッキンな雰囲気のナンバー。初動売上1万枚は、前作「Dear」の1万5千枚からダウンしています。

ベスト10最後。10位にはスキマスイッチ「晴ときどき曇」がランクイン。スキマスイッチらしい、伸びやかで暖かい雰囲気のポップナンバー。前作「さいごのひ」は最高位11位に終わったため、2作ぶりのベスト10返り咲き。ただ初動売上9千枚は、「さいごのひ」の1万2千枚からダウン。下落傾向が続いており、厳しい状況になっています。

今週のシングルチャートは以上!アルバム&着うたチャートは金曜日に~。

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2011年9月20日 (火)

「ただ」なので試聴感覚で

Title:向日葵-Himawari-
Musician:PE'Z

Pez_20110912

楽曲をダウンロードして聴く、というスタイルが定着して久しく、アルバムをプロモーション目的で、フリーダウンロードで提供する、というミュージシャンも少なくありません。ただ日本では、権利などの関係でしょうか、まだ、アルバムまるごとフリーでダウンロード、というミュージシャンは、あまり多くありません。

そんな中、なんとPE'Zがやってくれました!ニューアルバム「向日葵」が、まるごとまとめてフリーダウンロード!!これは、かなり思い切った決断ではないでしょうか?

まあ、はじめてPE'Zを聴く人たちに向けたアルバム、という意味もあるのでしょうか。とても彼ららしい作品になっていたと思います。比較的、わかりやすく、ポップなフレーズがメインとなる楽曲。アップテンポな曲が多く、家で一人で聴くよりも、ライブでみんなで楽しめる、そんな作品が並んでいます。

特に序盤「果てしなき世界」は、とても爽やかなポップソングになっていて、つかみとしてはバッチリの作品ですし、続く「陽ノムクホウエ」も、ポップでメロディアスなナンバーに仕上がっていました。

ただ、一方でちょっとおもしろかったのが終盤。「Jungle planet」は、テンポいいリズムが心地よいダンスミュージックになっていたり、「I remember jazz」はタイトルの通り、正統派の聴かせるモダンジャズ。自分たちはこんな曲も出来るんだぞ!という彼らの主張のように感じます。

さらに「sola no tameni」は聴いていてウキウキするようなニューオリンズ風の作品になっていましたし、最後の「NEXT!」はロック風のナンバー。後半は、実にバリエーション豊かな作風になっていました。

いわば前半で、いつものPE'Zらしい曲で初心者リスナーを惹き込み、後半は一転、様々なバリエーションでPE'Zのいろいろな側面を見せる。そしてまさに「NEXT!」というラストの曲のタイトルのように、次のアルバムに繋げる・・・そんな構成だったのではないでしょうか?

このアルバム、10月15日までの期間限定で公式サイトからダウンロードできるみたいなので、興味のある方は急げ!ちなみにおもしろいのは、ダウンロード最終日の翌日10月16日に渋谷公会堂でワンマンライブがあり、来年の1月1日には、その10月16日のライブの模様を収録したライブCDとこのアルバムの2枚組でCDとして発売予定だとか。このアルバムでファンになってもらって、ライブに足を運んでもらい、そしてそのライブ音源をつけたCDをあらためて買ってももらう・・・そんな戦略なんですよね?なかなかユニークな戦略なだけに、1月1日にリリースされるCDの売れ行きも気にかかるところです。

評価:★★★★

PE'Z 過去の作品
1・2・MAX
ギャロップ(pe'zmoku)
ペズモク大作戦(pe'zmoku)
I WANT YOU


ほかに聴いたアルバム

FIVE STUFF/DOES

FIVE STUFF

アニメ「銀魂」タイアップ曲以外、全く売れない、という状況が長く続いていた彼らですが、ようやく最近、人気が上向きになってきたみたいで、このミニアルバムは初登場15位と、そこそこの売上を記録しています。

マイナーコード主体のメロディーラインは、耳障りもよく、確かにアニメタイアップという一種のドーピングがあったとしても、ヒットポテンシャルはあるよなぁ、とは感じます。ただ、全体的にあと一歩パンチ力が不足しているのは相変わらず。特徴が薄く、耳に残りにくいんだよなぁ・・・。

評価:★★★

DOES 過去の作品
SUBTERRANEAN ROMANCE
THE WORLD'S EDGE
SINGLES
MODERN AGE

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2011年9月19日 (月)

ロックンロールで世界一周?

Title:ロックンロール世界旅行
Musician:ザ50回転ズ

ロックンロール世界旅行

ガレージロックバンドザ50回転ズのニューアルバムのコンセプトはとてもユニーク。タイトルの通り、疑似世界旅行を銘打って、世界の様々な音楽をロックと融合させています。

しかし、それはしっかりと元のジャンルの曲を聴きこんで、自らの音楽として取り込んだ・・・という、堅苦しいスタイルではありません。完全に「なんちゃって」。あくまでも世界各国の音楽をイメージで取り込んだとか。なんとも彼ららしい話です。

実際、間奏がハワイアン風な「ハワイはいいわ」やら、ロシア風・・・というよりもムード歌謡調な「ベラルーシより愛をこめて」やら、ラテン風に爽やかに聴かせる「カリブ野郎に気をつけろ!」やら・・・ハワイアンやらラテンやらスカやら、世界各国の音楽を取り込んでいるのですが、あくまでも「何々風」に過ぎません。それが、アルバム全体に妙なユーモラスとバリエーションを作り出して、最後まで一気に聴ける作品に仕上がっています。

思えば、ロックという音楽は、いままで、様々な音楽と融合してきました。もともと、ロック自体、R&Bとカントリーの融合と言われていますし、その後もインド音楽やら、ジャズやら、ラテンやら、様々な音楽をどんどんと取り込んでいき、最近では、HIP HOPもエレクトロニカも飲み込んでいます。

そういう意味では、実にロックらしいアルバム・・・と言えるかもしれません。ただ、あくまでもイメージ論で「何々風」に仕上げたこのアルバムは、ロックというよりも、ブルースやらラテンやら様々な音楽をイメージだけで取り込んだ、歌謡曲に近いかもしれません。このなんともいえない猥雑さといかがわしさが、強烈な魅力を放っているアルバム。ま、この怪しさもまた、ロックであり、かつ歌謡曲につながりそうなのですが。

評価:★★★★

ザ50回転ズ 過去の作品
50回転ズのビックリ!!

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2011年9月18日 (日)

映画も是非見たい!!

Title:UPSIDE DOWN The Creation Records Story

Upside Down: the Story of Crea

クリエイション・レコード。1983年、アラン・マッギーによってイギリスで設立されたインディーレーベル。個人的に、大好きな(だった?)レーベルです。そして、このレーベルをこよなく愛するリスナーは、日本にも多いのではないでしょうか。

oasis、ジザメリ、マイブラ、TEENAGE FANCLUB、primal scream・・・20代前半の頃、はまったギターロックバンドの多くが、このレーベルから出てきたミュージシャンたちでした。残念ながら、私が本格的に、これらのミュージシャンを聴きはじめたころは、既にレーベルとしては末期だったのですが・・・。

ポップ、というのを通り越して、キュートなメロディーラインに、それと反比例するかのような、ノイジーでパンキッシュなバンドサウンド。暴力的なようでいて、実は人懐っこい。先駆的な音のようでありながらも、メロディーは至ってスタンダード。本当に魅力的なポップソングを、たくさん私たちに届けてくれたレーベルです。

そんなクリエイション・レーベルの歴史をおったドキュメンタリーが映画となり話題となっています。それが、「UPSIDE DOWN The Creation Records Story」。既に東京では公開になっているみたいですが・・・。

今回紹介するアルバムは、その映画のサントラ。とはいっても、クリエイション・レコードを代表する曲が並んでいる、いわばレーベル・ベスト的なアルバムになっていて、映画を見ていなくても楽しめます。というよりも、映画とは完全に切り離して楽しめるアルバムになっています。

実は、クリエイションのベスト盤というのは、既に過去に一度リリースされています。それが、2001年にリリースされた「クリエイション・レコード ― インターナショナル・ガーディアンズ・オブ・ロックンロール’83-’99」というアルバム。残念ながら、既に生産は終了したみたいですが。

今回のアルバムも、この2001年のアルバムとかなり収録曲がかぶっています。そもそも、1曲目がThe Jesus And Mary Chainの「Upside Down」という点からして共通。さらに、このアルバムの2曲目Oasisの「Rock'N Roll Star」が、2001年のアルバムのラストを飾っていて、この2曲に関しては、やはりクリエイションにとって大きな意味を持っているんだなぁ、ということを感じます。

内容に関しては、もう言うまでもないです(笑)。oasis、ジザメリ、TEENAGE FANCLUB、primal scream・・・このアルバムに収録されているミュージシャンで、好きなミュージシャンがいたら、迷わずこれを持ってレジに直行(笑)。おそらく、自分の知らないミュージシャンでもお気に入りの曲が見つかるのは間違いありません!

個人的には、もちろんoasis、ジザメリ、TFC、プライマル、RIDEあたりは当然として、THE BOO RADLEYSの「Lazarus」「Wake Up Boo!」、slowdive「Souvlaki Space Station」あたりがお気に入りかな?他にも魅力的な曲がたくさんありました。

映画も、無事、名古屋での公開も決まったみたいなので、絶対に見に行きたい!!映画も非常に楽しみ!それまで、このアルバムを聴いて、クリエイション・レコードの世界に浸りたいです。

評価:★★★★★

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2011年9月17日 (土)

偉大なバンド・・・その後。

ミッシェル・ガン・エレファントとブランキー・ジェット・シティー。いずれも90年代後半の日本のロックシーンを名実共に引っ張っていったバンド、といっても異論を唱える人は少ないでしょう。

ただ、解散後に関しては、正直、偉大なバンドの元メンバーというイメージから、なかなか抜け出せないように感じます。今日紹介するのは、ミッシェルとブランキー、それぞれのボーカリストが、今、活動しているバンドの最新作です。

Title:I'M JUST A DOG
Musician:The Birthday

I'M JUST A DOG

こちらは元ミッシェル。ボーカリストのチバと、ドラマーのクハラが参加しているThe Birthdayの新作。チバユウスケのガナリ声と、ガレージサウンドを融合させると、どうしてもミッシェルのイメージは否めません。

とはいえ、新ギタリスト、フジイケンジ(元My Little Lover!)が参加した今回のアルバムは、いつになく陽気でポップなアルバムになっています。もともとミッシェルも、ヘヴィーなバンドサウンドに隠れがちで、意外とメロディーラインはポップだったりするのですが、いい意味で、ミッシェルらしさを引き継いでいるとも言えるかも??

フジイケンジのギターは、とても陽性が強い音を出すのが特徴的。そんなギターを入れたことにより、全体的にポップというベクトルをしっかりと指し示したアルバムになっています。そのため、バンドのメンバー全員が、バンドで音を奏でることをとても楽しんでやっている、そんな印象を受けるアルバムでした。

「元ミッシェルの・・・」というイメージがつきまとうのも否定できないのですが、おそらくバンドメンバーには、「いまだに何を」と笑われそう。The Birthdayというバンドの、新たな一歩を感じさせるニューアルバム。着実に、新たなステップに踏み出した1作でした。

評価:★★★★★

The Birthday 過去の作品
TEAR DROP
MOTEL RADIO SiXTY SiX
NIGHT ON FOOL
WATCH YOUR BLINDSIDE

Title:FREE
Musician:SHERBETS

FREE

で、ある種のふっきりを感じるThe Birthdayに対して、もがいているように感じるのがベンジー。ブランキー解散後、「傑作」と呼べる作品になかなか出会えないのですが・・・。

ただ、そんな中でも、比較的良作と感じたのが今回の新作。全体的にバンドサウンドは控えめで、メロディアスな曲が多くなっています。そんな中でも、所々で、グッと来るような音を聴かせてくれるのはさすが。「Nothing For All」のように、静かなストリングスから入り、徐々にサイケテイストに盛り上げている壮大な曲もあったり、耳を惹きつけられます。

とはいえ、メロディアスという点にしても、ポップ路線に吹っ切れたわけでもなく、少々中途半端さも感じてしまったもの事実。悪くはないアルバムだとは思うんだけども・・・。

評価:★★★★

SHERBETS 過去の作品
MIRACLE
GOD
MAD DISCO

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2011年9月16日 (金)

なんだかんだいっても強い その2

今週の着うたチャート

2011年9月7日~2011年9月13日付チャート

先週と変わり、今週はベスト3のうち2曲が入れ替わりです。

Rising Sun EXILE / いつかきっと・・・ EXILE ATSUSHI(DVD付)

今週の1位は、EXILE ATSUSHI「いつかきっと・・・」。9月14日にリリースされたEXILEのシングル「Rising Sun」の両A面曲で、ピアノ1本で歌い上げるバラードです。EXILE ATSUSHIのソロデビュー曲。っていうか、なんで「ATSUSHI」じゃなくて、「EXILE ATSUSHI」なの?ATSUSHIじゃ知名度ないからっていう自信のなさのあらわれ??最初からそれじゃあ、これからが厳しいような・・・。

2位は、浜崎あゆみ「progress」。先週1位を獲得したアルバム「FIVE」に収録された曲で、先週の21位から一気にランクアップ。PS3ゲーム「テイルズ オブ エクシリア」テーマソングになっています。

3位は、AKB48「フライング・ゲット」が、1位から2ランクダウンして、この位置にランクインです。

以下、4位以下の初登場曲は・・・

4位には、人気のラップユニット、ケツメイシとFUNKY MONKEY BABYSが組んで話題となった配信限定シングルケツメイシ×FUNKY MONKEY BABYS「ライジングサン」がランクインです。しかし、この2組、似て非なると思っていたので、実はちょっと意外。東日本大震災復興応援チャリティソングで、収益は、全額復興支援の義捐金となるとか。ちなみに、偶然ながら、今週1位のEXILE ATSUSHIの曲のA面曲も「Rising Sun」。この厳しい状況の日本を鼓舞するのに、「ライジングサン」という言葉がピッタリ来るのでしょうか?ただ、日本がどうなっても自分の政党が議席を獲得すればいいと思っている政治家と、日本がどうなっても自分の企業が利益さえあげれればいいと思っている大企業から成り立つ今の日本では、「日の出」はまだまだ先になりそうですが(苦笑)。

6位は、今週のシングルチャートで4位にランクインしたロックバンドflumpool「証」が、7位には、中島美嘉「LOVE IS ECSTASY」がそれぞれランクインです。7位中島美嘉は9月14日発売シングルからの先行配信。映画「アンフェア the answer」主題歌に起用されています。アップテンポなロックチューンで、CD屋で流れてきた時、一瞬、木村カエラの曲かと思いました(^^;;

最後。10位にはNO DOUBT FLASH「BABY&BABY」がランクイン。LGYankeesのリーダーHIROによる新ユニットで、9月14日に発売されたアルバム「GOLD MEMBER」からの先行配信。高音の女性ボーカルによるメロウなバラード+ラップという、典型的な着うたヒット狙いの曲・・・って、このスタイル、そろそろ飽きられてもいいと思うんですが。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週の1位は、2週連続

FIVE(DVD付)

アルバムチャート1位は、浜崎あゆみのミニアルバム「FIVE」が先週に続き、1位を獲得しています。着うたチャートでも2位に入ってきましたし、一時期より勢いはかなり衰えましたが、なんだかんだいっても強いですね・・・。

初登場最高位は、2位KREVA「GO」。ベスト3入りは、「愛・自分博」(今となっては、ある種の懐かしさを感じるタイトルだなぁ・・・)の1位以来。ただ、初動売上は、4位だった前作「心臓」の4万6千枚を大きく下回る2万8千枚に留まりました。

3位は、先週2位だったアメリカの人気ミクスチャーロックバンドRED HOT CHILIPEPPERS「I'M WITH YOU」がワンランクダウンでベスト3をキープしています。

4位以下の初登場は・・・

4位には、名前通り、九州出身のソロレゲエシンガー、九州男のベストアルバム「こいがBESTですばい」がランクイン。実は、昨年12月にベストアルバム「BEST TRACKS」をリリースしているのですが、これは、以前所属していたレコード会社が無断でリリースしたベスト盤らしく、本人もブログでファンに買わないように呼びかけたとか。「BEST TRACKS」は41位に終わったのですが、こちらは4位にランクイン。初動1万5千枚は、6月にリリースしたミニアルバム「97%」の初動1万1千枚からアップしています。とはいえ、ベスト盤としては、ちょっと寂しい伸び幅なのですが。

6位には、元SUPER BUTTER DOG(という肩書きは、もう不要でしょうか?)の永積タカシのソロユニット、ハナレグミ「オアシス」がランクインです。前作「あいのわ」に続く、2作目のベスト10入り。ただ、初動売上1万3千枚は、前作の1万7千枚から若干ダウンしてしまいました。

8位初登場は、日本でも根強い人気を誇るアメリカのプログレッシヴ・メタル・バンドDREAM THEATER「A Dramatic Turn of Events」がランクイン。ちなみに、偶然ながらも、前作「Black Clouds & Silver Linings」は、ハナレグミの前作「あいのわ」と同じ週にアルバムチャートにランクインしています。初動売上1万2千枚は、前作の1万5千枚から、こちらも若干のダウンです。

そして9位には、先日、残念ながら解散を発表した、ロックバンド毛皮のマリーズの、タイトルそのものズバリ「THE END」がランクインです。初のベスト10ヒットとなった前作「ティン・パン・アレイ」が初動1万枚だったのに対して、本作は初動1万1千枚と若干のアップ。まだ人気が上昇傾向だったのに・・・このタイミングでの解散は残念だと思う一方、(以前も書いたのですが)事実上、前作がボーカル志磨遼平のソロアルバムだっただけに、既にバンドとしての意義を失っていて、解散は必然だったのかも・・・。

最後、10位には「THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 02」がランクイン。TBS系アニメ「アイドルマスター」に使用されている曲を集めたオムニバス盤です。

今週の着うた&アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に~。

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2011年9月15日 (木)

昔のCocco 今のCocco

Title:ザ・ベスト盤
Musician:Cocco

ザ・ベスト盤

Coccoといえば、先日、うれしいニュースが入ってきましたね。

【ベネチア映画祭】塚本晋也監督×Cocco主演作が2冠

ベネチア国際映画祭で、Coccoが主演した映画「KOTOKO」が、オリゾンティ部門グランプリとシルバー・マウス大賞の2冠に輝いたとか。うれしいニュースです!

さて、そんなCoccoの、タイトルそのまんまなベスト盤。2001年の、活動休止直後にベスト盤をリリースしていますが、それに続くベスト盤となります。2枚組となる本作は、1枚目は、2001年の活動休止前の曲、2枚目は2006年の活動再開後の曲となり、2枚目には、SINGER SONGWRITER名義でライブでのみ披露した「花柄」が収録されるなど、ファンにとってもうれしい内容になっています。

このように、活動休止前後でCDをわけており、言わば「聴き比べ」が出来るような内容になっています。今回、彼女の活動の全体を、このように一気に聴いてみると、活動休止前後のCoccoの楽曲の違いが気になりました。

まず、メロディーやアレンジ自体に大きな違いは感じられません。それだけに逆に、マンネリ気味?という感じも否定できないのですが、少なくともベスト盤に収録される代表曲に関しては、最後まで飽きることはありません。

やはり違いが大きいのは歌詞かなぁ、という印象を受けました。活動休止以前の曲は、好きな人との関係に、もがきくるしみ、かつ絶望するような歌詞をストレートに描いています。「カウントダウン」「強く儚い者たち」は言うに及ばず

「この目さえ
光を知らなければ
見なくていいものがあったよ
からだが
あなたを知らなければ
引きずる思い出もなかった」

(「雲路の果て」より 作詞 こっこ)

「嘘には罰を
月には牙を
あなたに報いを」

(「けもの道」より 作詞 こっこ)

など、かなり強烈な表現が並んでいます。

一方、活動再開後の作品に関しては、もっと優しい視点からの曲が多くなったように思います。

「もういいよ
目を閉じていい
もういいよ
少しおやすみ」

(「ジュゴンの見える丘」より 作詞 Cocco)

「いつか 会いに来てよ
君を待つ」

(「燦」より 作詞 Cocco)

みたいな、大きな視点からの曲が多くなったような印象を受けます。活動休止中は、絵本を書いたり、沖縄の海を守る活動をしていた彼女ですが、そんな活動の中、彼女が歌にかける思いもかわってきたのかなぁ・・・と思います。ただ、一方では、活動再開後に拒食症を患ったり、自傷行為が(この記事を読む限り、今でも?)続いていたりというニュースがちょっと気にかかるところ。曲を聴く限りだと、「病んだ」部分はあまり感じられないのですが、逆に、音楽に対して、自分の全てをぶつけきれていないのかなぁ、なんてことも感じてしまうのですが・・・。

いろいろと気にかかる部分もあるベスト盤ですが、冒頭の映画祭でのうれしいニュースもあったり、現在も精力的に活動を続けているなど、今後もコンスタントに名曲を私たちに届けてくれそう。まだまだ、彼女の活動からは目を離せなさそうです。

評価:★★★★★

Cocco 過去の作品
エメラルド


ほかに聴いたアルバム

LIVING/MAMARAID RAG

LIVING

爽やかなポップソングが気持ちいい、田中拡邦のソロ「バンド」、MAMARAID RAGの新作。ちょっと渋谷系っぽい(?)「都会」や、ボッサ風の「Living」などを挟みつつ、全体的には爽やかなシティーポップ。「君がいるから」のような、ブルージーなギターも目立ちました。一方では、全体的にはどうしてもキリンジと似たような部分も感じてしまって、その点では、ちょっとパンチ不足も気になる点は前作と同様。あとひとつ、乗り越えなければいけない壁があるような・・・。

評価:★★★★

MAMALAID RAG 過去の作品
the essential MAMALAID RAG
SPRING MIST

100% DISCO HITS! SUMMER PACK/the telephones

100% DISCO HITS!SUMMER PACK

「DISCO」とタイトルにつく曲を集めた企画盤的なアルバム。10月にリリース予定のアルバム「Rock Kingdom」からの先行リリース曲も収録されています。タイトル通りの、ディスコに、ロックサウンドを加えたような、ダンサナブルで、かつビート感ある曲が並んでいて、the telephonesの真骨頂といった感じ。似た曲が多いのはマイナス要因ながらも、30分弱の内容なので、ダレることなく、一気に聴くことが出来ます。the telephones最初の1枚としてはうってつけのベスト盤的内容だと思います。

評価:★★★★★

the telephones 過去の作品
DANCE FLOOR MONSTER
A.B.C.D.e.p.
Oh My Telephones!!! e.p.

We Love Telephones!!!

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2011年9月14日 (水)

アイドル系が少ない(!)

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

今週は、EXILEの弟分ユニットが初の1位です。

【イベント参加券無し】FIGHTERS(DVD付)

1位は、三代目J SOUL BROTHERS「FIGHTERS」が獲得。日テレ系ドラマ「ろくでなしBLUES」主題歌で、初動売上8万3千枚は、前作「LOVE SONG」の3万9千枚から大きくアップ。初の1位獲得となりました。余談ですが、Wikipediaによると、「ろくでなしBLUES」に関しては

「サブタイトルのネーミングやストーリーの演出にローリング・ストーンズ、THE BLUE HEARTSの影響が見受けられる。またブルーハーツ公認で、メンバーをモチーフとしたレギュラーキャラクターも登場している。」

だそうです。でも、主題歌は三代目J SOUL BROTHERS・・・大人の都合を感じてしまいます(苦笑)。挿入歌に、ブルハが使われているのが、せめてもの救いでしょうか?

2位初登場は、堂本剛「Nijiの詩」。ちょっと荘厳な感じもするナンバーで、歌詞も含めて、いい意味でも(悪い意味でも)ちょっと「中二病」的な雰囲気も(笑)。(もっとも、ポップソングには、「中二病」的な要素って重要だったりするのですが・・・)初動7万6千枚は、前作「縁を結いて」の9万1千枚からダウン。あまりこの路線の受けはよくないみたいで・・・。

3位は先週2位のAKB48「フライング・ゲット」がワンランクダウンでベスト3をキープしています。

以下、4位以下の初登場は・・・

4位にはロックバンドflumpool「証」がランクイン。NHK「みんなのうた」に採用され、また、「NHK全国学校音楽コンクール」中学生の部課題曲だそうです。NHKにベッタリのこの曲。完全に紅白に向けての取り込みでしょうか?「NHK全国学校音楽コンクール」中学生の部課題曲は、3年前はアンジェラ・アキの「手紙」で、おととしはいきものがかりの「YELL」と、ある意味、ここ最近、完全に売れ筋のタイアップになっています。ただ、学校の音楽コンクールで、これだけヒット曲を起用して、学生に必要以上に媚びる姿勢って、正直いかがなものかと思うのですが。初動売上3万4千枚は、前作「どんな未来にも愛はある」の3万2千枚から若干のアップです。

6位にはハロプロ系アイドルユニット℃-ute「世界一HAPPYな女の子」がランクインです。初動売上は1万7千枚。前作「桃色スパークリング」の1万8千枚から若干ダウン。2万1千枚→2万4千枚→2万1千枚→1万8千枚→1万7千枚と、ほぼ横バイながらも、漸減傾向が続いています。

7位8位はヴィジュアル系バンドが並びました。7位にはNIGHTMARE「SLEEPER」、8位にはAlice Nine「Heart of Gold」が並んでいます。NIGHTMAREは、本人たち出演のジェムケリーのCMソング。ただ、初動売上1万6千枚は、前作「VERMILION.」の1万9千枚からダウン。タイアップ効果はなかった模様・・・。Alice Nineは、前々作「Stargazer:」以来のベスト10ヒットですが、初動売上1万3千枚は、12位だった前作「BLUE FLAME」の1万4千枚から若干ダウンしています。

初登場最後、9位には、独特な音楽性で高い人気を誇るハードコアバンドBRAHMAN「霹靂」がランクイン。EGO-WRAPPIN'と組んだ前作「SURE SHOT」は、初登場12位、初動8千枚だったのに対して、初動1万枚と若干のアップ。ただ、BRAHMAN単独名義だった前々作「Handan's pillow」の1万6千枚からはダウンしてしまいました。

ここ最近、シングルチャートのほとんどがアイドル系、という状況が続いていましたが、今週は、アイドル系は、堂本剛、AKB48、℃-uteの3曲のみ。久しぶりにバンド系が目立ったチャートになっています。ただ、また来週はモーニング娘。や韓流などのアイドルグループの初登場が増えそうですが・・・。

では、着うた&アルバムチャートは金曜日に~。

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2011年9月13日 (火)

美しすぎるコンピレーション

Title:THE LIGHT SHINES INTO YOUR DREAM

Lightshines_2

イギリスのギターロックバンドを中心にリリースしている、インディーレーベルVinyl Junkie Recordingsが、東日本大震災救援・復興支援として、iTunesでリリースされたコンピレーションアルバム。

いわゆるシューゲイザー、ドリームポップと呼ばれるミュージシャンたちが数多く参加したアルバムで、ChapterhouseやRINGO DEATHSTARR、日本からもCoaltar Of The Deepers、cruyff in the bedroomといったバンドが参加しています。

しかし、その中でも話題を呼んだのがMy Bloody Valentineの参加!それも、なんと未発表音源で!!2008年に参加したフジロックからの音源なのですが、これだけでも要注目のコンピ盤でしょう。

ただ、そんなマイブラに限らず、このコンピに収録されている曲は、実に美しく耳を惹かれる、ドリーミーなポップソングばかり。最近はやりの言い方をすれば、「美しすぎるコンピレーションアルバム」といった感じでしょうか(この言いまわし、正直、嫌いなのですが(苦笑))

そんな中でも、耳を惹かれたのは、まずCOALTAR OF THE DEEPERS「Hallucination」。打ち込みのリズムにのる分厚くノイジーなギターが、実に心地よいナンバー。特撮の活動も復活したり、ワーカホリック的なNARASAKIですが、ディーパーズの活動も復活してくれ!!!続くRINGO DEATHSTARR「Every Time I Leave You」も、これでもかというほど分厚いギターサウンドとポップなメロディーが、シューゲイザー好きの壺をつかれそうな作品です。

個人的に、一番インパクトが大きかったのが、Pia Frausというエストニア(!)のバンド。リヴァーブのかかったギターの音は、これでもかというほど歪んでいて、不気味な雰囲気を醸し出しているにも関わらず、メロディーと、女性ボーカルは、非常にピュアで透き通った感じ。このアンバランスさがたまりません!

そして、オオトリで締めくくるMy Bloody Valentine「To Here Knows When」は、フィードバックノイズ健在!とばかりにギターノイズが鳴り響きます。このコンピに入っている曲は、素晴らしい曲が多かったものの、やはりマイブラの音は今なお圧巻ですね。ああ、この場にいたかったなぁ・・・。ただ、もっとも、「過去の曲をなぞる」よりも、「2011年の今、マイブラはどのような新しい音を鳴らすのか」の方に興味がそそられるのですが・・・。

このアルバム、Chapterhouseやマイブラのようなベテランも参加しているのですが、ほとんどが、「ニューゲイザー」などと括られる作品の若手バンド。それだけに、ここ最近のシーンが、いまだに活気づいていることを感じられ、うれしくなると同時に、ここに参加しているミュージシャンの曲を、いろいろと聴いてみたいなぁ、とも思います。

シューゲイザー、ドリームポップ好きは、無条件で購入すべきアルバム。東北復興の手助けにもなりますしね~♪他、ポップソング大好き、ギターロック大好き、という方も気に入りそうなアルバムです。

評価:★★★★★

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2011年9月12日 (月)

B'zの王道を行く

Title:C'mon
Musician:B'z

C'mon(通常盤)

今のB'zって、完全に「安定期」にあるよなぁ、という感じを強く受けた新作。

「MONSTER」以前は、今風のへヴィーロックに歩み寄ったり、アルバム毎に、いろいろな方向性を模索したように感じましたが、「ACTION」以降、変な挑戦心を起こすよりも、B'zらしさを追及した作品が続いているような感じがします。

まあ、いい意味でも悪い意味でも「大いなるマンネリ」といった感じ。もちろん、それなりに楽曲によってバリエーションを持たしていたりして、「ボス」では社会風刺の歌詞を書いてきたり、ちょっと歌謡曲的な「Too Young」を入れてきたりしています。

ただ、アルバム全体としては、いつものB'z。ただ、「ACTION」あたりでは、マンネリさが気になって、アルバム全体がだれていたような印象を受けていたのですが、前作「MAGIC」あたりから、また楽曲がリスナーの壺をついてきたような感じがします。B'zとして、活動が長くなってきて、「マンネリ感」が否めない中、いい意味でふっきれたといった感じでしょうか?

「さよなら傷だらけの日々よ」では、この年になって、それもへヴィーなサウンドなのに「ボク」という言葉を普通につかってきたり、「ザ・マイスター」の砕けた表現とかも、彼ららしさを強く感じます。男らしいへヴィーなギターサウンドと、ちょっと弱々しさを感じる歌詞のアンバランスという彼ららしさも相変わらずといった感じ。

これからの彼らは、大いなるマンネリ路線で突き進むのかなぁ。まあ、ただ、それもそれでまた、彼ららしい感じもするのですが。ただ、本作のような勢いが続けば、まだまだB'zの人気は続きそうです。

評価:★★★★

B'z 過去の作品
ACTION
B'z The Best "ULTRA Pleasure"
B'z The Best "ULTRA Treasure"
MAGIC


ほかに聴いたアルバム

RE:SUPERCAR 2/スーパーカー

RE:SUPERCAR 2-redesigned by nakamura koji-

スーパーカーの作品を、ナカコーが再構築してあらたにまとめた企画アルバムの第2弾。「1」と同様、スーパーカーのイメージを大幅に変えるものではないものの、原曲のイメージから異なる作品もあり、好き嫌いはわかれそう。今のナカコーの興味のありかがわかる一方、全体的にはポピュラリティーがちょっと後進してしまっているのは残念。

評価:★★★★

スーパーカー 過去の作品
RE:SUPERCAR 1

ビギンの島唄 オモトタケオのがベスト/BEGIN

ビギンの島唄 オモトタケオベスト

BEGINは、いままで、沖縄の島唄を歌ってきましたが、そんな楽曲を集めたベスト盤。底抜けに楽しい楽曲から、しんみりと聴かせる楽曲まで、聴いている側にも、沖縄住民のリアリティーが伝わってくるよう。さりげない日常生活を織り込んだ歌詞は、さすが生まれも育ちも沖縄の彼らならでは、といった感じでしょうか?

評価:★★★★★

BEGIN 過去の作品
3LDK
ビギンの島唄 オモトタケオ3

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2011年9月11日 (日)

王道UKギターロックバンド、ここにあり。

Title:FAMOUS FIRST WORDS
Musician:VIVA BROTHER

フェイマス・ファースト・ワーズ

もともと、BROTHERとしてデビューしたものの、同名のバンドから訴えられ、VIVA BROTHERと改名した、イギリスの4人組ロックバンド。イギリスのギターロックの王道とも言うべき楽曲が話題となっています。先日、サマーソニックでも来日しましたね。

感想をぶっちゃけていってしまうと、もう、ブリットポップが好きだったのなら、手放しでうれしくなってしまうアルバムです。

彼らの作品を、あえて例えるなら、初期のblurと初期のoasis足して2で割った感じ。まじで。

もともと、blurを手がけていたスティーヴン・ストリートによるプロデュースということも話題になりましたが、「NEW YEAR'S DAY」からはじまる、どこかひねくったギターポップ路線は、blurを彷彿とさせます。特に、「HIGH STREET LOW LIVES」のギターなんて、まるっきりblurだし。

と思えば、続く「ELECTRIC DAYDREAM」なんかは、完全にoasis(笑)。特に、ギターなんかは、ノエル??と思っちゃうほど(^^;;まあ、全体的には、oasisよりも、blurみたいな雰囲気の作品が多いのですが、ここらへんのバンドが好きなら、素直にうれしくなっちゃうかも。

ラストの「TIME MACHINE」は、ヘヴィーなギターリフが印象に残るヘヴィーなナンバーながらも、サビは一発で耳に残るメロディーで、ライブではみんなで歌い出せそうな曲・・・というのも、ある意味、oasisっぽいなぁ(笑)。

まさに王道を行く路線なのですが、ちょっと気にかかるのは、上にも書いた通り、どうしてもblurやらoasisやらの影がちらついて、VIVA BROTHERだけが持っている個性を、まだ確保していないのではないか、という点。ここらへん、次回作以降の課題だし、もし、個性がもてないままなら、このままフェイドアウトしてしまう危険も。

もっとも、そこらへんを差し引いても、十分はまってしまったのは、それだけこのバンドにメロディーセンスがあって、きちんと聴かせる曲を書けるから。それだけ実力は持っているバンドだと思います。次回作以降にも期待!

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

Pilgrim's Progress/Kula Shaker

ピルグリムス・プログレス

で、こちらはそんなイギリスギターロックバンドが華やかだった時代の代表格バンド、Kula Shakerの、再結成2作目となる4枚目。前作は普通のギターロックといった感じだったのですが、今回は、フォーキーな作風の中に、ちょっとサイケなテイストが入った、独特の感触のするアルバム。さらなる進化を求めて活動を続けている感じはするけども、ちょっとパンチ不足の感も。

評価:★★★★

Kula Shaker 過去の作品
Revenge of the king
STRANGE FOLK

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2011年9月10日 (土)

惰性のアルバム

Title:Serendipity
Musician:渡辺美里

Serendipity

オリジナルアルバムとしては、4年ぶりのニューアルバムとなる渡辺美里。かつては、夏の代名詞として、毎年7月にアルバムをリリースしていましたが、最近は、オリジナルアルバムのリリース間隔も、すっかり開くようになってしまいました・・・。

そんな久しぶりのニューアルバムなのですが、感想は?と言われると、正直、困ってしまいます。一言で言うと、特に感想がない(苦笑)。

ちょっと厳しいことを言ってしまうと、完全に惰性のアルバムといった感じがします。一応、活動を続けている以上、何かつくらなければいけないのでつくった。そんな感じ。

全く聴けない駄作か、と言われると、そうでもありません。佐橋佳幸が作曲、編曲を手がけた「ロマンティック・ボヘミアン」なんかは、美里らしいポップスロックのナンバーといった感じがしますし、盟友の大江千里も何曲か提供しています。一方では、作曲陣には、100sの山口寛雄や、SUEMITSU&THE SUEMITHこと末光篤も参加したりもしています。

1曲1曲に関しては、決して悪い曲ではありません。ただ、一方では、これといったキラーチューンもなく、また楽曲に関しても勢い不足。大江千里には、正直、かつてのような勢いは感じられず、山口寛雄や末光篤も、もちろん才能あるミュージシャンなのですが、残念ながら、80年代の小室哲哉や岡村靖幸には及びません。

あと、歌詞もなぁ・・・。かつての美里の歌詞は、同年代の若者の心情を見事に捕らえた歌詞が非常に魅力的なのですが、残念ながら、このアルバムの歌詞の世界は、あの時代、中高生だった・・・いまはおそらく30代後半から40代の人たちの心情を描いた、とはいえません。

もうひとつ気になるのが肝心のボーカル。悪い意味でこなれた感があって、平坦な感じがするんですよね。もちろん、声量は安定していて、安心して聴けるんですが、昔のボーカルの方が、ちょっと危うかった反面、感情がもっとこもっていたように感じるんですよね・・・。

新たなものに挑戦するわけではなく、原点回帰をする訳でもなく、なんとなく、4年も間があいちゃったので、とりあえず作りました、的な印象がぬぐえない、そういう意味で、惰性のアルバムといった感想を持ってしまいました。まあ、無理に背伸びしたり、無理に今風を気取ったりして、痛い作品をつくってしまうよりは、よっぽどいいとは思うのですが。

評価:★★★

渡辺美里 過去の作品
Dear My Songs
Song is Beautiful


ほかに聴いたアルバム

Choice/NONA REEVES

アメリカでもっとも権威のあるヒットチャート、Billboard。2007年には日本にも進出に、ヒットチャートを公表していますが、今回、なんと「Billboard Records」というレーベルを立ち上げました。その第1弾が、NONA REEVESによるカバーアルバム。ヒットチャートが、もっとも輝いていた80年代のヒット曲をカバーした今回のアルバム。まさに、「Billboard Records」第1弾としてはうってつけのアルバムでしょう。

カバーに関しては、必要以上に独自の味付けをしないで、元曲の良さそのままに歌い上げています。その中でも、もっとも力が入っているのは、やはりマイケル・ジャクソンのカバー「Smooth Criminal」でしょう。NONA REEVESの西寺郷太は、マイケルを敬愛してやまず、マイケル・ジャクソンの研究家としておなじみですが、このカバーでは、完全にマイケルになりきっています(笑)。そのうち、まるごとマイケル・ジャクソンのカバー曲でまとめられたカバーアルバムを出しそうだな(笑)。

他もプリンスやビリージョエル、イーグルスなどのカバーに対しても、愛情の感じられるカバーにまとめています。本当にポップミュージシャンを愛しているのカバーなんだなぁ、ということが、強く感じられる1枚でした。

評価:★★★★★

NONA REEVES 過去の作品
GO

OUTTA HERE/COMEBACK MY DAUGHTERS

Outta Here

約2年9ヶ月ぶりのニューアルバム。フォーキーなメロディーラインが魅力的。その美メロにしんみり聴きほれちゃう一方、もう一歩、キラーチューンがなく、アルバム全体としてインパクトが薄めなのがちょっと気になるかも。

評価:★★★★

COME BACK MY DAUGHTERS 過去の作品
EXPerience

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2011年9月 9日 (金)

なんだかんだいってもまだまだ強い・・・(?)

今週の着うたチャート

2011年8月31日~2011年9月6日付チャート

今週の着うたチャート、1位2位は先週と変わらずでした。

【多売特典生写真無し】フライングゲット(Type-A)(生写真1種ランダム封入)(通常盤)

1位はAKB48「フライング・ゲット」。これで着うたチャートでは3週連続の1位となります。2位は、先週も2位だった福山雅治「家族になろうよ」。シングルチャートでは見事1位を獲得しましたが、着うたチャートでは残念ながら2週連続の2位。そして3位には、先週4位だったKG「君じゃなきゃ duet with 安田奈央」がランクアップ。ベスト3入りを果たしました。

4位以下の初登場は・・・

まず、浜崎あゆみの曲が2曲同時にランクイン。今週のアルバムチャートでもランクインしてくるミニアルバム「FIVE」収録曲で、バラードナンバーの「beloved」が4位、AAAの浦田直也が参加した「ANother song feat. URATA NAOYA」が8位に、それぞれランクインしています。

で、6位に初登場したのがJUJU「BELOVED」・・・・偶然にも同名異曲が、2曲ランクインしています。ソニーNEW"α"CMソングのこの曲は、GLAYの1996年の大ヒット曲のカバー・・・って、もう15年前の曲になるんだぁ・・・。8月31日にリリースされた「YOU」のカップリングで、シングルチャートではアルバムからのリカットということもあり、残念ながら初登場28位に終わっています。アルバム「Request」が大ヒットしたから、今後はこの手のカバーをしばらく歌っていきそうだなぁ。

初登場最後。7位にはEXILEの弟分の男性ボーカルグループ三代目 J Soul Brothers「FIGHTERS」がランクイン。日テレ系ドラマ「ろくでなしBLUES」主題歌で、9月7日に発売されたシングルからの先行配信になっています。

他にベスト10復活組としては10位にLA在住のR&BシンガーChe'Nelle「Baby I Love You」が先週の12位からランクアップ。2週ぶりのベスト10返り咲きとなっています。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

なんだかんだ言っても、まだまだ強いですね。

FIVE(DVD付)

アルバムチャート1位は、浜崎あゆみのミニアルバム「FIVE」が獲得。着うたチャートでも、今週2曲同時にベスト10入りしましたが、アルバムチャートでは1位獲得。相変わらずの強さを見せつけた・・・のですが、初動売上は12万7千枚で、前作「Love songs」の18万枚からさらにダウン。ミニアルバムだから、という理由もあるのでしょうが・・・下落傾向が続いています。

2位は、アメリカの、人気ミクスチャーロックバンドRED HOT CHILIPEPPERS「I'M WITH YOU」がランクイン。ジョン・フルシアンテ脱退後初となる、5年ぶりのニューアルバム。初登場2位というのは、日本での高い人気を感じます・・・が、初動売上7万3千枚は、前作「Stadium Arcadium」の13万9千枚からはほぼ半減という厳しい結果になっています。

続く3位も初登場。UNICORN「ZII」がランクインです。タイトル通り、5月にリリースしたアルバム「Z」の続編。比較的、お遊び的要素も強い、ユニークな小品といった感じで、初動売上3万4千枚は、その「Z」の5万4千枚よりもダウンしていますが・・・まあ、アルバムのおまけ的なミニアルバムなので、こんなところでしょうか?

以下、4位以下の初登場は・・・

6位にCNBLUE「392」が入ってきました。また出てきた(苦笑)韓流のミュージシャンで、今回は、アイドル的要素の強いバンド。日本では2枚目のフルアルバムですが、前作「ThankU」が最高位90位だったので、そこから大きく順位をあげて、初のベスト10入りとなりました。

そして、9位には、入ってきました!神聖かまってちゃんのニューアルバム「8月32日へ」。前作は「つまんね」と「みんな死ね」の同時リリースで、どちらも初動売上7千枚だったのですが、それよりアップの初登場1万枚を記録し、シングル、アルバムあわせて、初のベスト10ヒットとなりました。

今週の着うた&アルバムチャートは以上!チャート評は、また来週の水曜日に~。

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2011年9月 8日 (木)

難しいことを考えずに楽しめる作品

Title:Self Help For Beginners
Musician:Autokratz

Self Help for Beginners

難しいことを何も考えずに、素直に楽しめるアルバム。もちろん、いい意味で。

Autokratzのアルバムを端的に言ってしまうと、そんな感じなのかなぁ?前作「Animal」も、奇をてらわない、素直なダンスアルバムだったのですが、今回の新作も、難しいこと抜きの、素直でポップなダンスアルバム。おそらく、幅広い層のリスナーが楽しめそうなアルバムになっています。

そして、今回のアルバムは、前半は、彼らの持ち味であるポップなメロディーラインを前に押し出した、聴かせる作品がメインに、後半は、強いビートを前に押し出した、フロア志向の踊らせる作品がメインとなる構成になっていました。

特に前半に関しては、「Opposite Of Love」「Last Light」あたりのメロは、マイナーコード主体の哀愁を感じさせるメロディーで、日本人の琴線にも触れそう。つかみとしてはバッチリ。そんな感じでしょうか?

後半に並んでいるフロア志向の曲については、ライブで聴くと、すごく気持ちよさそう~~!!特に、王道ともいえる「R.I.S.E.」あたりは、CDで聴いているだけでトリップできそうですし、今風の強いビートが耳を惹く「A-Train」あたりも同じく、といった感じ。壺を押さえた音作りが、聴いていてとても気持ちいいアルバムになっています。

テクノ、エレクトロ好きには、文句なしにお勧めの1枚。リズミカルなダンスナンバーもいいのですが、メロディーがいいユニットだけに、CDで聴いていても、全く飽きずに最後まで楽しめた作品でした。

評価:★★★★★

Autokratz 過去の作品
Animal

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2011年9月 7日 (水)

アイドル系以外の1位は久しぶりでは?

毛皮のマリーズ、バンド解散を公式に発表

正直、解散のニュース自体よりも、このニュースがYahoo!のトップニュースになっていたのが驚いた(笑)。そんなに人気があるバンドだったんだっけ?最新作は一応、ベスト10ヒットになっているけど・・・。

残念なニュースには間違いないけど、最新作「ティン・パン・アレイ」が、事実上、志磨遼平一人による作品だったそうなので、そうなると解散という道は必然なのかなぁ・・・とも思ったりして。メンバーそれぞれのこれからの活躍にも期待したいところです!

今週のシングルチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

なんか、アイドル系以外が1位って久しぶりな気がする・・・。

家族になろうよ / fighting pose

今週1位は、福山雅治のニューシングル「家族になろうよ」がランクイン。先週の着うたチャートでは2位でしたが、シングルでは、初動売上15万5千枚。残念ながら前作「蛍」の初動売上15万8千枚からは若干下回ってしまったものの、堂々の1位獲得です。「ゼクシィ」CMソング。今年の結婚式の定番になりそう。

2位はAKB48「フライングゲット」がワンランクダウンでランクイン。3位は、韓国の男性アイドルグループSHINee「JULIETTE」が初登場でランクイン。これが日本での2作目となりますが、初動売上5万3千枚は前作「Replay -君は僕のeverything-」の9万1千枚より大きくダウンしてしまいました。

以下、初登場は・・・

4位タッキー&翼「Journey Journey~ボクラノミライ~」がこの位置。ご存知、ジャニーズ系のデュオなのですが、まだシングル出していたんだ・・・といった感じ(苦笑)。前作「愛はタカラモノ」の初動売上6万9千枚から大幅ダウンの3万5千枚。ジャニーズ系が活躍する中、かなり苦戦気味です。

5位初登場はavexの男女混合ユニットAAA「CALL」。小室哲哉作曲による作品が続いていましたが、本作の作曲は宅見将典。残念ながら、小室作品ではありません。初動売上3万5千枚は、前作「No cry No more」の4万7千枚からダウン。小室先生から離れた影響か??(笑)。

6位には、ビジュアル系ロックバンドthe GazettE「REMEMBER THE URGE」がランクイン。この間のサマソニでライブを見てきました。前作「VORTEX」が初動2万3千枚だったのに対して、3万3千枚とアップ。ここ最近、初動売上が2万5千枚→3万6千枚→2万3千枚、そして3万3千枚と変動が続いていますが、前々作はCMのタイアップ効果があっただけに、ノンタイアップのこの曲が初動で3万枚を超えてきた点は大きいかも。

7位には、先週もランクインした、アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%」からのキャラソン、一ノ瀬トキヤ(宮野真守) 「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%アイドルソング 一ノ瀬トキヤ(七色のコンパス)」がランクイン。先週ランクインした「オリオンでSHOUT OUT」が初動1万3千枚で、こちらは初動1万4千枚。ほぼ固定ファンといった感じでしょうか?典型的なアイドル歌謡曲といった感じで、ちょっと一昔前っぽくて、ベタな雰囲気は、韓流アイドルに通じる部分があるかも?

最後。9位にはビーイング系の4人組バンドGARNET CROW「Misty Mystery」がランクイン。 ご他聞に漏れず、アニメ「名探偵コナン」のテーマ曲です。ていうか、最近、「名探偵コナン」のタイアップがつかないとベスト10入りは厳しくなってきていますね・・・初動売上1万1千枚は、前作「Smiley Nation」の9千枚からアップしています。

今週のシングルチャートは以上。着うた&アルバムチャートは金曜日に!

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2011年9月 6日 (火)

いつものFoW

Title:Sky Full Of Holes
Musician:FOUNTAINS OF WAYNE

スカイ・フル・オブ・ホールズ

美メロをコンスタントに書いてくるミュージシャン・・・って、日本にも多いけど、やはり美しいメロディーラインを書けるってのは、すごく強みだなぁ、と思います。だって、アルバムで大ハズレってのがないもの。例えていえば、カレーライスみたいな感じ?どんなまずそうなお店で食べても、スキー場のレストランとかで食べても、カレーライスは大ハズレがない、という意味で・・・(??)。

本作でも、やはり漠然と聴いていても耳を惹き付けられるような美メロの曲を聴かせてくれています。「ACTION HERO」とか「A DIP IN THE OCEAN」とか、メロディーラインに惹かれますし、マイナーなサビが哀愁を感じさせる「THE SUMMER PLACE」もFoWらしい感じ。アコースティックな「A ROAD SONG」も、胸キュンなメロディーが印象に残ります。

全体的には、パワーポップ路線よりも、アコースティック路線の曲が目立った今回のアルバム。決して派手さはありまえんが、飽きずに聴けるアルバムであるのは間違いなく、それって、やはりメロディーがこれだけいいからなんだろうなぁ、ということをあらためて感じます。

ただ、一方で、ちょっと厳しいことを言ってしまえば、無難といえば無難。美メロは並んでいるものの、いままでの彼らのアルバムに比べて、プラスアルファとなる要素はあまり感じられず、いい意味でも悪い意味でも、いつものFoWだなぁ、という感想で終わってしまうアルバムのようにも感じました。

もちろん、駄作では決してないので、ファンの方はもちろん、FoWの最初の1枚としても悪くはないと思うのですが・・・。

評価:★★★★

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2011年9月 5日 (月)

好き嫌いはあるかもしれなけど

Title:5年後の世界
Musician:特撮

5年後の世界

大槻ケンジ率いる特撮が復活!5年ぶりとなるニューアルバムをリリースしました。タイトルが「5年後の世界」というユーモラスなタイトルがまた、オーケンらしいのですが・・・。

ただ、正直言うと、「特撮として5年ぶり」と言われても、ちょっとピンと来ませんでした(笑)。というのも、「大槻ケンジと絶望少女達」としてリリースされたアルバムは、事実上、特撮の新譜のような内容でしたし、筋肉少女帯としての活動があり、そこに三柴理が参加していたり、と、オーケンと特撮のメンバーがからむことも多く、特撮というバンドの不在をあまり感じませんでした。

そして、今回のアルバムも、純然たるオリジナルアルバムではありません。「オム・ライズ」「ロコ!思うままに」などのセルフカバーが収録されている他、大槻ケンヂと絶望少女達名義でリリースした「人として軸がぶれている」や水木一郎と特撮名義でリリースした「かってに改造してもいいぜ」の特撮としてのカバーも収録されており、一種のベスト盤的な要素も含まれています。

それでも、「5年後の世界」で、美しくも歪んだ、独特な三柴理のピアノが流れた瞬間から、このアルバムに完全にはまってしまいました。どちらかというとメタル色が強い筋肉少女帯に比べると、特撮は、今風のヘヴィーロック、オルタナ的要素も強く感じられ、メタルが苦手でも聴きやすい内容かも。

終始、ヘヴィーなバンドサウンドで押せ押せな感じのアルバムなのですが、その中で特筆すべきなのが、ちょうど中盤に収録されている、三柴理によるピアノソロ「追憶」!戦場の咲く一輪の花のように美しく、でもどこか歪んだ雰囲気を感じるこの曲が、アルバムの中盤に突然あらわれた時には、おもわずゾクゾクっとしてしまいました。

アニメ「さよなら絶望先生」や「かってに改蔵」に使用された曲も多い関係で、途中に声優が参加している曲が多く、そういう意味ではあの独特なアニメ声が苦手・・・という方には、ちょっと辛い作品かも(まあ、オーケンのファンで、そういう方は少ないかもしれませんが)。

寄せ集め的なベストという評価も否めないため、そういう意味でも、純然たる新作が聴きたかった、という意見も多いみたいですが、ベスト盤的に聴けることもありますし、セルフカバーがさらに音的に分厚くなり、攻撃的になった点で、個人的には、かなり満足度の高い作品でした。なによりも、「5年後の世界」「霧が晴れた日」「Dead or Alive」といった新作がどれも素晴らしく、そういう意味でも、次にリリースされるであろう新作にも期待を持てる作品でした。

評価:★★★★★

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2011年9月 4日 (日)

PVが大きな話題に

Title:GOBLIN
Musician:TYLER,THE CREATOR

ゴブリン

アメリカで、大きな話題となっているTYLER,THE CREATOR。OFWGKTAというHIP HOP集団の中心人物で、いままで、ネットでの無料配信で曲を発表してきたみたいですが、このアルバムは、初のCDでのリリースとなり、ビルボードチャートでも5位に入るヒットとなりました。

その中でも話題となったのが、このアルバムに収録されている「YONKERS」のPV。カニエ・ウエストも絶賛したとか。内容は、「ゴキブリを食べて、その後自殺する」というとんでもない内容で、正直、ちょっとグロも入っているので、閲覧注意なのですが・・・日本語の字幕入りがYou Tubeにアップされていましたので、興味ある方は・・・↓

さて、そんな話題の人、TYLER,THE CREATORですが、基本的に、内向きで、暗い内容のリリックが、とにかく印象的。PVのようにグロテスクな内容も含まれていますが、犯罪行為を鼓舞するような、ギャングスタのそれとはまた違う、若者の日常をリアリティー豊かに描いています。

ちょっと病んでいるようにも感じる内容は、ともすれば鬱屈した日常をおくっている、今の日本の若者にも通じる部分すらあるのでは?歪んでいながらも、物語性のある内容は、どこかEMINEMを彷彿とさせますし、EMINEMが好きなら、気に入りそうなリリックもチラホラ。

リリックの中で印象的だったのが「HER」で、家にとじこもりきりのオタッキーな青年が、好きな女性を妄想するような内容は、結局どこの世界の若者も、似たようなもんなんだなぁ、と思ったり思わなかったり(^^;;

そして、そんなリリックがのるトラックも、印象的。基本的に低音のエッジの効いたリズムがゆっくり奏でられており、音数は少なめ。ある意味、空間の多い音づくりながらも、ダークな雰囲気の音が、楽曲のある種の「ヤバさ」を増長しています。

アメリカで話題になったのも納得の作品で、歌詞カード片手に聴き入ってしまったのですが、ちょっと残念な点が。それは、全体的に、バリエーションが少なかったかなぁ、という点。似たような曲が多く、最初はトラックも含めて衝撃が走ったのですが、後半、徐々にだれはじめたのも事実で・・・。

あと、EMINEMと似た精神性を感じる反面、EMINEMは、悪意のかたまりのような楽曲にもユーモアセンスを入れて、エンタテイメントとしてまとめているのに対して、このアルバムではそんなユーモア性はあまりありません。そういう意味では、聴いていてちょっと疲れてくるような内容だったかも。ここらへん、もうちょっとユーモア性が曲に加わればおもしろいと思うのですが・・・。

そこらへんの気になる点はあったものの、傑作アルバムには間違いないと思います。日本盤は対訳もついているので、こちらがお勧めかも。

評価:★★★★★

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2011年9月 3日 (土)

当然の感情を否定すべきではないのでは?

Title:Heart to Heart
Musician:槇原敬之

Heart to Heart

槇原敬之のニューアルバム。このアルバムに関しては、どうしてもある2曲の感想を書かざるを得ません。その2曲は「Appreciation」「軒下のモンスター」。ある意味、問題作ともいえる作品です。

ネットでも既に話題になっているので、このアルバムを聴いていなくてもご存知の方も多いでしょう。「Appreciation」の歌詞の内容は端的に言うと、「原発事故で批判するよりも先に、『電気をつくってくれてありがとう』と言おう。いえない人は、心が汚れている」と捉えかねないような内容になっています。

その解釈については、いろいろな意見が出ているようで、必ずしも、反原発に対する批判ではない、という意見も多く見受けられます。ただ、上で示したような解釈だとすれば、原発事故に対する批判としては、明らかに論点がズレていますし、もし、それを意図していないとすれば、特にラブソングに関しては、男女関係の微妙な心理を見事に言及している歌詞を数々生み出した彼にしてみれば、言葉足らずの歌詞ではないか、といわざるを得ません。

好意的に解釈すれば、「日常が失われた時、憎むより先に失った日常に感謝しよう」というところでしょうか?ただ、そうとして、大きな違和感が残ります。この間の大震災や、原発事故が発生し、日常が失われた時に、私たちが、まず怒りや憎しみの感情を抱くのは、人間として、当然ではないでしょうか?怒りや憎しみ、あるいは悲しみや妬みという感情は、確かにマイナスの感情ですが、人間として当然持つべき感情です。そして、時として、このような感情から、生きる力がうまれたり、新たな表現が生まれたりします。決して否定すべき感情ではありません。

この「Appreciation」にしろ、同じく震災を題材とした「White Lie」にしろ、私たちの怒りや憎しみという感情を否定して、ただ「感謝しろ」と歌う主張は、正直、疑問に思います。あのような大きな災害を前にして、感謝の気持ちは、怒りや憎しみを受け入れたり、乗り越えたりしてはじめて生まれるのではないでしょうか?怒りや憎しみといった、人間にとって当然の感情を否定するような彼の主張には大きな疑問を抱きます。

また、そういう人間の複雑な感情を無視して、ただ「ありがとうを言おう」「感謝しよう」という主張は、最近の薄っぺらい前向きJ-POPと同じなのでは??この曲に関してもそうですし、最近、彼が歌ういわゆる「ライフソング」にも同じ傾向を見て取れます。以前から感じていた、彼曰く「ライフソング」に対する違和感の理由が、明確になった気がします。

また、もうひとつ疑問があって、ああいう大災害を前にしてまず歌うべきメッセージが、被災者へのいたわりでも、明日への希望でもなく、「感謝すべき」という自分の主張というのも正直「???」。彼って、いい部分でもあるかもしれないけど、悪い意味でも、ちょっとまっすぐすぎるところがあるのかなぁ???

そして、このアルバムの曲でもうひとつ衝撃的だったのは「軒下のモンスター」でしょう。例の事件から、同性愛者ということが明確になり(もともと噂はあったけど・・・)、また、その後、インタビューなどでも自身が同性愛者ということを公言してきたマッキーですが、この曲では、ついに同性愛をテーマとしています。

海外では、ゲイをテーマとした曲もヒットしたことがあるそうですが、日本では、同性愛に対する忌避感も強く残っています。その中でも、同性愛という自分の感情を否定せず、あえて真正面から歌い上げたマッキーの勇気は素晴らしいものと思います。日本でも、中村中のように、性同一性障害を表に出しているシンガーもいますが、彼女の場合、戸籍上は男性でも、心は女性であり、歌詞のテーマも異性愛。また、昔、東京少年というバンドの笹野みちるという女性ボーカリストが同性愛を公言しちょっとした話題になりましたが、マッキーほどの人気ミュージシャンが、同性愛を公言し、それを歌にする、というのは、やはり大きな出来事であると思います。

それだけ大きな意味を持った曲と思うのですが、原発をテーマにしてしまった「Appreciation」の影に隠れてしまったのは残念。「軒下のモンスター」では、同性愛という複雑な感情も否定せずに受け入れているのに、「Appreciation」では、怒りや憎しみという当然の感情を否定しちゃうの?

アルバム全体としては、ここ最近の傾向として、どの曲も一定の水準をクリアしており、安定感が増しています。「Appreciation」と「White Lie」については、違和感が残りましたが、他の曲に関しては文句なし。また、ラブソングの割合も増えてきているので、「ライフソング」に違和感が感じる私でも、その点では楽しむことが出来ました。

ミュージシャンとしては成熟期に入っている彼だけに、まだこれからの活躍も期待できそうなのですが・・・今回のアルバムで感じてしまった違和感は、どうにもぬぐいきれない点があり、非常に残念。その違和感を除けば、★★★★★の評価だと思うのですが・・・。

評価:★★★

槇原敬之 過去の作品
悲しみなんて何の役に立たないと思っていた
Personal Soundtracks
Best LOVE
Best LIFE

不安の中に手を突っ込んで
NORIYUKI MAKIHARA SYMPHONY ORCHESTRA CONCERT CELEBRATION 2010~SING OUT GLEEFULLY!~

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2011年9月 2日 (金)

シングルチャートに続き、2週連続の1位

今週の着うたチャート

2011年8月24日~2011年8月30日付チャート

今週は、話題のシングルが2週連続で1位獲得。

【多売特典生写真無し】フライングゲット(Type-A)(生写真1種ランダム封入)(通常盤)

今週、シングルチャートで1位を獲得したAKB48「フライング・ゲット」が先週に引き続き着うたチャートでも1位を獲得しました。

続く2位には、福山雅治「家族になろうよ」がランクイン。先週の38位からランクアップし、2週目にしてベスト3入りです。8月31日にリリースされたシングルからの先行配信で、ゼクシイのCMソング。タイトル通り、プロポーズをテーマとした楽曲です。

3位には、Every Little Thing「アイガアル」が入ってきました。8月24日にリリースしたシングル。フジテレビの月9ドラマ「全開ガール」主題歌という好タイアップにも関わらずシングルチャートでは17位と惨敗。もう、昔のように、ドラマ主題歌というだけでヒットする時代は終わってしまったんですね・・・。

以下、ベスト10圏内初登場は・・・

4位は、男性R&BシンガーKG「君じゃなきゃ duet with 安田奈央」がランクイン。いつも、女性ボーカルと組んで、着うたヒット狙いの曲をリリースしてくるシンガーです。8月31日発売シングルの先行配信。前作「同じ願いで duet with 真崎ゆか」は最高位26位だったので、大幅アップ。フジテレビ系「ウチくる!?」エンディング曲なのですが、タイアップの影響でしょうか?

6位には、浜崎あゆみ「Why... feat. JUNO」がランクインです。8月31日にリリースしたミニアルバム「FIVE」からの先行配信。元東方神起のジュンスの兄、JUNOとのコラボでも話題になっています。また、この曲をめぐっては、先日のa-nation出演の際、ひと悶着があった、と噂になり、ちょっとした話題になっています。

9位には、女性シンガーTiara「ありがとう。愛してた人 feat. Spontania」がランクイン。9月7日に発売予定のコラボレーション&ラブソング集 「LOVERS~Tiara Collaborations Album~」からの先行配信。前作「時をとめて feat. WISE」は最高位37位だったので、大幅アップとなりました。

他には復活組として、ソナーポケット「好きだよ。~100回の後悔~」が先週の27位から8位にランクアップ。7月26日付チャートで、1位となり、翌週、一気に13位にランクダウンして以来のベスト10返り咲きとなっています。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

アルバムチャート今週の1位は、YUKI「megaphonic」が見事1位を獲得しました。

megaphonic

これで、初登場1位は、ソロ3枚目の「joy」以来4作連続。すっかり「元ジュディマリの」という肩書きが不要になってきた感じです。ただ、初動売上7万6千枚は、前作「うれしくって抱きあうよ」の10万2千枚からダウン。前々作「Wave」は初動売上が22万枚を記録しているので、減少傾向が続いているのが気になります。

今週はベスト3の初登場は1枚のみ。2位はSMAP「SMAP AID」、3位は山下達郎「Ray of Hope」が、それぞれ先週からワンランクずつダウンしています。

3位以下では、初登場が4枚あるのですが、うち3枚が、いずれも韓流の男性アイドルグループ。5位はSUPER JUNIOR-M「太完美(Perfection)」、6位はZE:A「Watch Out!!~熱愛注意報~」、7位はU-KISS「Bran New KISS」と並んでいます。

SUPER JUNIOR-Mは、SUPER JUNIORの派生ユニット。初動売上は1万6千枚。SUPER JUNIORとしての前作「美人(BONAMANA)」が初動5万9千枚からはさすがにダウンです。

ZE:A、U-KISSはどちらもこれが初のベスト10入り。ZE:Aは初動売上1万5千枚で、前作「ZE:A!」の7千枚から、U-KISSは初動売上1万3千枚で、こちらも前作「First Kiss」の7千枚からアップしています。

初登場最後は、10位にMINMI「THE HEART SONG COLLECTION」がランクインです。心に響く「ハート」をテーマに、カバー曲やオリジナル曲を収録した「THE LOVE SONG COLLECTION」に続く企画盤。ただ、初動売上は9千枚と、「THE LOVE SONG COLLECTION」の3万2千枚から大きくダウン。オリジナルとしての前作「MOTHER」の3万2千枚からもダウンしてしまいました。

今週の着うた&アルバムチャートは以上。チャート評は、また来週の水曜日に~。

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2011年9月 1日 (木)

ボーカルに圧巻の一言

Title:I Owe It All to The Word
Musician:Paster Mitty Collier

アイ・オウ・イット・オール・トゥ・ザ・ワード [DVD付]

今回、このアルバムを聴いてみたのは、もともと「ブルース&ソウル・レコーズ」誌で大きく取り上げられていたのがきっかけ。最近、ブルースにはまっていろいろと聴いているのですが、その流れで、「じゃあ、ゴスペルってどうなんだろう?」と思い、手にとってみたわけです。

ミッティ・コリアというミュージシャンは、もともと1960年代にソウルシンガーとして、チェス・レコードからデビュー。1964年に「I Had A Talk With My Man」がビルボードR&Bチャートで3位に入るなど、人気を得ましたが、1971年にポリープを煩い一度引退。その後はキリスト教に深く帰依し、ゴスペルシンガーとして再デビューしたそうです。

ゴスペルというと、映画「天使にラブソングを」などのヒットなどで日本でもおなじみ。あのこれでもかという声量で歌い上げるスタイルは、ある種のわかりやすさがあるため、日本でも「ゴスペル調」の曲はよく耳にします。ある意味、そのため、「こういう音楽なんだろうなぁ」というのはイメージしやすかったのですが・・・。

正直、最初、バックの演奏に関しては、ちょっとフュージョンぽくて、チープじゃない?と思ってしまいました。ただ、バックは、彼女が信頼を得ているミュージシャンたちを起用しているそうで、「チープ」と感じたのは、単純に好みの問題かもしれないのですが。

しかし、このアルバムで圧倒されたのが、ミッティ・コリアのボーカル。パワフルなボーカルのその声量は、「ゴスペル調」で歌う、日本のシンガーの比ではありません!そのうえ、決して声量をはりあげているわけではなく、深い表現力があり、ゴスペルという音楽の性質からでしょうか、慈愛に満ちた優しさを感じさせるボーカルは、聴いているだけで胸が熱くなりそうでした。

附属のDVDでは、彼女の教会でのライブの模様を収録しているのですが、こちらも圧巻のステージ。歌詞が日本語字幕で表示されるのですが、さすがにキリスト教の教えそのままの歌詞は、無神論者の私にとっては(というか、おそらく非キリスト教徒の日本人にとっては)さすがにちょっと・・・と思ってしまう部分もあるのですが(笑)、そのパフォーマンスは、間違いなく惹きつけられます。

いや、このパワフルなボーカルは、キリスト教徒じゃなくても、説得させられちゃいそう(笑)。これを機に、ゴスペルもいろいろと聴いてみたいな。ボーカルにとにかく圧巻されたアルバムでした。

評価:★★★★★

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