評判の傑作を受けての新作
Title:SKYING
Musician:THE HORRORS
前作「Primary Colours」が高い評価を受けたイギリスの5人組ロックバンド、THE HORRORSの新作。ご他聞に漏れず、私も前作「Primary Colours」を聴いて、おもいっきりシューゲイザーなサウンドにはまってしまったくちなんで・・・今回の新作も楽しみにしていました。前作の評判を受けてか、このアルバムはUKチャートで5位に入ったそうで、自身初のベスト10ヒットを記録。やはり前作を聴いて、はまった人が多かったんでしょうね~。
ただ、そんな前作を受けてこのアルバムを聴く限りだと、正直言うと、少々期待はずれだったなぁ、という感は否めません。前作の魅力は、シューゲイザー系直系の、これでもか、というほど歪んだギターサウンドとポップなメロディー、どこか80年代を彷彿とさせるような雰囲気も大きな魅力でした。
それと比べると、今回の作品は、そんな歪んだギターサウンドは、ちょっと後ろに引き気味。「I CAN SEE THROUGH YOU」みたいな歪んだギター+ポップなメロという、壺にはまった曲もありました。ただ、前作以上にポップになり、また、ギターサウンドの他に、エレクトロサウンドなども導入し、音の幅を広げようとした結果、ちょっと中途半端な結果に終ってしまったかなぁ、そんな印象を受けてしまいました。
そんな訳で、THE HORRORSというバンドに興味を持った方は前作を。このアルバムも、決して駄作、というほどではなくて、それなりに楽しめる作品だとは思うんですけどね~。
評価:★★★★
THE HORRORS 過去の作品
Primary Colours
ほかに聴いたアルバム
KORNIII:REMEMBER WHO YOU ARE/KORN
実は、先日のサマソニ、KORNのステージもチラッと見たのですが・・・といっても、最後の方に、後ろでちょっとだけなのですが・・・予想していたよりも、もっとヘヴィーでメタリックなステージだったのが印象に残っています。そんなKORNの王道というか、ストレートで奇をてらわないヘヴィーロック。9枚目なのに「KORN III」というタイトルは、「これがKORNにとって実質的に3枚目だから」という意味で、原点回帰を狙ったみたいです。評価:★★★★
KORN 過去の作品
Untitled
Thank Me Later/DRAKE
このアルバムがデビュー作となるカナダ出身のラッパー。このアルバムは高い評価を得ましたが、今回はじめて聴いてみて、その評価には納得!メランコリックなトラックに、メロディアスな曲も多く、ポピュラリティーをしっかりと確保していながら、音数を絞ったサウンドは、とてもエッジが効いていて惹きこまれますし、DRAKEのラップも、いい意味であくがなく、スマートで、耳を惹きます。傑作です。評価:★★★★★
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