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2011年7月12日 (火)

ライブ感がとても楽しい

Title:LIVE THE LIFE I LOVE
Musician:THE BAWDIES

LIVE THE LIFE I LOVE

これだけ、ソウルやR&B、ブルース、さらには60年代のロックンロールに忠実な音を出していて、かつ、英語詞ながら、シングル、アルバム共に、ベスト10ヒットを記録してしまう・・・AKB48とジャニーズ系と韓流系ばかりのヒットチャートにうんざりしている人も多いかもしれないけども、THE BAWDIESがヒットするような、今の日本の音楽シーンも、まだまだ捨てたものじゃないのでは?

今回のアルバム、軽快で楽しいロックンロールの連続!!もともとロックンロールというのは、CDの前で腕組みして聴く音楽ではなく、みんなで踊って楽しむ音楽なだけに、そういう意味でも、実にオールドスタイルに忠実と言えるかもしれません。

もっとも、彼らのロックンロールは、素直に身体が踊りだす、楽しい楽曲が多かったのですが、今回は、まだそのギアが、またひとつシフトアップしたように感じられます。「Twist and Shout」そのままの「A NEW DAY IS COMIN'」はご愛嬌。2ビートのリズムが心地よい「ANNE」に、ポップなギターロック「JUST BE COOL」、さらにはギターリフが軽快な「SHOW ME UP」と続き、アルバムの核となっている、女性R&BシンガーAIをフューチャーした「LOVE YOU NEED YOU」まで一気にたたみかけるようにアルバムが進んでいきます。

また、一方で、女性ボーカルを起用し、パワフルなソウルチューンに仕上げた「LOVE YOU NEED YOU」をはじめ、後半には、TAXMANがボーカルをとる、軽快なブリティッシュビート風のナンバー「WHAT A LONELY NIGHT」や、ちょっとしんみりとしたメロが印象的な「THANKS BILL」「BITTER BUTTER」など、様々なバリエーションの曲を聴かせてくれます。

最後の最後まで勢いがあります。無駄に長いだけのアルバムが多い昨今ですが、わずか36分という短さもまた、60年代のLP時代を彷彿とさせていいじゃないですか~。それなりのバリエーションはありながらも、基本的にはソウルやブルースの影響色濃い60年代ロックンロール一辺倒。だけど聴いてて全く飽きが来ないというのは、楽曲の勢いと、なによりシンプルで、曲の楽しさを重視したスタイルから、でしょうか。でも、そろそろ日本語詞に挑戦してもおもいろいかも・・・?

評価:★★★★★

THE BAWDIES 過去の作品
THIS IS MY STORY
THERE'S NO TURNING BACK


ほかに聴いたアルバム

まほろ駅前多田便利軒 ORIGINAL SOUNDTRACK/岸田繁

まほろ駅前多田便利軒オリジナルサウンドトラック

ついに、くるりから、岸田繁のソロ解禁!とはいっても、内容はあくまでも映画のサントラ。歌モノは、あくまで「くるり」名義という点に、岸田繁のバンドへの愛情を感じます。サントラはほっこりした雰囲気の曲が並んでいるけども、あくまでも映画の中の効果音的な内容なので、これ単体で聴くのは微妙かも。歌モノのうち「キャメル」は先日発売されたベスト盤にも収録されていますが、ベスト盤に未収録の「まほろ駅前多田便利軒」も、フォーキーな雰囲気で、耳に残るメロがくるりらしい名曲なので、これを聴くだけでも、チェックして損はないかも。

評価:★★★

ONE/DEPAPEPE

ONE

これからの暑い季節にピッタリな、爽やかなギターサウンドを聴かせてくれるインストアルバム。イージーリスニング風ながらも、単純なイージーリスニングとも異なるテクニックをしっかりと聴かせてくれるアルバムで、メロディーラインも秀逸。最近のアルバムに関しては、すっかり安定感も出てきて、いい意味で安心して聴いていられます。もっと売れてもいいユニットだと思うんだけども・・・。

評価:★★★★★

DEPAPEPE 過去の作品
デパクラ~DEPAPEPE PLAYS THE CLASSIC
HOP!SKIP!JUMP!
デパナツ~drive!drive!!drive!!!~
デパフユ~晴れ時どき雪~
Do!
デパクラII~DEPAPEPE PLAYS THE CLASSICS

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