« ・・・ | トップページ | こちらでも1位 »

2011年6月 2日 (木)

Rock on the Rock その2

「Rock on the Rock」のライブレポ、第2弾です。

Rockontherock3

←会場のすぐ近くは、こんな感じの砂浜が。晴れていたら最高に気持ちよいのでしょうが、あいにくの雨で・・・(苦笑)。

フラワーカンパニーズ @ROCK FIELD

名古屋出身のベテランバンド、フラワーカンパニーズ。過去のライブレポをあさって気が付いたのですが、おそらく、彼らを見るのはこれがはじめて。ライブバンドというイメージが強く、いろいろなバンドと対バンしているバンドなだけに、一度くらいは見ているかなぁ・・・と思っていたので、ちょっと意外でした。

もともと、アルバムは何度か聴いていて、カッコいいバンド、という認識はあったのですが、今回のステージは、そんな期待を上回るステージでした。

とにかく、ステージのパワーがすごい!この頃は、雨脚がちょっと強くなってきていて、また、開演から時間もたち、ちょっとずつ体力が減ってきた頃だっただけに、ちょっとお疲れ気味だったのですが、そんなお疲れモードを吹き飛ばすようなパワフルなステージ。ステージを左右に動き回り、熱く歌い上げるボーカルの鈴木圭介、そして、それを支える、ベテランらしい安定感あるライブ演奏。もう、どんよりとした天気を吹き飛ばすようなステージでした。

うれしかったのは、中盤に「深夜高速」を演ってくれたこと!マイナーコード主体のナンバーながらも、迫力あるボーカルで「生きていてよかった そんな夜を探してる」と歌い上げるこの曲は、この雨の中で歌われることが、すごく合っているようにも思えました。

他にも、「元少年の歌」や、「恋をしましょう」など、熱い曲の連続に、最高に盛り上がったステージでした。フラカン、はじめてみたけど、予想以上に素晴らしいステージで、すごく楽しかった!また、是非、彼らのライブには足を運びたいです。

で、フラカンに元気をもらったのですが、さすがにこの頃になると、レインコートを着ているとはいえ、ずっと雨に降られつづけて、体力も消耗気味。なんとか雨をしのげる場所を見つけ、次のbonobosまでしばし休んでいました。

bonobos @ROCK FIELD

bonobosも・・・こちらもちょっと意外だったのですが、これがはじめてのステージ。で、休憩場所からROCK FIELDに戻ってみると、既にライブがはじまっていたのですが、最初、ちょっとbonobosに抱いていたイメージから違って、違和感が。もうちょっと浮遊感のあるサウンドを予想していたのですが、意外と「普通」のポップスだったので・・・。

ただ、その後は、レゲエベースの横揺れの楽曲に、「ああ、そうそう、こんな感じだよなぁ~」と思いながら聴いていたのですが・・・正直言うと、この日のbonobosのステージは、いまひとつな感じでした。

というのも、おそらく、晴れていたら、bonobosの音楽が最高の状況で聴けたと思うんですよ。徐々に沈み行く太陽に、波の音、そんなシチュエーションに彼らの音楽はピッタリでしょう。すっごく気持ちよかったと思います。でも、正直、曇天の下、降りしきる雨の中での彼らの音楽は、少々パンチ不足。いまひとつ、ピンと来ませんでした。彼らのせいというよりも、ライブの環境が悪すぎたせいなのでしょうが。残念。次回は、晴れた気持ちのいい空の下、彼らの音楽を聴いてみたいです。

Rockontherock4

で、ここで再びフード・コートへ向かい夕食。ちなみに、フード・コートのあたりの状況は→といった感じ。白いテントでいろいろな店が並んでいます。夕食は、タコライスと、大阪の串揚げを、ビール片手に楽しみました。これが、晴れていたら、もっと最高なんだろうけどなぁ~。

ソウル・フラワー・ユニオン @ROCK FIELD

そして、最後はソウル・フラワー・ユニオン!!なにげに、この1年で、「モノノケ」を含めて3回目のステージです。しかし、何度見てもいいものはいい!!この日も、雨にも負けない、最高のステージを見せてくれました。

最初、時間よりちょっと早く登場すると、「サウンドチェック」といいながらも、しっかりと「PEOPLE GET READY」を1曲フルで披露。そして「サウンドチェック終わり」と宣言の上、ライブ本番がはじまります。

ライブ本番もいきなり飛ばしまくります。「月光ファンファーレ」「死ぬまで生きろ!」といきなりのキラーチューンの連続で、会場は踊りまくり。「そら」「荒れ地にて」でしんみりと楽曲を聴かせたかと思えば、「風の市」で、再び会場のテンションはあがりまくります。荒天をもろともしないステージは続きます。

続く、「極東戦線異常なし!?」では、「この戦いを やめさせろ この殺戮を」の部分を、「この原発をやめさせろ この原発を」と、歌い、反原発を高らかに歌い上げます。ちょうど、となりの老人ホームの壁にも、映像を映していたのですが、そこには「NO 原子力発電」の文字が映し出されました。

途中のMCでは、先日、東日本大震災の被災地で、ライブを行った話しなども出たり、この日は、特にステージから、東日本大震災の被災者に対する強い思いが感じられました。そんな中で歌われる「満月の夕」は、より強く心に響くものでした。

とはいえ、ライブの最後は再び絶頂の盛り上がりへ。「神頼みより安上がり」から、「海行かば 山行かば 踊るかばね」への展開は、もう踊りまくるしかないでしょう!そして最後は「うたは自由をめざす」で締めくくり。ここでは、途中、ライブ会場の「吉良町」や、「福島」「被災地」の他、「浜岡」をはじめ、原発のある場所が歌われたりもしていました。

その後、もちろんアンコールが・・・と思ったら、時間の関係でしょうか、ちょっとのアンコールであっさり再登場(笑)。そしてアンコールでは、ニューエストモデルの「こたつ内紛争」!ちょっと意外なラストに、会場は大盛り上がり。最高のテンションのまま、ライブは終了しました。

もう、ソウルフラワー最高!!という締めくくり(笑)。雨の中、かなり体力をつかった1日だったのですが、その疲れもふっとぶ最高のステージでした。

この日は、あいにくの雨が最後まで降り続き、ちょっと辛いフェスになってしまいました。特に、海辺というシチュエーションは、晴れれば最高なのですが、雨が降ると、逃げ場がないし、砂浜は雨でグチャグチャになるし、雨の中では海もどんよりと暗くなるし、かなり厳しいシチュエーションになってしまいました。

それだけに、そんな荒天でも負けないパワーを持った迫力ある演奏を聴かせてくれるミュージシャンが、やはり強かったなぁ、という感じがします。特に、ソウルフラワー、フラカン、ギターパンダのような、おじさん(失礼!)パワーが炸裂した1日だったような感じがします。

人の入りもちょうどいい感じだし、晴れていたら、最高のフェスだったと思うんですけどねぇ~ちょっと残念。とはいえ、雨の中、疲れたとはいえ、素晴らしいステージの連続で、満足感たっぷりで帰り道につきました。来年も、是非行きたいです。来年は晴れてほしいなぁ。

さて、最後に。ちょっと、もし来年、このレポを読んで行かれる方にひとつ注意点が。

帰り道、三河鳥羽駅までの道のりが、真っ暗で、男でもちょっと怖かったです。もし女性が一人で行こうと考えているのなら、電車で行くのは注意が必要かも・・・。係員を配備・・・するまで行かなくても、明るい電灯とか置いておいてくれればいいのに、と思いました。民家も多いし、一般道だから、難しいのかなぁ、やはり。

|

« ・・・ | トップページ | こちらでも1位 »

ライブレポート2011年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Rock on the Rock その2:

« ・・・ | トップページ | こちらでも1位 »