リマスターだけではありません。
すいません。都合により、ヒットチャートは明日の更新となります。
Title:liminal
Musician:砂原良徳
最近は、コーネリアスの「FANTASMA」や、電気グルーヴのベスト盤などのリマスターなどでその活躍が目立つ、まりんこと砂原良徳の新作。
いわゆるエレクトロだとかエレクトロニカだとかテクノだとか言う作品は、個人的に好みでよく聴いているのですが、どうも、ここ最近、「これは!」という刺激的な作品に出会うのが少なくなってきたように感じます。特に、斬新さとポピュラリティーを併せ持ったような作品が少ないような・・・。
で、そんな中、久しぶりに「これは!」と思った傑作が、砂原良徳のニューアルバムです。
いわゆるテンポよくリズムを刻むテクノということになるのでしょうか?様々な音が交差するサウンドは、決してはっきりとしたメロディーはありませんが、聴いているうちに、メロディアスだと感じるような作品。リズミカルながらも、フロア志向とはまた異なる音の世界は、CDで部屋で聴いているだけで、その音についつい惹き込まれるような魅力があります。
繰り広げられる音は、どこか丸みがあって暖かみがあります。そんな暖かみのある音だからこそ、聴いていてすんなりと耳に音がフィットするように感じ、とても心地よさを覚えます。
うーん、なんか上手く説明できないけども・・・スペーシーで奥行きのある音の世界がとてもカッコいい作品!とにかく聴いて欲しいです!個人的に、まりんのいままでの作品の中で文句なしのベストで、かつ、今年を代表する1枚といっても過言ではないかも。傑作です。
評価:★★★★★
砂原良徳 過去の作品
No Boys,No Cry Original Sound Track
ほかに聴いたアルバム
ISN'T IT DMG?/DAD MOM GOD
元スカパラ冷牟田竜之のソロプロジェクト2作目。前作「Poems like the Gun」はかなりヘヴィーでロックな作風のスカが繰り広げられ、最近のポップ路線のスカパラとは完全に別のベクトルを向いているような作品がリリースされました。今回の作品は、前作よりはヘヴィーさは薄れたかな?ただ、今回もロッキンな作品は多く収録。最近のスカパラのポップ路線に物足りなさを感じる方は、要チェック。
評価:★★★★
DAD MOM GOD 過去の作品
Poems like the Gun
Oh!No!It's Heavy Polysick!!!/POLYSICS
3人組体制になったPOLYSICS初のベスト盤。あいさつ代わりのミニアルバム「eee-P!!!」もかなりポップな作品でしたが、今回のアルバムも、かなりポップ路線。「Let's ダバダバ」みたいな楽しいキラーチューンがあったり、「Bleeping Hedgehog」みたいなパンキッシュな曲があったりと、フルアルバムなだけあって、バリエーションもあり楽しめる内容ながらも、全体的にはちょっと勢い不足か?
評価:★★★★
POLYSICS 過去の作品
We ate the machine
We ate the show!!
Absolute POLYSICS
BESTOISU!!!
eee-P!!!
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