美メロを聴かせる3枚目
Title:BREAD AND CIRCUSES
Musician:the view
イギリスの4人組ロックバンドの3枚目。もともと、デビュー作から、メロディーラインの良さには定評があった彼ら。前作「Witch Bitch?」は、そのメロディーラインをより前面に押し出していたのですが、今回のアルバムは、さらにそのメロディーを聴かせることに主眼を置いたようなアルバムになっていました。
「美メロ」という表現は、一度聴けば忘れられず、心に染み入るような、よく練られたポップなメロディーラインを指して使う表現です。今回の彼らのアルバムは、まさにそんな美メロを聴かせる曲が連続していました。
先行シングルとなった「GRACE」から、まずそのポップセンスが光ります。「LIFE」などは、ストリングスも使ったバラードナンバーは、王道のUKロック路線。もともと、oasisが彼らを絶賛して話題になったのですが、oasisファンなら気に入りそうなナンバーです。
また、「FRIENDS」は、哀愁たっぷりの聴かせるナンバーですし、「BEAUTIFUL」は、最初のマイナー主体のメロディーから、サビのメジャーのメロディーへの展開が、パッと目の前の風景が突き抜けるような感じを覚えて、とても気持ちいい作品に仕上がっています。
ただ、以前のようなパンキッシュな作品はほとんどなく、バンドサウンドを押し出したような作品はありません。そういう意味では、全体的にはインパクトは控えめ。最初に聴いた感じだと、ともすれば物足りなさも感じてしまうかも・・・。
そういう意味では、2度3度聴くうちに、そのメロディーの良さに気が付いて、徐々にはまっていくようなアルバムだと思います。the viewに求めるものによって、好き嫌いはわかれそうな感じ。個人的には、最初、正直物足りないなぁ、と思ったのですが、2度3度聴くうちに、むしろ好きなアルバムになってきました。
チャート1位を獲得したデビュー作の勢いに比べて、この作品はイギリスのチャートでは14位に終わってしまうなど、ちょっと失速気味の彼ら。ただ、楽曲の良さはいままでと変わらないように感じます。今後、また上昇基調になっていくのか、それとも??このアルバムを聴く限り、もっと幅広く愛されそうなバンドになる予感もするのですが。
評価:★★★★★
the view 過去の作品
Which Bitch?
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