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2011年5月21日 (土)

ロックンロールリバイバルの行方?

Title:ANGLES
Musician:THE STROKES

Angles

2000年代はじめ、「ロックンロール・リバイバル」というのが、一種のブームとなりました。RADIOHEADやCOLDPLAYのような、内省的なバンドが人気を集める中、ロックンロールが本来持っている初期衝動を前面に押し出したようなバンドが人気を集めました。

それから10年近く。「ロックンロール・リバイバル」の枠組みで出てきたバンドは、今でも評価は高く、そういう意味で、決してハイプではありませんでした。ただ、今から振り返ると、例えば70年代のパンクや、90年代のグランジのような、大きな流れにはならなかったなぁ、という印象を受けます。代表的なバンド、The White Stripesは先日、残念ながら解散を発表してしまいましたし、THE LIBERTINESも、復活というニュースはあるものの、まだ、新作は出てきていません。むしろ、RADIOHEADやCOLDPLAYの方が、いまだに高い人気でその活動を続けているほど。

そんな「ロックンロール・リバイバル」の代表的なバンド、THE STROKESも、2006年にアルバムをリリースしたきり、沈黙に入ってしまいます。・・・・・・そして、5年の時間を経て、待望のニューアルバムがリリース。どう考えても「いけてない」ジャケットに、一抹の不安を覚えながらも、久しぶりの新譜を聴いてみました。

で、そんな待望のニューアルバムなのですが、そんな一抹の不安は、残念ながら的中してしまいました。

序盤「UNDER COVER OF DARKNESS」こそ、軽快でシンプルなギターサウンドが心地よい、彼ららしさを感じるナンバーになっていましたが、以前のような初期衝動は感じられません。むしろ「MACHU PICCHU」「TWO KINDS OF HAPPINESS」などは、80年代のニューウェーヴ風の作品に、「悪くはないけど・・・」と感じてしまいました。

さらに「YOU'RE SO RIGHT」「TAKEN FOR A FOOL」などは、ダークな作風が、RADIOHEADの雰囲気すら感じられるようなナンバーになっていましたし、「METABOLISM」などは分厚いシンセなど入って、ゴス風な雰囲気すら?

彼らが世に出てきた「ロックンロール・リバイバル」という流れからすると、かなり「?」がついてしまう内容になっていました。もちろん、彼らもいつまでも初期衝動は維持できませんし、あらたな作風に挑戦した作品、と言えるかもしれません。ただ、そう考えても、出来はいまひとつ。5年ぶりの新作としては、かなり物足りなさが残る作品になってしまいました。

あらたなTHE STROKESへの第一歩となる・・・のかなぁ??次回作以降の動向に注目したいところですが・・・。このアルバムだけに関しては、ちょっと残念な内容に。熱烈なファン以外には、あまりお勧めできない内容かも。

評価:★★★


ほかに聴いたアルバム

RAYMOND V RAYMOND/USHER

Raymond V Raymond

全体的に、メロウで聴かせる楽曲が多かったアルバム。美しいメロディーラインを聴かせるナンバーが多く、メロウなソウルチューンが好きなら、たまらない作品かも。「Foolin' Around」のようなソウルフルなナンバーだったり、「So Many Girls」みたいなエレクトロチューンだったり、様々な作風の曲も楽しめます。

評価:★★★★

Usher 過去の作品
Here I Stand

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