壺を押さえています。
Title:HARDCORE WILL NEVER DIE,BUT YOU WILL
Musician:MOGWAI
ちょっと久しぶりになるんですね。MOGWAIのニューアルバムは2年半ぶりとなります。ちょっと意味深なタイトルですが、意味は「アル中は死ななくても、お前らは死ぬ」という意味だそうです。なんじゃそりゃ(笑)。
そのニューアルバム、一言で言うと、きちんと壺は押さえられているなぁ、という印象を受けました。「SAN PEDRO」あたりは、ノイジーなギターサウンドにポップなメロディーが聴きやすい内容になっていますし、「RANO PANO」はサイケな雰囲気が気持いい感じ。
ゆっくりとしたピアノの音色が印象的な「LETTERS TO THE METRO」は幻想的な雰囲気が気持ちいいですし、「TOO RAGING TO CHEERS」は荘厳なシンセの音で、楽曲に奥行きを感じます。
さらにDISC2には、23分にも及ぶ長尺の「MUSIC FOR A FORGOTTEN FUTURE(THE SINGING MOUNTAIN)」が収録。ピアノの音色で静かにスタートし、ゆっくりと、ディープな音の世界にはまっていきそうな幻想的な楽曲の展開にひきつけられます。
ただ、アルバム全体としては、聴いていて満足感があるものの、決して新鮮味がある感じはしません。もちろん、1曲1曲の楽曲のクオリティーは素晴らしいものの、「こんな曲が!」といった感じの驚きは薄い感じがします。
まあ、ここらへんは仕方ないのかなぁ・・・なんて思ったりして。それでも、これだけの作品をつくってくるところはさすが、といった感じなのですが。ちなみに、アルバムの冒頭は、いきなり日本語の会話のサンプリングからスタートしています(笑)。特に会話の内容に意味はなく、語感で採用したらしいのですが、日本語の内容がわかってしまう私たちにとっては、ちょっと苦笑いものかも(^^;;
評価:★★★★
MOGWAI 過去の作品
The Hawk Is Howling
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