エレクトロを中心に、いろいろな曲が楽しめます。
Title:Kitsune Maison 10-The Fireworks Issue
Kitsuneレーベルからのコンピレーションアルバム第10弾。今回の作品は、第10弾ということもあり、全30曲2枚組という豪華な内容に。そして、エレクトロな作品をベースとして、相変わらず、様々なバリエーションの曲が並んでいました。
いきなり最初のCascadeur「Walker(Early Mix)」は、ピアノとノイジーなギターで、幻想的な世界を作り上げるナンバー。続くGuardsの「Don't Wake The Dead」もアップテンポなギターロックチューンで、エレクトロというイメージの強いKitsuneレーベルのコンピとしてはちょっと意外な印象を受けるスタートになっています。
基本的に、その後はエレクトロテイストの強いポップな楽曲が並びます。特にDISC1の中盤は、80年代風の香りの漂うナンバーが並び、ちょっと懐かしい感じを覚えるかもしれません。
DISC2は、エレクトロなナンバーが並びます。Icona Popの「Manners(Extended)」は、今風のロッキンエレクトロに、かわいらしい女性ボーカルが魅力的なナンバー。Teethの「See Spaces」は、金属音のような、独特のエレクトロサウンドが耳を惹きます。
Block Strobeの「Me&Madonna(The Twelves Remix)」は、ストレートなダンスチューンといった感じ。爽やかなポップチューンになっていて、男女ボーカルも聴かせます。ひねりのないテンポよいリズムが心地よいナンバーになっています。また、Psychobuildingsの「Terror Management」も、ちょっとファンキーな独特のリズムが耳を惹きました。
そんな中でもThe Heartbreaksの「Liar,My Dear」みたいなギターロックの曲もあったり(メロディアスで、ヒットポテンシャルも高そうなメロが魅力的です)と、まさにエレクトロと一言で言っても、幅の広いミュージシャンたちの曲を楽しめるコンピになっています。
今回、「これ!」といった特筆して取り上げたいようなミュージシャンは残念ながらいなかったのですが、それでもクオリティーの高いポップな楽曲が集まっていたと思います。また、このコンピで新たな魅力的なミュージシャンに出会えるかも。
評価:★★★★★
Kitsune Maison 過去の作品
Kitsune Maison 7
Kitsune Maison 9
ほかに聴いたアルバム
THE CIRCLE/BON JOVI
王道のBON JOVIといった感じ。聴いていて、いつも通りに楽しめる安定感。前作はカントリー色の強いアルバムになっていましたが、今回はゴリゴリとバンドサウンドが鳴り響く、ロックな作品になっています。大いなるマンネリといった感じで、目新しさは感じられませんが・・・それでもそれなりに楽しめてしまうのが、さすがといった感じでしょうか。評価:★★★★
BON JOVI 過去の作品
Lost Highway
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