レアものゲット!!
先日、近くのパルコへ行ったら、中古レコード屋が集まって、中古CD・レコードの即売会をやっていました。掘り出し物がないか、ちょっとのぞいてみたのですが、メインとなるのは中古レコード。CDはあまり量が少なく、めぼしい作品は正直少なかったのですが・・・
そんな中、思わぬレアものを見つけてしまいました!
KANちゃんが、公式サイトをオープンさせた記念で限定販売したアルバム!「何の変哲もない Love Songs」!!なんとわずか680円!発売当時、ついうっかり買いそびれてしまった私にとっては、喉から手が出るほど欲しい一品。もちろん、何らとまどいなく購入です(笑)。
Title:何の変哲もないLove Songs
Musician:木村和
bank bandがカバーして話題となった「何の変哲もないLove Song」をはじめ、新曲が2曲+既発表曲のピアノ弾き語りカバー6曲によるアルバム。ミュージシャン名義がKANではなく、あえて本名の木村和であるところに、一種の気合が感じられます。
「何の変哲もないLove Song」は、その後、ライブアルバムに収録されたため、はじめて聴いた作品ではないのですが、タイトル通り、特にひねりもなく、でも、「好き」という気持ちを等身大で伝える素敵なラブソングは、彼の真骨頂といったところ。やはり何度聴いても名曲ですよね~。
今回、純粋にはじめて聴いたのは、もう1曲の新曲「雪風」。こちらも今の寒いシーズンにピッタリのラブソング。雪が、冷たく降りしきるものではなく、君の住む街をつつみ込む、どこか暖かみを感じるものとして描かれていて、寒い季節の中、ぬくもりを感じさせる作品。ちょっとマッキーの「北風」に通じるものもあるかも??
既発表曲に関しても、ピアノ一本の弾き語りだからこそ、よりメロディーと歌詞の素晴らしさが浮かび上がる名曲ばかり。思わず聴きほれてしまいます。「東京ライフ」とか、ふるさとを離れて東京で一人暮らしをしている人には、胸に染みるものがあるのでは?KANちゃんにしてはちょっと珍しい感じがする、かなりダークな鬱ソング「月海」も、聴いていてグッと来るものがあります。
もし、万が一ワゴンセールでころがっていたら、迷わず手に入れてほしい名作でした。「雪風」とか、また何らかの形で発表してくれないかなぁ。このまま限定盤の中のレアな1曲として埋もれさせておくには実に惜しい気がします・・・。
評価:★★★★★
KAN 過去の作品
IDEAS~the very best of KAN~
LIVE弾き語りばったり#7~ウルトラタブン~
カンチガイもハナハダしい私の人生
Songs Out of Bounds
そして今日紹介するもう1枚(?)が・・・
Title:Live in Canada 2010.October
Musician:uhnellys
また、例のごとく、OTOTOYによるフリーダウンロード音源。uhnellysは、このフリーダウンロードではじめて知ったのですが、Kim、midi*による、男女2人組ユニット。海外でも高く評価されているそうで、こちらはタイトル通り、昨年10月に行われたカナダでのライブ音源だそうです。
ただ・・・やはりフリーだから、でしょうか、音はちょっと小さめ。ボーカルもあまり聴こえず、全体的に迫力はちょっと不足気味。HIP HOPとジャズ、それにロックの要素を融合したようなサウンドは、現場で聴けばカッコいいのかなぁ、と思いつつ、この音源では、残念ながらそこまで伝わってきませんでした。
全5曲20分弱の音源なのですが、楽曲のバリエーションもちょっと少なかったような印象も・・・。ミュージシャン名どおり、「うねり」がおもしい部分も随所に感じたのですが、ちょっと惜しい感じがしました。オリジナルアルバムだと、やはり印象も変わるのでしょうか?ちょっと気にはなったのですが・・・。
評価:★★★
フリーダウンロードは↓から。3月1日までだそうです。
http://ototoy.jp/feature/index.php/20110207
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コメント
おお、KANさんの弾き語りアルバム。今やネットオークションで出品されると数万単位の戦いになるレアモノですね!それを安価でゲットとは、羨ましいです。
私も当時買いそびれたクチなので(苦笑)、入手は諦めてはいますが、未聴の「雪風」、是非何らかの機会に聴いてみたいものです。
それにしても中古CDの即売会って、意外なところで今作のような貴重なCDを安価で手に入れるチャンスがありますよね。これだから中古ショップ巡りはやめられないのです(笑)。
投稿: SASA | 2011年2月21日 (月) 12時14分
>SASAさん
そうなんですよ~。あまり期待せずにあさってたら偶然発見しました!入手は完全にあきらめていただけに、すっごくうれしかったです。「雪風」よかったですよ。いつか、何らかの形で収録してほしいですね。
ホント、思わぬ出会いがあるから、中古屋めぐりはやめられません!ついつい、財布の紐がゆるんじゃうんで、気をつけなくてはいけませんが(笑)。
投稿: ゆういち | 2011年2月25日 (金) 01時16分