2010年ベストアルバム(洋楽編)
すっかり遅くなってしまいましたが、2010年のベストアルバム。まずは洋楽編ベスト5から。
5位 SWANLIGHT/ANTONY AND THE JOHNSONS
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前作「The Crying Light」からわずか1年。またもや傑作が登場しました。今回の作品も、基本的には前作の方向性を踏襲したもの。大きな変化はありません。しかし、彼の美声には本当に聴きほれてしまいます。この美声があるからこそ、似たタイプの曲が続いても、飽きることがないのでしょう。中でも、ビョークとのデゥエットソング「FLETTA」は傑作!この1曲のためだけでも、聴いて損のない傑作だと思います。
4位 Shadows/TEENAGE FANCLUB
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上半期も3位だったTEENAGE FANCLUBの新作が、年間でも4位!上半期にいろいろと書いたので、いまさら付け加えることもないのですが・・・やはりなんといっても、彼らの飽きることない美メロの素晴らしさ。言うことなしの傑作です!
3位 Plastic Beach/GORILLAZ
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こちらも、上半期2位だった作品。ここ最近、GORILLAZ解散の噂も流れていますが、さてさて・・・。アルバム「The Fall」が、ストリーミング限定でリリースされていますが、こちらはまだ未聴。GORILLAZも、今後もコンスタントに活動を続けてほしいのですが、それ以上にblurのニューアルバム、そろそろリリースしてくれないかなぁ~。
2位 CONTRA/VAMPIRE WEEKEND
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11月にはじめて彼らのライブを見ました。1時間半にも満たない時間の長さについては、いかんともしがたいものの、ステージ自体は最高!テンポよい独特のリズムを満喫することが出来ました。VAMPIRE WEEKENDは前作も2008年度の2位だったのですが、2作連続の年間2位。1枚目は傑作だけど、2枚目は・・・というバンドが多い中、2作続けて傑作というのは素晴らしい限り。今後の活躍に期待が持てそうです。
そして・・・
1位 WAKE UP!/John Legend&The Roots
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もう、文句なしの傑作。めちゃくちゃはまりました!70年代のソウルの隠れた名曲、いわゆるレア・グルーヴのカバーがメインなのですが、昔の曲そのままではなく、HIP HOP的な要素を取り込むことにより、音も今風にまとめあげているほか、社会に対する主張をアルバムの中に強く織り込み、それに沿った歌詞の曲を集めているという点、単なる懐古趣味的なカバーアルバムにはなっていません。どす黒いグルーヴがたまらない傑作です。
以上。
ベスト5には入りませんでしたが、VAMPIRE WEEKENDだけではなく、他にもDEERHUNTERやARCADE FIREなど、粋のよい新人バンドがグッと増えた感のある洋楽シーン。他にもKANYE WESTの新譜も傑作でしたし、音楽不況だなんだと言われている中、傑作アルバムはコンスタントにリリースされており、むしろ音楽シーン自体は元気があるのでは?とも思ってしまいます。
あらためてベスト5を並べると
1 WAKE UP!/John Legend&The Roots
2 CONTRA/VAMPIRE WEEKEND
3 Plastic Beach/GORILLAZ
4 Shadows/TEENAGE FANCLUB
5 SWANLIGHT/ANTONY AND THE JOHNSONS
今年は続々大物の新譜のリリースが予定されている(という話しは毎年出てくるような気がするんだけど、実際はどうなんだろう??)らしいので、そちらも期待したいところ。今年もたくさんの傑作に出会えそうな、そんな予感がします。
ちなみに過去の洋楽ベストアルバムは・・・
2007年 年間
2008年 年間 上半期
2009年 年間 上半期
2010年 上半期
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