聴きこめば聴きこむほど?
Title:The Age of Adz
Musician:SUFJAN STEVENS
各種音楽雑誌やメディアなどで大絶賛ですね。アメリカのシンガーソングライターSUFJAN STEVENSの5年ぶりとなるニューアルバムです。あまりの絶賛ぷりに気になって、はじめて彼のアルバムを聴いてみました。
・・・が、ぶっちゃけた感想を言ってしまうと、聴いた後、あまりピンと来なかったです(^^;;
かといって、「なんでこんなアルバムが絶賛されているのか、わかんない」という感想でもなくて・・・。確かに、「Futile Devices」や「Vesuvius」など、実に美しく聴き入ってしまいましたし、ちょっと聴いた感じだと、ゴチャゴチャした印象のあるエレクトロサウンドも、複雑にからみあっていて、最初は少々抵抗感があったのですが、聴けば聴くほどはまっていきました。
その描く歌詞の世界観も、ファンタジックながらもどこか歪んでいる雰囲気があり、奥深さを感じられるのも、魅力的といった感じ。歌詞に関しては、やはり日本人にとっては、その内容がストレートに伝わってこず、あとで歌詞カードを読み返す必要性が出てしまうのが、とてももどかしく感じました。
ただ、様々な評価などを聴きながら、なんとなく、どこが評価されているかは理解できても、いまひとつはまりきれない、というのが素直な感想。もっと聴きこんだり、歌詞の世界に入り込めば、その良さが実感できるのかもしれませんが・・・・・・。はまる人は一気にその世界の奥深くを目指そうとするけれども、そうでない人は、入り口の部分で立ち止まっちゃう、そんな感じなのかなぁ?
評価:★★★★
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