« 個性がさらに際立つ | トップページ | 1位は30作連続 »

2010年12月 7日 (火)

氣志團、復活!!

Title:木更津グラフィティ
Musician:氣志團

木更津グラフィティ

2007年、バンドの解散直前によくリリースされるような、個人のソロ楽曲の寄せ集めであったアルバム「SIX SENSES」を最後に、事実上の活動休止状態になってしまった氣志團。その後、ボーカルの綾小路翔はDJ OZMAとして、積極的に活動し、また、矢島美容室としての活動も話題になりました。

正直、2007年の段階で、氣志團としての設定が少々マンネリ気味に感じていていました。おそらくそれだからこそ、アルバム「SIX SENSES」のように、出来こそいまひとつでしたが、メンバーそれぞれの個性的な作品を集めた作品をリリースしたり、DJ OZMAのような別キャラクターでの活動をはじめたりしたのでしょう。

そして、昨年、久しぶりのツアー再開にシングルの発売し、久々の活動再開。そしてこのたび、待望のニューアルバムリリースとなりました。

アルバム「SIX SENSES」、そしてソロでの活動を経た久しぶりの新譜が、どのような内容になっているか、期待半分不安半分といった感じだったのですが、思いっきり王道路線を貫いた作品になっていました。

アルバムの1曲目を飾る「Rock'n'Roll Graffiti」からして、彼ららしい王道の80年代ビートロック風の作品。他にも「木更津サリー」「好きにならずにいられない」など、実に彼ららしい楽曲がズラリと並んでいました。また、「愛してナイト!」は80年代のアイドル歌謡曲風の作品。こちらも、80年代のパロディーという意味では、彼らの本領が発揮された楽曲と思いました。

そもそもタイトルからして、「木更津グラフィティ」と、彼らが結成したホームタウン「木更津」を冠したアルバムタイトル。それだけに、原点回帰という彼らのスタンスを感じました。

一方では、このアルバムのジャケット写真、ヤンキースタイルのいつものメンバーがバイクに乗った・・・ではなく、よくよく見ると乗っているのは自転車。ここらへん、彼ららしいユーモラスな部分を感じます。曲でも「うすぴた」のような、意味深な歌詞がおもしろい脱力ポップスのようなユーモアな曲もあり、彼ららしいユーモラスも随所に感じられました。

また、同じ「木更津グラフィティ」という同名タイトルのトレンディードラマを、綾小路翔制作総指揮の元にDVDでリリースするなど、ユーモラスな活動も積極的に再開するなど、これからの氣志團の活躍からも目が離せなさそうです。

とはいえ、昔ながらもヤンキースタイルでのロックバンドというキャラクター設定も、少々飽きらてきているのは事実。残念ながら、この復帰第1弾アルバムもチャート的には最高位17位という昔の彼らからすると、厳しい結果に終わってしまっています。それだけに、今後、氣志團としてどのように進んでいくのか・・・楽しみなような不安なような。とりあえず、どちらにしても、今後の彼らの活動には要注目です。

評価:★★★★

氣志團 過去の作品
房総魂~Song For Route 127


ほかに聴いたアルバム

ANONYMOUS/NATURE LIVING

ANONYMOUS

6人組エモバンドの新作。もともと、このサイトに遊びに来てくださる方に勧めてもらい、聴いてみました。打ち込みやシンセなども加えた分厚いサウンドに、ポップなメロディーラインが魅力的。女性メンバーのコーラスなども楽曲に上手く取り入れていて、幅のあって、聴かせる楽曲を作り上げています。初耳のバンドでしたが、なかなかよかったです!

評価:★★★★★

ないものねだりのデットヒート/EGO-WRAPPIN'

ないものねだりのデッドヒート 通常盤

個人的に、EGO-WRAPPIN'のアルバムの中で、一番楽しめました!何よりも、いままでのアルバムに比べて、ポップスさが増した印象が強い作品。いままでの歌謡曲風路線やジャジー路線はそのままながらも、肩の力が抜けて、純粋に音楽を楽しんでいるなぁ~ということを感じるアルバムでした。ラストの「moment to moment」など、まさにそんな肩の力が抜けた、楽しいポップス。他に、彼女たちらしい泥っぽい歌謡曲風のメロと、祭りばやしのリズムが楽しい「BRAND NEW DAY」など、魅力的な作品をたくさん楽しめる1枚でした。

評価:★★★★★

EGO-WRAPPIN' 過去の作品
ベストラッピン 1996-2008
EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX

|

« 個性がさらに際立つ | トップページ | 1位は30作連続 »

アルバムレビュー(邦楽)2010年」カテゴリの記事

コメント

>NATURE LIVING
CDで聴くと繊細さも感じるんですが、ライブだと強烈なバンドサウンドとノリやすいメロディーラインが上手く調和していて、気持よく踊れるバンドです。
もうちょっと知名度が上がれば、フェス系イベントに引っ張りだこになりそう。

残念ながら、Key/Choのカヨは引退してしまいましたが、新しく募集しているKey/Choも女性みたいなので、今のスタイルはしばらく続けていくみたいです。

投稿: everblue | 2010年12月 8日 (水) 00時36分

>everblueさん
NATURE LIVING、なかなかよかったですよ~。薦めていただいて、ありがとうございました。ライブはもっといいんですか。機会があれば、是非一度行ってみたいです。
女性メンバーのカヨが引退してしまったのですか・・・残念。女性のコーラスが、一種のスパイスみたいにいい味を出していたので・・・。

投稿: ゆういち | 2010年12月10日 (金) 00時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/505136/37952181

この記事へのトラックバック一覧です: 氣志團、復活!!:

« 個性がさらに際立つ | トップページ | 1位は30作連続 »