着うたの女王&新譜ラッシュのアルバムチャート
今週の着うたチャート
今週の着うたチャートは、着うたの女王の新作が貫禄の1位獲得です。
11月3日発売の、西野カナ「君って」が、当然のごとく1位を獲得しました。最近は、着うたをターゲットにしたミュージシャンが、軒並み人気を落とす中、彼女だけは別格という感じですね。シングルでも、デイリーではNEWSに続く初登場2位を記録するなど、CDでのヒットも期待されます。2位3位は先週に続き日韓女性アイドルユニットが並んでいます。ただ順番は、2位がAKB48「Beginner」、3位少女時代「Gee」と、先週と入れ替わりになっています。
4位にはAIの「STRONGER feat.加藤ミリヤ」がランクイン。シングルチャートでは初登場26位とかなり厳しい結果になってしまったのですが、着うたでは好順位を獲得しています。
6位には放課後ティータイム「天使にふれたよ!」がランクイン。今週、アルバムチャートで1位にランクインしているアルバムに収録されているナンバー。最終回で流れた曲ということで、卒業がテーマになった曲になっています。
初登場最後。9位にLove「あなたの言葉」がランクインです。フジテレビ系昼ドラ「天使の代理人」の主題歌で、サビはヴィヴァルディーの「四季」の第4番「冬」です。前のシングル「片思い」もカバーだったし、ちょっと曲の選び方が安直では??
他に、今週は初登場が少なめだったせいか、9位にはEXILE「I Wish For You」が先週の12位から、10位には中島美嘉「一番綺麗な私を」が先週の13位から、それぞれランクアップして再度ベスト10入りしています。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
今週は、新譜ラッシュ。そろそろ年末に向けての新譜ラッシュがはじまりそう・・・。
そんな中で1位を獲得したのが、TBS系アニメ「けいおん!」のキャラクターソング、放課後ティータイムの「放課後ティータイムII」が獲得しました。前作に引き続いての1位獲得。初動売上は前作の6万7千枚から12万7千枚まで大きくアップ。番組は終了してしまいましたが、絶大な支持を集めての1位となりました。
2位初登場はスピッツのニューアルバム「とげまる」。タイトルが彼ららしいなぁ~。3年ぶりとなるニューアルバムですが、初動売上は9万5千枚と、前作の11万6千枚からダウン。初動で10万枚を割り込んでしまいました。ただ、前々作「スーベニア」は17万6千枚を売り上げていて、前作で一気に6万枚ダウンしたことを考えると、そこそこ健闘している、ともいえるのかも・・・。
3位は中島美嘉「STAR」が初登場でランクイン。こちらも初動売上が9万2千枚と、前作の15万5千枚からダウンしてしまいました。先日、耳の病気のため活動休止となってしまった彼女。一日も早い回復が望まれます。
4位には、Def Techの「Mind Shift」がランクイン!2005年にリリースしたデビューミニアルバム「Def Tech」が、ミリオンセラーの大ヒットを記録し、インディーズ所属ながら、その年の紅白に出演するなど、話題となった彼ら。ただ、その後は活動が先細りになり、不仲説やら宗教との絡みやら、様々な噂がある中、2007年に解散してしまいました。
正直、解散に際して聞こえて来た憶測から、再結成はないだろうなぁ、と思っていたのですが、今年、まさかの再結成。アルバムも発売となりました。ただ、初動売上はわずか4万枚。解散前最後のアルバムとなった「Catch The Wave」の初動35万8千枚を大きく下回る結果になってしまいました。まあ、ただ、4年前からCD市場の状況もかなり変わってしまいましたからね・・・・・・。
洋楽勢では最高位となったのが、5位にランクインしてきたNE-YOの「LIBRA SCALE」。日本でも高い人気を誇るアメリカの黒人シンガーソングライター。自分自身が歌うのみならず、リアーナやビヨンセなど、多くのミュージシャンへの楽曲提供も手がけています。ただ、初動の3万2千枚は、オリジナルとしては前作「Years Of The Gentleman」の初動6万2千枚から大きくダウンしてしまいました。
6位にはチャットモンチーのミニアルバム「AWA COME」がランクイン。全曲、徳島でレコーディングしたとか。だから「阿波 カム」なのか・・・。初動売上は2万9千枚。前作のカップリングベスト「表情」の初動2万7千枚は上回りましたが、オリジナルの前作「告白」の初動売上7万8千枚を、残念ながら大きく下回ってしまいました・・・。
7位初登場は斉藤和義の「ARE YOU READY?」。約1年ぶりの新作なのですが、なんと、初動売上2万6千枚は、前作「月が昇れば」の初動2万1千枚からアップ!前々作「I (LOVE) ME」の初動1万5千枚から2作連続アップです。アルバムにも収録された資生堂のCMソング「ずっと好きだった」の影響もあるのでしょうか?ただ、ここに来ての人気再燃は驚きです。さらなるブレイクが期待できるか?
同じ男性シンガーソングライターで苦戦してしまったのが山崎まさよしの「HOBO's MUSIC」。初動1万5千枚は、前作の初動3万枚から大きく売上を落としてしまいました。山崎まさよしといえば、かつて斉藤和義、中村一義と並んで「さんよし」と呼ばれていて、その中で圧倒的な人気を誇っていたのですが、斉藤和義に逆転されてしまいました。ちょっと意外な感じもするのですが、時代の流れも感じさせます。
今週は新譜ラッシュだったのですが、1位の放課後ティータイム以外は軒並み初動を前作から落としてしまいました。もう、アニメ系、アイドル系、韓国系(まあこれもアイドル系の範疇ですが)以外CDは売れないのか・・・なんて思ってしまう中、目立つのは斉藤和義の健闘。スピッツも、初動売上がダウンしたとはいえ、最小限に抑えており、30代後半から40代あたりをターゲットにした、しっかりとメロディーと歌詞を聴かせるミュージシャンに、意外と需要はあるのかも??ただ、そうだとすると、山崎まさよしの苦戦が気にかかるのですが・・・。
そんなことを考えつつ、来週は、同じく「メロディーと歌詞を聴かせる」タイプのいきものがかりのベスト盤の動向が気にかかります。レコード会社もCD屋もかなりプッシュしているみたいなので・・・また来週~!
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