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2010年11月14日 (日)

久しぶりのニューアルバム!

Title:BLACKOUT
Musician:the brilliant green

BLACKOUT

ずっと、Tommy february6としての活動や、Tommy heavenly6としての活動があったため、ちょっと意外だったのですが、約7年9ヶ月ぶりとなるニューアルバム。川瀬智子、奥田俊作夫婦の2人組となってから初となるアルバムです。

今回このアルバムで、久しぶりにブリグリの曲を聴いたわけですが、彼女たちは実に魅力的なミュージシャンだなぁ、ということを再認識しました。

久しぶりのアルバムの1曲目であり、タイトルチューンでもある「BLACKOUT」は、いきなりヘヴィーなギターリフからスタートします。ちょっといままでのブリグリとはテイストの異なるハードロックテイストのサウンドながらも、曲に入ると、川瀬智子のクリアな歌声によるポップなメロディーがスタート。洋楽テイストの強い作風ながらも、メロディーは馴染みやすいポップスというスタイルという枠組みはブリグリならでは。これこそが、彼女たちの大きな魅力だなぁ、とあらためて実感しました。

また、川瀬智子の描く歌詞の世界も、例えば「WHIRLWIND」「I Just Can't Breathe...」のような、影の部分を描いたような閉塞的な世界を描きつつ、決してひとりよがりな独白をするような作風にはなっていません。一方では「Spring Gate」のような、希望ある曲を挟みつつ、しっかりとリスナーの心をうつ世界観にまとめあげています。

the brilliant greenらしい世界観を、音の面でも歌詞の面でも確立しつつも、ヒットチャートでも十分勝負できるようなポピュラリティーあるものに仕上げてくる、これぞブリグリの大きな魅力。久しぶりに聴いたアルバムでは、そんな彼女たちの魅力を再認識しました。

今回のアルバムは、前半は、ヘヴィーなバンドサウンドを聴かせるような作風が多かった印象を受けます。一方、後半は、魅力的なメロディーラインを聴かせるポップなナンバーが多く収録されている構成になっていました。

そんな中で、今回は、blurの「SONG2」のカバーにも挑戦。原曲は、独特なアレンジがすごくインパクトのある曲なのですが、ほぼそのままのカバーにちょっと笑ってしまいました。

久しぶりのアルバムになってしまいましたが、今後はもっとコンスタントにアルバムを聴かせてほしいなぁ。トミフェブやトミヘブもよかったけど、やはりブリグリが一番よかったかも・・・。これからの作品も、期待しています!

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

m-flo inside-WORKS BEST IV-/m-flo

m-flo inside -WORKS BEST IV-

m-floの、他のミュージシャンとのコラボ曲を収録したコンピレーション版。今回は、エレクトロ方面のミュージシャンとのコラボが多かった感が。ただ、ここ最近、すっかり「想定内」のミュージシャンとのコラボばかりで・・・。もっと以前のような「アッ」と驚くようなコラボを聴きたいなぁ。

DISC2は、m-floのヒット曲をDJ KAORIがつないだDJ MIXアルバム。合間合間の「ディージェー けぃおりぃ~~」というジングルのようなつなぎが少々うざいのですが(苦笑)、素直にm-floの過去のヒット曲のダイジェスト版と考えれば、楽しめるアルバムだと思います。ただ、あらためてm-floのボーカルはLISAが一番だなぁ、と思ってしまうのは、懐古的すぎるかなぁ?

評価:★★★★

m-flo 過去の作品
Award Super Nova-Loves Best-
m-flo inside-WORKS BEST III-
MF10 -10th ANNIVERSARY BEST-

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