ハイテンションのビートに興奮!
スタッフ・ベンダ・ビリリ ジャパンツアー2010
会場:長久手町文化の家 森のホール 日時:2010年10月9日(土)15:00~
昨日、アルバムを紹介したスタッフ・ベンダ・ビリリ。先日、そのライブに行ってきました!会場は、長久手町文化の家 森のホール。当日は、かなりの土砂降りの中、会場までたどり着きました。 |
会場には、彼らがコンゴでつかっていた車椅子「ビリリ号」も展示されていました。また、ペットボトルのふたをつかったアートもほどこされており、コンゴの国旗も描かれていました。 |
また、会場には、こんな看板も飾られていました。 |
会場は、町の教育委員会主催のイベントだからでしょうか。家族連れや、年配の方も多く、普段のライブとはちょっと違った雰囲気。また、彼らのイベントらしく、アリーナ席の中央には、車椅子席も設けられており、車椅子に乗った多くのファンの方も、開場を心待ちにしていました。
開演の時間を2、3分過ぎると、映画「ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡」の予告編が流れ、その後、ついにメンバーが登場。正直、全椅子席ということもあり、最初はちょっと静かな雰囲気でのスタートでした。
ライブでは、後ろのスクリーンに曲名と、大まかな歌詞の内容が映写されて、何の歌を歌っているのかがわかるようになっていました。この配慮はちょっとうれしかったかも。
そして、肝心の彼らのステージなのですが・・・素晴らしかったです!!まず、CDで聴くよりも、圧倒的に音が分厚い。CDは野外録音なので仕方ないのかもしれませんが、バンドサウンドのグルーヴが、CDと比べて、より迫力あるものになっていました。
ベースのカバリエやドラムスのモンタナの奏でるリズムは、よりファンキーになっていましたし、何よりもロジェの奏でるサトンゲの音色が、驚くほど進化していました。というか、あの空き缶をつかった一弦ギターがアンプとつながって、さながら単純なエレキギターみたいになっていたのはちょっとビックリ。音色もより厚くなり、よりテクニカルになったプレイには、聴いていて惹き込まれてしまいました。
CDだと、ダンサナブルというよりも聴かせる曲も多かったのですが、ライブでは、ほとんどの曲が、どこかで踊れるようなリズムが紛れ込んでいて、終始ハイテンションのステージ。全席椅子席で、最初、会場の雰囲気的に、全員座ってみていたのですが、椅子に座りながらも身体が無意識のうちに激しく踊りだしてしまいます。
ステージ上でもメンバーそれぞれが、曲の途中で勝手気ままに踊りだしてリズムを取り出していて、とても自由で、メンバーそれぞれが本当に音楽を楽しんでいるんだなぁ、と感じました。
ふと気が付いて周りを見ると、椅子席の横や後ろの通路など、いつのまにかファンが立って踊りだしていました。会場の空気として、どんどんとテンションがあがってくるのがわかりました。
終盤はゲストに愛知県出身ということで、奥村恵子さんが登場し、一緒に会場を盛り上げました。ごめんなさい、全然存じ上げなかったので帰ってからネットで調べたのですが、元じゃがたらのメンバーだったこともあるパーカッショニストの方みたいですね。
本編ラストは「STAFF BENDA BILILI」で終了。こちらもCD音源よりも、かなりアップテンポな曲風になっていて、座りながら見ていたのですが、座りながらも身体が踊りだしてしまいました。
ここまで約1時間強で本編終了。もちろん、会場からは熱烈なアンコールが起こります。間もなくメンバーが再び登場し、アンコール1曲目は「スシエ」という、CDには収録されていない曲。こちらはしんみりと聴かせるバラード調のナンバーながらも、サビの「ス~シエ」という部分を、みんなで歌いました。途中、ロジェがステージから客席に降りてくるような演出も。なんか、ちょっと歌詞の響きが「寿司」に似ていたのがユーモラスでした(笑)。
そしてラストは「TONKARA」。ここでロジェが観客をあおり立たせます。その瞬間、わっと会場が沸きあがり、一気に観客が立ち上がり、通路の前の方まで押し寄せてきました。この時の会場をつつんだ空気感といったら・・・多分、みなさん思いっきり踊りたかったんでしょうね~。会場のテンションは一気に最高潮。みんなで楽しく踊りながら、ライブは最高潮のうちに幕を下ろしました。
最初から最後までテンションあがりまくりのライブでした。アンコールふくめてわずか1時間半程度。うーん、あっという間で短かった~。正直言うと、本当は野外でビールとか片手に踊りながらみたかったなぁ(笑)。
最初はみんな座りながらおとなしく見ていたので、どうなるのかなぁ、ともちょっと心配したのですが、最後の会場の盛り上がり方はすごいものがあり、会場の空気が一体になっていました。スタッフ・ベンダ・ビリリのステージは、CDで聴いて予想した以上に骨があり、ファンキーなステージで、ライブバンドとしても一流なんだなぁ、ということを感じました。
終わった後の物販ゾーンも、すごい人だかりになっていて、みなさん、すっかりビリリの魅力にはまってしまったみたいです。かくいう私も、すっかり彼らのステージに魅了されてしまいました。本当に楽しいひととき。素晴らしいライブでした!!
話題の映画「ベンダ・ビリリ!~もう一つのキンシャサの奇跡」は名古屋では今月下旬に上映される模様。こちらも見に行かねば!!
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