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2010年9月23日 (木)

初の京都音博! その1

京都音楽博覧会

会場:京都梅小路公園・芝生広場 日時:9月19日(土)12:00~

くるり主催のライブイベント、京都音楽博覧会。5回目となるのですが、ついに初参戦してきました~。快晴に恵まれたこの日は、9月とも思えない暑さの中、梅小路公園へ。まずは屋台で腹ごなし。最近はやりのB級グルメの屋台が数多く出ていました。その中でも、津山ホルモンうどんが旨かった~。焼きうどんに肉汁がからんでいて、とても美味!ホルモンのプリプリとした食感もとてもおいしくて満足しました。

腹ごしらえの後は芝生広場へ。この屋台ゾーンと会場の芝生公園が微妙に離れているのがちょっと残念だったのですが(あと、アルコールが全く販売されていなかったことも)・・・会場の性質上、仕方ないことなんでしょうね。

開演時間ちょっと前に、くるりの2人がステージで開演宣言し、いよいよライブがスタートしました。

Onpaku1

くるり・ザ・セッション

まずいきなりはじめはくるり・ザ・セッション。くるりがいろいろなミュージシャンとセッションをする、という企画なのですが・・・最初、ステージ上にいるのは、くるりの2人+ドラムに森信行が!!デビュー時の3人編成が久しぶりに復活し、1曲目はメジャーデビュー曲「東京」からスタート!これは、デビュー当初からのファンとしては感涙モノです。

その後、「尼崎の魚」「リバー」と続いたのですが、ここでなんとギターに大村達身が登場しました。会場のテンションは開始早々から最高のテンションに。「普段、ライブでやらない曲をやります」のMCで「ワールズエンド・スーパーノヴァ」へ。ラストは「ロックンロール」で締めくくりました。

ファンにとっては最高の瞬間となったステージ。ステージ上のメンバーもどこか楽しそうで、あえていえば、学生的なノリで、素直にバンドの演奏を楽しんでいる、という雰囲気でした。この後、最後に登場した(今の)くるりのステージと比べると、ロック色、バンド色が強かったのですが、こういうくるりも、たまには聴きたいなぁ、と思ったり。ただ、今、くるりが目指しているのは、こういう方向性ではないんでしょう。ただ、代表曲を連続して聴けたし、なによりもかつてのメンバーでのくるりのステージが再現されたし、ファンとしてはたまらないステージでした。

andymori

続いてはサブステージでandymoriのステージ。彼らのステージを見るのはもちろんはじめてです。後ろに下がって、マッタリしながら見ていました。比較的、淡々とした印象だったのですが、メロディーがちょっと和風な哀愁があり、くるりと通じるものがあるのかな?CDで感じたのですが、メロディーはやはりいいですね~。あと、演奏は思った以上にしっかりしていて、ライブを楽しむことが出来ました。これから、どんどん人気があがっていきそうな予感も。

遠藤賢司

エンケンのステージを見るのは、昔、同じくくるりのイベントで見たことがあるのでこれが2度目。前回はバンド編成なのですが、この日は広いステージにひとりだけの登場となりました。しかし、激しくアコギをかき鳴らし、熱狂的に歌いまくるそのパフォーマンスは、たったひとり、それも基本的にアコギだけの演奏とは感じられないほど迫力あるステージでした。なぜか、ドラムセットがステージにセットされていたのですが、途中、バスドラをキックしながら、アコギを弾きまくるという迫力たっぷりの演奏を披露してくれました。

この梅小路公園は、園内に蒸気機関車館があり、蒸気機関車を保存してあり、時折、場内に蒸気機関車の汽笛が鳴り響いていました。エンケンの「夜汽車のブルース」は、ちょうどそんな汽車をテーマにした曲で、「ちょうど汽笛が鳴ればうれしいのですが」みたいなMCを言っていたのですが、とてもタイミングよく、曲が終わった瞬間に、「ポー」と汽笛が鳴り響きました。ちょっと感動的な瞬間でした。

世武裕子

続いてはサブステージで世武裕子のステージ。彼女は名前だけ知っていたのですが、曲は完全に初耳。ドラムスには森信行が参加し、途中、岸田繁がスペシャルゲストとしてギターで参加していました。ピアノの音が心地よい、爽やかなステージでした・・・が、後ろでボーっと聴いていたこともあって、正直、ちょっと印象薄、でした(^^;;

京都魚山聲明研究会

ちょっとこの日、楽しみにしていたんですよ、彼ら。聲明というのは、伝統的な仏教音楽だそうです。袈裟を身に着けたお坊さんが7人登場。基本的に、うねるような声を響かせ、単旋律のメロディ(?)を聴かせるアカペラ(?)に、時々、シンバル(?)の音が加わる不思議な音楽。仏教版のゴスペル・・・という感じかなぁ??イメージとしては、お経のような感じ。とても神妙な雰囲気になるのですが、正直、この晴天の野外よりも、荘厳で静かなお寺の中、の方がピッタリくるような気もしました。

日本の伝統音楽って、例えばワールドミュージックの枠組みの中でもなかなか語られることが少ないだけに、この日のステージはとても興味深く、日本にもこういう音楽の世界があるんだなぁ、ということをあらためて知ることが出来ました。ちょっと残念だったのは、途中、MCがなく、ひとつひとつおそらく深い意味がある曲なのでしょうが、その内容がいまひとつわからなかったこと。音楽は知識で聴くものではないとは思うのですが、やはり曲の合間合間に解説なんかがあれば、よりうれしかったかも。

そんな訳で、ちょっと神妙な気持ちになりながら、後半戦に続きます。

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コメント

いつも楽しく拝見させていただいてます。
それにしても京都音博たのしそうですね!
特にくるりの初期メンバーでのライブ!!
羨ましいかぎりです。

遠藤健司さんの曲は数曲しか聞いたことないですが、すごい存在感があるステージングだったみたいですね。
一回見てみたいです。

投稿: | 2010年9月25日 (土) 03時59分

くるりの初期メンバーによるライブ、正直、かなり感動しました。確かに、もっくんのドラムは今のくるりには合わないなぁ・・・とは思ったのですが、また、こういうセッション、やってほしいです。
エンケンの存在感もすごかったですよ~。すごく惹かれるステージでした。

書き込みありがとうございます。出来れば、次回はハンドルネームも記載していただけるとありがたいです。よろしくお願いします。

投稿: ゆういち | 2010年10月 7日 (木) 00時59分

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