SUMMER SONIC 10 その2
先日の続き。サマソニレポ第2弾です。
A TRIBE CALLED QUEST @OCEAN STAGE
彼らについては、実は事前まで、名前くらいしか知らなかったんですけどね。今回、サマソニに先駆けて、彼らの代表的なアルバム「THE LOW END THEORY」を聴いたのですが・・・カッコいい!ちょっとジャジーでクールなトラックと、リズミカルなラップがとても心地よい!という訳で、一発ではまり、当日も楽しみにして彼らのステージを見に来ました。
彼らのステージは、とにかく観客を盛り上げる盛り上げる。ステージを縦横無尽に行き来したり、ちょっとしたダンスパフォーマンスを見せてくれたり。マイクパフォーマンスも見事だったのですが、観客とのやり取りは、言葉の問題(+次のTaylor SwiftやStevie待ちのファンが多かった影響?)でチグハグだったような(というか、自分の英語力がないだけかもしれないけど、なまってて、すごく聴き取りにくかったような・・・)。もちろん、クールなトラックと、ラップはCDで聴いたまま(当たり前?)。SONIC STAGEでゆっくりと休んできた(笑)後だったので、思いっきり踊りまくりました。
ただ、中盤は、ちょっとだれてきた感じも。途中、なんとオリジナルメンバーのJarobi Whiteも登場し、会場も沸いたのですが、盛り上がりの少なさに、Q-TipもちょっとイライラしたMCをしていたみたいだし。
しかし、後半、なんとQ-Tipがステージから下に降りてきて、観客をかきわけて、中央の音響ブースに!ちょうど私はその横で聴いていたので、すぐ間近でQ-Tipを見ることが出来ました。もちろん、会場は一気に盛り上がりました。そんな後半は、中盤の中だるみを一気に払拭するハイテンションなステージに。すごく楽しいステージでした。
KAM @PARK STAGE
で、次はSONIC STAGEでJONSIを見る前に、せっかくだし、ちょっとだけTAYLOR SWIFTを。と思ったら、お隣のPARK STAGEでKAMがはじまったみたいだったので、ちょっとだけのぞいてみました。
KAMはSugar Soulがこのたびスタートさせた新バンド。朝本浩文がシンセをいじって、ラッパーが1人ついて、プラスドラムとベースという編成。重低音が響く中、Sugar Soulの伸びやかなボーカルを聴かせるバンドで、民俗音楽的な要素も強く感じます。
ラッパーを取り入れたのは賛否わかれそうだけど・・・ちょっとしたアクセントとしてはいいのかなぁ、と思いました。2曲程度見ただけなので、なんともいえない部分が大きいのですが、Sugar Soulの歌声をしっかりと楽しめたステージでした。
TAYLOR SWIFT @OCEAN STAGE
で、次のJONSIまで時間があったので、話題の歌姫をちょっとでも見ようかなぁ、と再びOCEAN STAGEへ。彼女、グラミー賞でのステージパフォーマンスは評判が悪かったみたいで、正直、ライブはどうなのかなぁ、と思ったのですが、ステージがはじまると、そんな不安は完全にぶっとびました。
しっかりとしたボーカルに卒のないパフォーマンス。まだまだハタチそこそこの彼女なのですが、すでにある種の貫禄さえ感じられました。そして、思った以上にかわいい(笑)。全く期待していなかったのですが、なにげにひきこまれる楽しいステージ。ロックバンドみたいな、ライブならではの迫力みたいなものはなかったのですが、完成されたステージングは、エンターテイメントとしてとてもクオリティーの高さを感じました。
余談ですが、もうひとつ印象的だったのが、バックをつとめるバンドメンバーがすべて白人だったこと。ここらへん、カントリー=白人という、アメリカ社会の人種の壁が、まだまだ根強いってことなのかなぁ。
このあたりで夕陽が沈みます。この日は、曇りがちな中、太陽が少しのぞく感じの天気。気温はちょうどいい感じで、海に近いこともあって、風もさわやか。そして、左の写真のように、とてもきれいな夕焼けをながめることが出来ました。
ちょっと早かったけど、JONSIへ行く前にOASISエリアで夕食を取りました。エジプト料理と称されたカレーとタンドリーチキン・・・って、むしろインド料理っぽかったのですが(^^;;でも、なかなかおいしくいただきました。ごちそうさま。
JONSI @SONIC STAGE
夕食を食べてSONIC STAGEに入ると、既にJONSIのステージがはじまっていました。いままでのライブと異なり、静かに鳴り響く音の中、彼のファルセットボイスを美しく聴かせるステージなのですが、これがまた、夢の中にいるのではないか、という幻想的な空間。まず会場に一歩入ると、一気にその空気がかわる、そんな雰囲気のステージでした。
以前、シガーロスのワンマンライブを見たことがあるのですが、やはりその時のことを思い出すようなステージ。終始、似たような雰囲気でステージはすすんでいくのですが、そのあまりにも美しい音に聴きほれ、全く「飽きる」ということはありませんでした。
STEVIE WONDERを見たかったので、途中で会場を離れたのですが、正直、最後まであの夢のような空間に浸っていたかったなぁ~。そう思わせる、とても素晴らしいステージでした。
その3に続く。
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