夏フェスの季節に向けて
ジメジメとした、鬱陶しい梅雨が続いています。
が、これを過ぎれば夏!
夏といえば夏フェス!!
夏フェスといえば、その代表格がフジロックフェスティバル。そのフジロックへ出演するミュージシャンたちの曲を、フリーでダウンロードできる企画が現在行われているようです。さっそくダウンロードして聴いてみました。
ダウンロードサイト
(ダウンロードは7/30まで。また、先着10万名までということなので、終わっていたらごめんなさい。)
Title:FUJI ROCK FESTIVAL '10 FREE SAMPLER
2枚組になっていて、収録曲はそれぞれ
Vol.1
She Is Love/Parachute
Daylight(Troublemaker Remix)/Matt&Kim
Vol.2
Blue/!!!
110V/Spektral/Jaga Jazzist
Short and Entertaining/Jamaica
Gravity/Buffalo Daughter
う~ん。どの曲もそれなりに楽しめたのですが、ずば抜けて、アルバムを買ってまで聴いてみたいなぁ、と思えるミュージシャンはいなかったかも・・・。
フリージャズ風のサウンドが、ちょっとダークながらも圧巻的な音の世界を作り出しているJaga Jazzistは、ライブ映えがしそうな感じ。リズミカルなサウンドに、乾いたギターの音とポップなメロが印象的なJamaicaもおもしろい感じかも。ただ、一番良かったのはBuffalo Daughterかなぁ?ドリーミーな感じのエレクトロサウンドが、とても心地よい作品になっていました。
私は残念ながら今年もフジロックには行けないのですが・・・フジロックに行かれる方は、このサンプラーで予習しておくといいのでは?フジロックに行かない方も、とりあえずチェックしてみると面白いかも。
評価:★★★★
もうひとつ、サンプラーを。
音楽サイトototoyでリリースされたサンプラー、「Next Music From Tokyo」をダウンロードして聴いてみました。
Title:Next Music From Tokyo
カナダ(!)とイギリス(!)で行われた、粋のいい日本のインディーバンドを紹介するライブイベントに参加した、インディーミュージシャンの曲を集めたサンプラーです。
収録曲は
CITY LIGHTS/andymori
gallileo/mothercoat
エイリアンズ/Kulu Kulu Garden
Paranoid Park/グーミ
ティアドロップ/オワリカラ
の6曲。
日本のインディーシーンがとてもおもしろいことになっているなぁ・・・という感覚を最近持っていたのですが、このサンプラーを聴くと、それを実感できます。
どのミュージシャンも、他のミュージシャンの枠組みにあてはまらないような個性派揃い!andymoriは・・・以前ここでも取り上げたので省略するとして、心地よいダンサナブルなギターロックを聴かせながら、なぜか突如フォーキーなアコギが登場する「gallileo」、メタルとガレージを足して2で割ったようなサウンドに、ヘタウマな女性ボーカルがのる「エイリアンズ」、シンプルなアレンジに、様々な声が重なり合いハーモニーをつくる「Paranoid Park」、スペーシーでサイケなサウンドが圧巻の「ティアドロップ」。とにかく、最後まで耳を離せませんでした。
これはフリーダウンロードなだけに、新らしもの好きには是非ともチェックしてもらいたい!日本のインディーシーンの勢いを実感できるサンプラーでした。
この2組のサンプラーを続けて聴くと、正直、今、洋楽よりも邦楽の方が勢いがあって、おもしろいのではないか?と思ってしまいます。「若者の洋楽離れ」なんてことを言われたりもしますが、それって単純に、今、洋楽よりも邦楽の方がおもしろいミュージシャンが増えてきただけじゃないの??なんてことも思ったりもしまいました。
ダウンロードサイトはこちらから。いつ、配信が終わるかわからないので、お早めに~。
評価:★★★★★
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