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2010年7月27日 (火)

世界の終わりは美しい?

Title:EARTH
Musician:世界の終わり

EARTH

ここ最近、期待の新人バンドを多く紹介していますが、彼らもそんな一組。「世界の終わり」という、ちょっと仰々しさも感じるバンド名が印象的な、4人組のバンドです。

このバンド、ちょっと変わっているのが、メンバーが、ギターボーカル+ギター+キーボード+DJというスタイルで、リズム系の楽曲が全くいない、という点。そのため、打ち込みのリズムでダンサナブルに聴かせる曲はあるものの、バンドとしての「グルーヴ」みたいなものは皆無です。

その一方、ピアノやノイジーなギターサウンドが鳴り響く中聴かせてくれるポップなメロディーがとても印象的。「世界の終わり」というバンド名からイメージすることなのですが・・・昔のベタな映画やアニメで、人が死ぬ時に、天から光が差込み、天使が降りてくるようなシーンがあるじゃないですか?そんなシーンにピッタリはまりそうな・・・とても美しくも、どこか切ないメロディーがとても心に残ります。

ただ、その一方、このバンド、手放しでは絶賛できない、気になる点が2点ほどありました。

まず1点は、いろいろな意味でちょっと狙いすぎじゃない?ということ。

「世界の終わり」というバンド名自体、狙いすぎだろ?と思いますし、また、メンバーの一人が、ピエロの格好をして、名前もDJ LOVEって・・・なんか、ちょっと狙いすぎな感じが気になりました。

そしてもう1点は、ちょっと歌詞にリアリティーが感じられない点でした。

例えば、人が生きていくために、常に他の生き物の命を犠牲していることをテーマとした「虹色の戦争」や、死そのものをテーマとした「死の魔法」など、テーマとしてはすごい重要で、考える必要があるテーマだと思います。ただ、それをあまりにもストレートに伝えすぎている内容は、ちょっと取ってつけた感があって、リアリティーを感じられませんでした。

個性的でおもしろいバンドだとは思うんですけどね。いろいろな意味で気負いすぎな感じもするなぁ。とりあえず、今後の成長に期待したいです。

評価:★★★★


ほかに聴いたアルバム

CM3/cornelius

CM3

corneliusによるリミックスベスト。坂本龍一からCrystal Kay、James BrownにBloc Partyと、洋邦の若手から大物まで、様々なミュージシャンのリミックスが聴けます。全体的に丸みを帯びたアコースティックなテイストのある優しい雰囲気のサウンドが特徴的。corneliusらしいなぁ、という強い個性を感じる一方、ちょっとワンパターン気味な雰囲気も?

評価:★★★★

敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での『約束』を。/te'

敢えて、理解を望み縺れ尽く音声や文字の枠外での「約束」を。

相変わらず、その意味深なアルバムタイトルや楽曲名が印象的なインストバンド。オルタナ系のギターロックをベースに、シューゲイザー、ハードロック、ミニマルなどの要素を上手く取り込みながら、バンドサウンドのダイナミズムとポピュラリティーを両立させているのがとても魅力的。まあ、新鮮味という要素が若干薄いのは前作同様なのですが・・・。

評価:★★★★

te' 過去の作品
まして、心と五感が一致するなら全て最上の「音楽」に変ずる。

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