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2010年6月 7日 (月)

SAKAE SP-RINGに行って来ました その1

SAKAE SP-RING

会場:名古屋CLUB QUATTRO、名古屋Blue Note 他 日時:6月5日(土)12:00~

Sakaespring

月曜日も久しぶりにライブに足を運んだのですが、先日土曜日も、ライブイベントに行って来ました。それは、SAKAE SP-RING!名古屋栄のライブハウス数箇所で同時にライブを行い、パスを持った人ならば、出入り自由に1日中ライブを楽しめるという企画。その2日目、土曜日に参加してきました。

SAKAE SP-RINGについては、実は第1回目である2006年に参加したのですが、それ以来2度目の参加。第1回目は、まだ規模も小さく、参加ミュージシャンもメジャーどころが少なかったのですが、徐々に規模も大きくなり、先行イベントであるMINAMI WHEELの雰囲気に近づいてきた感じがします。

12:00~ ウラニーノ 会場:MUJICA

まずは最初、MUJICAで行われているウラニーノのライブへ。12時10分くらいに会場入りしたので、残念ながら、噂の「前説」については見れず。既に演奏はスタートしていました。

ウラニーノ、以前、このサイトに遊びに来てくださる方に薦められたCDを聴いて気に入ったので、この日も楽しみにしていました。で、あらためて思ったのですが、やはり彼ら、歌詞がいいですね~。この日は、5月にリリースされたシングル「ダンボールに囲まれて」も歌ってくれたのですが、この歌詞の視点がまたユニーク。去っていく彼女の、引越しのダンボールに囲まれた主人公と、売れ残りの在庫にかこまれた社員という主人公、そして、川辺のダンボールハウスで暮らす主人公という3人とダンボールというありふれた素材をめぐる心象風景を描いていて、とても心に残る歌詞を聴かせてくれました。

この日は他にも「Wonderful World」なども聴くことが出来ましたが、どの曲も、物語性あるユニークな視点の歌詞がとても印象に残ります。メロディーは、ちょっとフォーキーな感じの、ただよくあるギターロックなのですが、こちらは卒なくといった感じ。演奏も卒ない感じながら、比較的しっかりしていて、ヒットポテンシャルは十分ありそう。

ベース担当のピストン大橋が、「きもいきもい」言われて、いじられキャラだったのが、ちょっとかわいそうというか、そういうキャラなのでしょう(笑)。途中、彼が、白いTシャツに、大きく「I ハート リトルワールド(←名古屋近辺の有名な観光地)」と書かれた服を着ていて、会場は大盛り上がり。その後も、この「リトルワールド」の部分をめくると「なばなの里(←同じく名古屋近郊の観光地)」になり、さらにめくると最後は、「美宝堂」(CMが有名な名古屋の某宝石店)・・・って名古屋人じゃないとわからないネタで盛り上がっていました。このパフォーマンス、楽曲の雰囲気とは全く関係ないのですが(笑)。ただ、この妙なパフォーマンスが、妙に印象に残りました。

とても楽しいライブだったと思います。ウラニーノ、売れそうな予感も。これだけ小さな会場で見れたのが、貴重な経験になった・・・かも。

14:00~ キノコホテル 会場:NAGOYA Blue Note

13時からの回は、あまり見たいミュージシャンもいなかったので、昼食を取り、14時からはブルーノートへ。ここでは、最近話題のキノコホテルのライブを見てみました。入場制限もかかっていて、注目度の高さをうかがえました・・・が、中に入ると、椅子席がズラリ。前のメンバーは座ったまま、という状況。うーん、ブルーノートからだからかなぁ。椅子席をどかせば、もっと人は入るだろうに・・・。

ライブがスタートすると、いきなりかなりハードなバンドの演奏に驚かされます。メロディーと歌詞は、60年代の昔の歌謡曲風といった感じ。ボーカルマリアンヌ東雲の声も、昔の歌謡曲そのままの、低く、色っぽい声が特徴的。服装も、昔のグループサウンズそのままといった感じ。さらには、途中に入るMCも、昔の、キャバレー風といった感じでしょうか?ムーディーな雰囲気そのままのMCで、ボーカルの声の雰囲気が、MCでもそのままだったのはちょっと驚きました。

また、MCも、おそらくそういうキャラをつくっているのでしょうが、ボーカルのマリアンヌが主導権を握っていて、他のメンバーをしきっている・・・といったステージに。途中、マリアンヌのまゆげが取れてしまうハプニングがあり、曲が1曲短くなってしまいました。

パフォーマンスは、全体的に、自覚的にプロデュースされている感があり、完成されている、といった感じ。楽曲の感じとしては、初期のGO!GO!7188に近いものはあるのですが、彼女たちと違って、意図的に、昭和歌謡曲、GS路線を押し出しているのが印象的。バンドとしての演奏は、迫力はあるものの、それだけで売るには、あと一歩といった感じかも。

客もまた、熱烈なファンというよりも、興味半分といった感じのファンも多く、メンバーにうながされて、ようやくボチボチと椅子を立って盛り上がるといった感じでした(ひょっとしたら、次のたむらぱん目当ても多かったのか?)。

最後は、「もえつきたいの」に「キノコホテル唱歌」で40分程度のライブが終了。なかなか楽しいステージだったと思います。また、機会があれば、見てみたいです。

15:00~ たむらぱん 会場:NAGOYA Blue Note

で、そのままブルーノートに残り、たむらぱんのライブで。同時刻、クワトロではOKAMOTO'Sのライブも行われていて、そちらも気になったのですが、やはり彼女のステージを一度見てみたい!ということで、そのまま会場に残りました。会場は、キノコホテル以上に観客が入り、人気の高さをうかがえます。

ライブがはじまると、いきなり椅子に座っていた観客も立ち上がり、会場を盛り上げます・・・って、やはり、たむらぱん目当てのファンが多かったのかなぁ?たむらぱんははじめて見たのですが、おもったよりもちっこくて(笑)、かわいらしい~。雰囲気的に、ちょっと木村カエラみたいな雰囲気を感じました(?)。

軽快なポップスが続き、会場を盛り上げます。途中、一番うれしかったのは、個人的にも大好きな、名曲「ちゃりんこ」を聴かせてくれたこと。この曲を生で聴けて、大満足。さらには新曲「SOS」を本邦初披露!ちょっと歌謡曲テイストのある楽曲ながらも、独特の癖を持ったメロディーが彼女らしさを感じさせるナンバーでした。

強く惹きつけられる・・・とかそういった印象はなかったのに、気が付いたら、40分があっという間に過ぎてライブが終了。いやぁ、素直にとても楽しいステージだったと思います。やはりたむらぱんはいいなぁ。また、是非とも彼女のステージは見てみたいです。

16:00~ SISTER JET 会場:NAGOYA CLUB QUATTRO

続いては、ブルーノートをはなれて、クラブクアトロへ。この時間帯、最初は見てみたいミュージシャンもいなくて、誰を見るか迷ったのですが、クワトロのSISTER JETのライブを見ることにしました。

SISTER JETについては、名前こそ聞いたことあったのですが、ライブはもちろん、音を聴くのもはじめてのバンド。どんな音か、楽しみに、ライブに臨んだのですが・・・

楽曲は、ガレージパンクにダンスミュージックの要素を加えた感じ。バンドサウンドは爆音で迫力があり、ダンスビートもリズミカルで、ライブ向けといった感じだったのですが・・・音が大きすぎ(苦笑)。一部、音が完全に割れていて、不快感すらありました。クワトロってこんなに音悪かったっけ?サウンドの調整ミスのような気もするなぁ。

ちゃんとした音質で聴いたらもっと印象も異なるかもしれませんが、正直言って、いまひとつ楽しめないステージでした。演奏も、この音の悪さも理由のひとつかもしれませんが、いまひとつ、迫力はあったものの、ピンと来るものはなく。残念です。もっと音のいい状態で、今度は聴いてみたいなぁ。

その2に続く。

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