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2010年6月25日 (金)

珠玉のポップスアルバム

Title:All Kinds of People~Love Burt Bacharach
Musician:Jim O'Rourke

オール・カインズ・オブ・ピープル~ラヴ・バート・バカラック~プロデュースド・バイ・ジム・オルーク

ジム・オルークによるバート・バカラックのカバーアルバム。バート・バカラックは、アメリカを代表する作曲家で、名前は知らなくても、その楽曲は、おそらく誰もが一度は聴いたことあるのではないでしょうか?「Close To You」「Raindrops Keep Falling On My Head」「Say A Little Prayer For Me」あたりは、音楽をあまり聴かなくても、耳なじみのある曲なのでは?

このアルバムは、そんなバート・バカラックの名曲を、細野晴臣、カヒミ・カリィ、小坂忠、坂田明・・・などといった日本のミュージシャンたちを中心に、ジム・オルークプロデュースのもと、カバーしています。他にもアメリカからも、SONIC YOUTHのサーストン・ムーアやWILCOのグレン・コッチェも参加しています。

基本的にはアレンジは、ピアノをひとつの軸に、ジャジーなリズムが心地よいグルーヴを産み出している、シンプルなアレンジ。「Raindrops Keep Falling On My Head」では、不定期なリズムを刻む雨音のような、ちょっと変わったリズムを入れてきたり、「After The Fox」での坂田明と中原昌也が一種のかけあい漫才みたいだったり、やくしまるえつこと、カヒミ・カリィのウィスパーボイスが不思議な雰囲気を作り出していたりと、ユニークなひとひねりを感じる部分もありました。

とはいえ、アルバム全体としては、心地よく、つい口ずさんでしまいそうな、まさに文字通り、珠玉のポップソングを楽しめるアルバム。バカラックをあまり詳しく知らなくても(それは私も、ですが・・・)、このアルバムに流れる名曲の数々に、酔いしれてしまいそう。

そんなバカラックの名曲を楽しめるのは、やはりジム・オルークの、しっかりとメロディーの良さを生かしたプロデュースワークがよかったということでしょうか?癖のあるミュージシャンばかりを集めているので、カバーによって好き嫌いはあるかもしれませんが、時代を超えたメロディーを楽しめるアルバムだと思います。

個人的には、ちょっと渋さを感じる、小坂忠の「Don't Make Me Over」のカバーが良かったかなぁ?

評価:★★★★★

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