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2010年6月 5日 (土)

日米の元気者のコラボ

Title:BENNIE BECCA
Musician:BENNIE BECCA

BENNIE BECCA

BENNIE Kと、アメリカの女性シンガーBECCAによるコラボレート企画による新作。

BENNIE KとBECCAというと、どちらも「元気な女の子」をイメージするミュージシャン。BENNIE Kの楽曲は、洋楽テイストを感じさせますし、一方でBECCAは、日本受けしそうなガールズロックを聴かせてくれます。

それだけに、両者の相性って、結構いいのかなぁ?と思ってこのアルバムも聴いたのですが・・・

思ったよりも、お互い、雰囲気が違いますね(^^;;

なんというか・・・やはりBECCAのスタイリッシュでリズミカルなボーカルは、BENNIE KのYUKIやCICOとは、節回しやリズムの面で違いが大きく見られて、やはり、ここらへん、必ずしも悪い意味ではなく、洋楽と邦楽の差なのかなぁ、という印象を受けました。

ただ、だからといって両者チグハグで、コラボとしては失敗だったか、というと、そういう訳でもなく。アメリカンロックの雰囲気が出ていた「Narita Express」みたな曲もあれば、「Dilemmas」あたりの哀愁あるメロは、邦楽ならではといった感じでしょうか?BENNIE KともBECCAともちょっと異なる、日米のコラボレーションを楽しませてくれました。

しかし、一方では、全体的に、ちょっと音をつめこみすぎたような感じもしました。

「Dreamer」「Cinderella Syndrome」のようなヘヴィーロックな路線や、「YOU&Me」のようなエレクトロポップ風な曲、カントリー風な「明日」など、バリエーション豊富な曲調は、最後まで楽しませてくれましたが、音数は多めで、ちょっと聴いていてくどく感じてしまった・・・。

BENNIE KもBECCAも、「シンプルな音で聴かせる」というタイプでは確かにないのですが、両者を足し合わせて、そのまんま、といったアレンジになっていて、こってり風味のサウンドは、ちょっとお腹いっぱいになってしまいました。

元気な女の子3人、ポップな楽曲を楽しませてくれるアルバムで、なかなかよかったと思います。これ1枚だけではなく、2作3作とつづけてくれれば、もっとしっくりと来る作品が出てくるかも?せっかくだから、2枚目も聴きたいなぁ。

評価:★★★★

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