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2010年6月22日 (火)

日本的ロック?

Title:Revolutionary
Musician:9mm Parabellum Bullet

Revolutionary

デビュー以来、高い注目を集め、多くのファンを獲得した9mm Parabellum Bullet。この作品で、はやくもフルアルバムはメジャー3作目となります。

3作目となり、彼らの世界観もほぼ固まってきたかなぁ・・・というのが、このアルバムを聴いての、まず最初の感想。アルバムを聴いて、ある種の安定感を覚えました。

ただ、今回の作品でも、ダイナミックなロックサウンドは健在で、衰えることのない勢いを感じます。

そしていままでの彼らの作品で、ひとつ物足りないなぁ、と思っていたのは、その楽曲のバリエーションでした。ヘヴィーなバンドサウンド+歌謡曲風の歌詞というスタイルの楽曲は、印象的ではあるものの、少々一本調子な部分もありました。その物足りなさを勢いでおぎなっていた点があったのは否めません。

それに比べると今回の作品は、楽曲のバリエーションが増えたような印象を受けます。「命ノゼンマイ」は3拍子のワルツが、アルバムにひとつのインパクトを与えていましたし、「キャンドルの灯を」では、テンポのよいギターに、どことなくジャジーな薫りを感じました。

しかし、それでもまだ、全体的には似たようなベクトルを向いた作品が多く、それを勢いでおぎなっている部分を感じました。もっとも、そういう物足りなさを十分おぎなえるだけの勢いが、今の彼らにはあるのは事実なのですが・・・。

で、あらためて思うのですが、本当に彼らは、日本的なバンドだなぁ、ということを感じました。

メロディーは思いっきり歌謡曲風だし、さらに「命ノゼンマイ」「Black Market Blues」あたりのバンドサウンドには、ちょっとヴィジュアル系の雰囲気が・・・。耽美的というか、ちょっとナルシスティックというか、独特の雰囲気が楽曲から感じられます。

それにダイナミックなヘヴィーロックのサウンドをコーティングしていますが、その中身は、ある種日本の音楽文化から生まれた、J-ROCK。もちろんそれは彼らの大きな魅力であると同時に、彼らが注目を集めてヒットする大きな要因なのかなぁ、とも思いました。

とりあえず、まだまだ勢いを感じられる彼ら。今後の活躍も楽しみです。

評価:★★★★★

9mm Parabellum Bullet 過去の作品
Termination
VAMPIRE

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アルバムレビュー(邦楽)2010年」カテゴリの記事

コメント

最近のは余り知らず、インディーズ時代のものを聴いてるんですが
すでに叙情的な匂いを感じます

先日新アルバムのCMチラっと聴いて最近のは洗練されてきたかなと感じました

その洗練と感じた部分が歌謡曲的な聴きやすさだったのかも知れないですね
メジャーになるとそういうものを求められるのか元々やりたかったことなのか

J-ROCK大好きですけど

投稿: ヒノキオ | 2010年6月24日 (木) 05時17分

>ヒノキオさん
最近のアルバムは、確かに洗練されてきているような感じもします。いい意味でも悪い意味でも、それがメジャーミュージシャンらしさなのかもしれません。
そんな洗練された部分をプラスにするのかマイナスにするのかは、これからの彼ら次第かもしれないですね・・・。

投稿: ゆういち | 2010年6月29日 (火) 00時42分

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