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2010年5月10日 (月)

歌モノが魅力的

Title:WORLD SKA SYMPHONY
Musician:東京スカパラダイスオーケストラ

WORLD SKA SYMPHONY

スカパラの最新アルバムは、また、多くのゲストボーカルが参加した曲が収録されています。

まず「流星とバラード」では、再び奥田民生とコラボレート。ちょっとビターな大人のポップソングに仕上がっています。「ずっと」では、ボーカルに迎えたのが、Crystal Kay!ちょっと意外な組み合わせな印象も受けますが、彼女の力強い歌声が、しっかりとスカパラのサウンドを受け止め、爽やかなポップソングに仕上がっていました。

そしてラスト「君と僕 2010」は、スカパラのデビューアルバムに収録されている「君と僕」を、斉藤和義が歌っています。切ない曲調と、斉藤和義のボーカルが見事にマッチしています。ってか、この曲のボーカルにせっちゃんを選ぶ、というセンスの良さは、すばらしいなぁ(笑)。

そんな感じで、ゲストボーカルを迎えたポップな作品3曲が、ある意味主軸になっているこのアルバム。アルバム全体的には、いつも以上にポップな印象を受けました。

「Just say yeah!」なども、とてもポップで楽しい雰囲気でしたし、「WORLD SKA CRUISE」も、メロディアスなインストチューン。他にも、爽やかなポップチューンだったり、「Juggling city」のようにラテンなナンバーを聴かせてくれたり、「愛の讃歌」のカバーを聴かせてくれたり、と、最初から最後まで飽きさせない展開で楽しませてくれます。

そんな訳で、とてもいいアルバムだなぁ・・・と思う一方、いい意味でも悪い意味でも、ちょっと卒がなさ過ぎるというか・・・ベテランとしての安定感がある一方、意外性みたいなものには欠けるかなぁ・・・なんてことも感じてしまいました。

まあ、贅沢な要求かもしれないですけどね(^^;;スカパラが好きなら、素直に楽しめるアルバムなのは間違いないと思います。

評価:★★★★

東京スカパラダイスオーケストラ 過去の作品
Perfect Future
PARADISE BLUE
 

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