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2010年5月28日 (金)

VOCALOID作品初の1位。されども・・・。

今週の着うたチャート

2010年5月19日~2010年5月25日付チャート

先週に続き、今週も着うたチャートは新譜ラッシュとなりました。

今週の1位は先週に続き西野カナ「会いたくて 会いたくて」がランクイン。やはり強いですね。シングルチャートでも今週2位にランクインしており、着実に人気を伸ばしています。

続く2位3位はいずれも初登場。2位はHoney L Days「まなざし」。男性2人組のデゥオで、5月26日発売シングルの先行配信。オーソドックスなポップソングで、ちょっとコブクロ風な部分も?TBS系ドラマ「タンブリング」主題歌にもなっており、シングルでもヒットの兆しが??

3位には菅原紗由理「素直になれなくて」がランクインです。フジテレビ系の同名ドラマの挿入歌。シングルチャートでは初登場18位に終わり、少々不振気味だったのですが、着うたでは見事ベスト3入りしてきました。しかし彼女も、前作が「ファイナルファンタジー」の主題歌だったりと、完全にレコード会社や事務所的には、露骨に売ろうとしていますね。ただ、それがいまひとつ人気に結びついていないのが厳しいところですが・・・。

初登場は、残り7位から9位に並びました。

まず7位に、JUJU「Trust In You」がランクイン。26日販売予定シングルの先行配信です。8位にはMINMI「ハイビスカス」が入ってきました。これからの夏場にふさわしい、ラテン調のダンスチューン。こちらも26日発売予定シングルの先行配信です。

さらに9位にSoulja「はなさないでよfeat.青山テルマ」がランクインしてきました。Souljaと青山テルマといえば、「ここにいるよ」のヒットで、ラップ+泣き歌の、着うたヒットの王道路線の走りともいえるミュージシャン。この曲もまた、そんな王道路線を突っ走っています。ただ、Souljaが青山テルマと組むのはこれが最後だとか。ただ、「コンビ解消」とか書かれていますが、別に、ユニット組んでいた訳じゃないんですが。

しかし、Souljaも青山テルマも、これからが厳しいなぁ。既に着うたですら、9位と決して好調な訳ではないし。Souljaは、次は鬼束ちひろの「月光」をリメイクしてリリースするとか。完全に、他人のふんどしで相撲を取るスタイルでしか売れなくなっちゃっていますね。意外といいミュージシャンなんだけどなぁ、Soulja・・・。


今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/

今週のアルバムチャートは、着うたチャートと異なり、再び新譜が少ない、ちょっと寂しいチャートとなりました。

EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis(ボカロジェネシス)feat. 初音ミク(ジャケットイラストレーター 三輪士郎)【数量限定初音ミクストラップ付き】

そんな中で1位を獲得したのが、VOCALOID初音ミクの楽曲を集めた「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク」。VOCALOIDの作品としては、初の1位獲得となりました。

初音ミク関係の初の1位ということで、ネット上ではちょっとした騒ぎになっているみたいです。ただ、初の1位とはいっても、初動売上はわずか2万3千枚。初動売上では、以前にリリースされた「初音ミクベスト~impact~」の初動2万6千枚、「初音ミクベスト~memories~」の初動2万5千枚も下回る結果になり、また、同じく初音ミク関係では、supercellの「supercell」が初動5万6千枚を売り上げていた事実を考えると、売上的には、一時期のピークを越えて、むしろ一段落したような印象があります。

ちなみに、2位には、先週まで1位を独走していた徳永英明「VOCALIST」がランクイン。続く3位には、Justin Bieber「MY WORLDS」が、発売日の関係で先週のベスト10圏外からランクアップし、見事ベスト3入りを果たしました。

Justin Bieberは、カナダ出身の弱冠16歳のR&Bシンガー。16歳でのベスト3入りは、洋楽では歴代最年少記録だとか。アメリカでも高い人気を見せているみたいですが、日本でも一気に火がついた形になりました。

アルバムで初登場はあと1枚。6位に、テレビ東京系アニメ「テニスの王子様」のキャラクター、白石蔵ノ介のアルバム「POISON」がランクインしています。

今週のチャートは以上。それではまた、来週の水曜日に!

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