« バラードもいいけれども | トップページ | 2週連続1位! »

2010年4月27日 (火)

注目の新音源!

Title:VALLEYS OF NEPTUNE
Musician:JIMI HENDRIX

ヴァリーズ・オブ・ネプチューン

60年代を、いや、ロックの歴史を代表する天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックス。いまなお多くのファンを抱え、数多くのミュージシャンに影響を与え続けています。このたび、彼の残した音源をリリースするレコード会社が、ソニーミュージックへと移籍。あらためて彼の代表曲が、DVD付リマスターとしてリリースされました。そして、そんな中で目玉となったのが、未発表音源を集めたこのアルバム。特に表題曲「VALLEYS OF NEPTUNE」は、(アウトテイク集などには収録されたことがあるそうですが)公式盤としては純然たる未発表曲だそうで、大きな話題となっています。

1970年にわずか27歳の若さで夭折した彼ですが、その後、多くの未発表音源がリリースされました。それは、彼が、数多くのジャムセッションを行い、たくさんの音源を残していったことや、エクスペリエンスのノエルとミッチが、エクスペリエンスの印税に対する権利を安値で手放してしまったことなども大きな要因のようです。

ただ、彼の生前の作品を聴いていると、その音楽性は実に多彩で先進的。ブルースやヘヴィーロック、サイケなどの要素だけではなく、ジャズや、メタル、下手したら、90年代のグランジロックにも通じるものがあるのでは?と思わせるような、簡単に「○○ロック」とカテゴライズできないような、ジャンルレスな音楽性を感じます。

音楽に対する天才的な感性を持っていた彼の頭にはどんな音が鳴っていただろうか?もし彼が夭折せずに、その後も音楽活動を続けていたらどのような音を鳴らしていただろうか?そう感じるファンが多いからこそ、多くの未発表音源がリリースされた・・・のかもしれません。

・・・・・・・・・うーん、偉そうな知ったかぶりはこのくらいにして・・・・

とにかくこのアルバム、めちゃくちゃカッコいいです!!

原曲よりも、ファンキーになった「Stone Free」からはじまり、「Sunshine Of Your Love」ではCREAMの名曲の上を、ジミヘンが自由に遊びまわっているよう・・・。「Ships Passing Through The Night」のグルーヴもたまりません。

ラストの「Crying Blue Rain」は未完成の作品で、他の曲と比べると、中途半端な出来なのかもしれませんが、それでも彼の奏でるギターはとても魅力的でカッコよく感じます。

正直、そんなにギターに詳しい訳でもなければ、ジミヘンはオリジナルアルバムを一通り聴いたくらいで、未発表曲集を買いあさるようなマニアでもありません。

ただ、それでも、彼の、まるで歌うように表現力豊かなギターはとても魅力的。テクニックももちろん素晴らしいことは言うまでもないのでしょうが、そういうテクニックを超えて伝わってくる何かを感じます。

60年代の作品ながらも、そのサウンドは今なお古さを感じさせない普遍性があります。個人的には、1枚のアルバムとしてとても楽しめた作品でした。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

TO LOSE MY LIFE..../WHITE LIES

To Lose My Life

イギリスのチャートで1位を獲得した、注目の新人ミュージシャン。美しいメランコリックなメロディーはスケール感があり、いかにもイギリスのロックバンドという感じ。いい意味でも悪い意味でもスタジアムバンドといった印象があって、イギリスの「売れ線」といった感じなのかなぁ?今後次第では、どんどんと大物になりそうな雰囲気も。

評価:★★★★

Working On A Dream/Bruce Springsteen

Working on a Dream

アメリカロック界のアニキによる新作。イギリス、アメリカともにチャート1位を獲得し、変わらない人気を感じます。曲は、いつもの彼らしいといった雰囲気かな?大物然とした部分は否めないものの、いい意味でさっぱりとした、でもスケール感のあるメロディーはとても聴きやすく魅力的でした。

評価:★★★★

Fork In The Road/Neil Young

Fork in the Road

こちらもベテランミュージシャンの新作。オルタナ系バンドからもリスペクトを集めている彼ですが、これだけの大ベテランでも、新作からはまだまだ現役感が伝わってきます。バンドサウンドがメインの、ギターロック色が強い作風は、賛否がわかれそうですが、若い世代のリスナー層には、むしろすんなりと聴ける雰囲気の曲ばかりでは?

評価:★★★★★

|

« バラードもいいけれども | トップページ | 2週連続1位! »

アルバムレビュー(洋楽)2010年」カテゴリの記事

コメント

以下の作品のレビューをしてみてください。

Duchess Says「Anthologie des 3 Perchoirs」
http://www.myspace.com/duchesssays


Health「Get Color」
http://www.myspace.com/healthmusic


Golden Bug「Hot Robot」
http://www.myspace.com/goldenbug


alva noto「Transform」
http://www.myspace.com/alvanoto


Mincemeat Or Tenspeed「Strange Gods」
http://www.myspace.com/mincemeatortenspeed

投稿: ko | 2010年4月28日 (水) 02時37分

>koさん
どれもなかなかいい感じですね。My Spaceでパッと聴いた感じだとDuchess Saysとalva notoがなかなかよかったです。機会があれば聴いてみたいです。

ちなみに・・・
koさん=かこさん=よしださん=ティラミスさん
ですよね?
「コメントに関してのお願い」で記載したとおり、複数のハンドルネームを使い分けて別人を装う書き込みはご遠慮ください。よろしくお願いします。

投稿: ゆういち | 2010年4月29日 (木) 19時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/505136/34372036

この記事へのトラックバック一覧です: 注目の新音源!:

« バラードもいいけれども | トップページ | 2週連続1位! »