日本語でファンク!
Title:在日ファンク
Musician:在日ファンク
いいねぇ~とにかくファンキーでカッコいい!!(発売日が1月6日なので)新年早々、今年を代表しそうな名盤が誕生しちゃいました!!ファンクなリズムに酔いまくる、傑作です。
在日ファンクは、sakerockの浜野謙太率いるファンクバンド。楽曲は、はっきりいってしまえば、そのまんまジェームス・ブラウンです。こういう言い方が正しいかわかりませんが、どす黒いヘヴィーなリズムに、なんか匂いまで伝わってきそうなファンクなリズム。邦楽ばなれしたファンキーなリズムは、聴いていて快感の一言です。
そして、彼らがおもしろいのは、そんなファンキーなリズムの楽曲を、あくまでも日本語の歌詞でやってしまう点なんですよね。
それも彼らの歌詞は、あくまでもファンクなリズムにのるかどうかで選んでいて、え?こんなことをサビで歌うの?と思ってしまいます(笑)。
「きず」や「最北端」、「罪悪感」や、さらに最近、再びホットイシューになっている「ダンボール肉まん」という言葉を、ファンキーなリズムに載せていて、その歌詞は一度聴いたら忘れられません。
でも、そうやって歌っている歌詞も、視点がユーモラスで
「アピアピ アピールしたいなら きず人間
たびたび 思い出す憧れのその包帯」
(「きず」より 作詞 Kenta Hamano)
「ソープに行って罪悪感
2回もイッて罪悪感
ゆく年来る年罪悪感
奇妙な初夢罪悪感
お昼に起きて罪悪感
おれなんか生きてて罪悪感
新聞読まず罪悪感
リーマショック罪悪感」
(「罪悪感」より 作詞 Kenta Hamano)
など、ふとした内容ながら、どこか共感できてしまうような内容がとてもユニークです。
とにかく、「在日バンド」というバンド名からしてそうなのですが、どこか流れるうさん臭さも含めて、文句なしにファンキーでカッコいいバンドです。これはライブがすごく盛り上がりそうだなぁ・・・大音量で踊りまくりたいです(笑)。
評価:★★★★★
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