春近し
今週の着うたチャート
ここ何週か、似た顔ぶれがベスト3を占めていた着うたチャートですが、今週はベスト3が全曲入れ替えとなりました。
1位は、西野カナの「Best Friend」がランクイン。2月24日発売シングルの、先行配信で、この時期で、このタイトルから想像つくように、卒業ソング。ちょっと早い春を感じさせます。
続く2位も、先週20位からランクアップの湘南乃風「ガチ桜」。先々週のシングルチャートでベスト10入りしましたが、着うたも遅れてランクイン。それも、シングルチャートよりも上位に入ってきました。こちらも春を感じさせます。
3位も4位からランクアップで初のベスト3入り。サーターアンダギーで「ヤンバルクイナが飛んだ」がランクアップ。先週1位だった清水翔太×加藤ミリヤは5位に、2位だった木村カエラは4位にランクダウンしています。
初登場は他に2曲。7位にKGの「いとしすぎて duet with Tiara」が、10位にYU-A「そばにいて、すぐ消えて。」がそれぞれランクインしています。
どちらも、またよくありがちな、R&B系切な系ラブソング。ちょっとあまりにありきたりすぎるんじゃないか・・・と思うのですが、なんだかんだいって着うただとそこそこヒットしちゃうんですね・・・。KGは着うたオンリーでのリリース、YU-Aは3月3日発売シングルの先行配信と、どちらも露骨に着うたヒット狙いです。
そしてもう1曲は、この着うたヒット狙いとは、ある意味真逆なシングル。坂本冬美の「また君に恋してる」が25位から一気に9位にランクアップ。ベスト10入りを果たしています。「うたばん」や「笑っていいとも」、「SMAP×SMAP」といった、若者向き番組への出演が、着うたのヒットにもつながったのでしょうか?本来、あまり着うたを使わなそうな世代向けへの歌なだけに、着うたチャートへのランクインはちょっと意外な印象を受けました。
今週のアルバムチャート
http://www.oricon.co.jp/rank/ja/
アルバムチャート1位は、東方神起のベスト盤「BEST SELECTION 2010」が、初動41万枚という好セールスで初登場1位を獲得しました。
アルバムでは初の1位獲得。初動41万枚は、海外のユニットとしては、BON JOVIを抜いて、過去最高記録だそうです。解散騒動など、いろいろと話題はありますが、相変わらずの強さを感じさせる結果となりました。
初登場でベスト3入りしてきたのが、3位初登場AAAの「HEARTFUL」。前作が、初動1万9千枚だったのに対して、本作は初動4万2千枚。売上を大きく伸ばしました。いまになって、これだけ初動を伸ばしたのにはちょっとビックリなのですが・・・なにか理由があるのでしょうか?
初登場で続いたのが6位茅原実里の「Sing All Love」がランクイン。彼女は、人気声優アイドルで、3枚目のアルバムにして、初のベスト10ヒットとなりました。
7位初登場はThe Birthday「STAR BLOWS」。ここらへんは、根強い固定ファン層の人気といった感じか?
9位May J.「for you」がランクイン。前作が初動2万6千枚だったのに対して、初動1万枚と大幅ダウン。ここらへんが、正念場といった感じでしょうか?
初登場ラストは10位に藍坊主「ミズカネ」が入ってきました。アルバムで、初のベスト10ヒットを記録。人気上昇中のバンドです。
また、ベスト10以下からのランクアップ組では、8位にTaylor Swiftの「Fearless」がランクインしています。今年のグラミー賞で、アルバム賞をはじめ、4部門で受賞した話題のカントリー歌手。グラミー賞受賞あたりから、日本でも話題となり、見事、初のベスト10ヒットとなりました。最近、アメリカではカントリーの勢いがあるみたいですが、彼女をはじめとして、今後、日本でもカントリー人気が高まるのでしょうか?
今週は以上の通り。それでは、また来週の水曜日に!
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