伝説のロックバンドの再結成作
Title:METAMORPHOSIS
Musician:DEAD END
80年代後半に一世を風靡し、いわゆるビジュアル系といわれるバンドに多大な影響を与えた、伝説ともいえるハードロックバンド。このたび、再結成し、20年ぶりにアルバムをリリース・・・ということで大きな話題となりました。
・・・といっても、彼らがリアルタイムで活動をしていた頃、私自身はまだ、こういうポピュラーミュージックはまだほとんど聴いていませんでしたし、彼らについては「名前だけはどこかで・・・」くらいのレベル(^^;;ただ、大きな話題になっている、ということではじめて彼らの作品を聴いてみました。
楽曲は、ハードロックの王道路線といった印象。個人的な好みからは、少々はずれるかな?ただ、ヘヴィーでテンポのよい、迫力あるサウンドには惹かれるものがありました。
メインストリームなハードロックを軸に、「Devil Sleep」あたりは今風のハードコアの要素を取り入れていたりして、決して古臭さは感じられません。また、「Kill My Baby」は、メロディアスなポップチューンで、ヒットポテンシャルも十分感じまれました。
「神猿」あたりの耽美的な雰囲気といい、歌い方といい、確かにその後のビジュアル系と呼ばれるバンドに大きな影響を与えた、というのはよくわかります。その点、ビジュアル系バンドの雰囲気とかが苦手だと、少々抵抗感はあるかも・・・それを差し引いてもカッコいいサウンドは出しているとは思うのですが・・・。
ハードロックやハードコアなどのミュージシャンが好きなら、文句なしに気に入りそうなアルバムだと思います。ちょっと癖を持っているバンドですが、おそらくその癖があるからこそ、伝説になりえたのかなぁ。ストレートなハードロックがカッコいいバンドでした。
評価:★★★★
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