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2010年1月18日 (月)

方向性が見えてきた

Title:オーロラ
Musician:NICO Touches the Walls

オーロラ

メジャー2作目となるNICO Touches the Wallsの新譜。ここ最近、シングルがアニメ主題歌になったり、ドラマ主題歌になったりと、レコード会社には「売れる」ミュージシャンと目された模様です。

で、そんな中発売されたニューアルバムを聴いてみましたが、確かに、これは「売れそう」なアルバムだなぁ、と思ってしまうような作品でした。

全編にわたって、ポップなギターロックが続く本作。1曲目の「Aurora」からメロディアスで、スケール感のある耳を惹く作品になっていて、ギターサウンドが目立つ、2曲目「ホログラム」も、軽快なメロディーが印象的。続く「芽」も、伸びやかなボーカルが印象的なポップなギターロックに仕上がっています。

前作は、王道なオルタナティヴロック路線を感じたのですが、本作は、オルタナ系ロックを軸としながらも、さらにポップな路線に進んだように感じました。

ただ、それにつれて、前作からも思ったのですが、どうしても感じてしまう、ミスチルとの類似性。ボーカル光村龍哉の、叙情をこめて歌い上げるスタイルが、どうもミスチル桜井と似ていて、メロディー、サウンドにもどうもミスチル風の部分も見て取れてしまって、ミスチルフォロワー的な部分を感じてしまいます。

歌詞にしても、例えば「ビックフット」の中の

「思い切り高く飛べ さあ行こうぜ
誰かが描いてた一歩向こうへ」

(作詞 光村龍哉 「ビックフット」より)

なんて表現、まあ、ありふれているといえばそうなのですが、どこかミスチルっぽい雰囲気を感じちゃったんですよね・・・(^^;;

ただ、アルバムの出来としては、よくありふれたギターロックバンドという印象の枠を出なかった前作に比べて、バンドとしての方向性を感じられるという点、新たな一歩を踏み出したかな、とも感じます。

ちょっとファンキーな雰囲気の「Lonesome Ghost」や、打ち込みのリズムなどを用いて、幻想的に仕上げた「レオ」、ハードなバンドサウンドに、若手バンドならではの勢いを感じさせる「N極とN極」など、楽曲のバリエーションもあり、アルバム全体としても、バランスよく構成されています。

今後は、この「ミスチルみたい・・・」という印象から、いかに、NICO Touches the Wallsの個性を表に出していけるのか、が勝負なのかなぁ?勢いがあり、広い層に支持されそうなバンドなだけに、今後に期待です。

評価:★★★★

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