奥深い歌詞と哀愁のメロディー
今回、この2枚を紹介するのは、偶然、続けて聴いたから、というだけにすぎません。ただ、どちらのミュージシャンも、歌詞を読むだけでも感じるものがある奥深い歌詞の世界と、哀愁のあるメロディーラインという点で共通項があるよなぁ・・・なんていうと、お互いのファンに怒られてしまうかもしれませんが(^^;;
Title:DRAMA!
Musician:中島みゆき
今回の作品は、前半がミュージカル「SEMPO」に提供した作品。後半は、「夜会」で使用された作品。ということで、どちらも劇において歌われることを前提とした曲が収録されている点、企画盤的な内容になっています。
合唱団が曲の冒頭を飾る「NOW」だとか、いかにも劇を締めくくるかのような、スケール感あふれる「天鏡」だとか、いかにも「劇のための音楽」という曲も並んでいます。また、歌詞も、抽象的な内容も多くなっています。
そのため、ポピュラリティーという意味では、ちょっと薄めかな?ただ、中島みゆきのパワーはもちろん健在で、特に前半は、パワフルなボーカルで聴かせるようなナンバーが続いています。ちょっとファン向けな要素があるけれど、中島みゆきが好きならはまれそうな作品が並んでいました。
評価:★★★★
で、こちらは、同じく哀愁たっぷりのメロディーが特徴的なパンクバンド。
Title:BONDS
Musician:HAWAIIAN6
メロディーが、より深化した、ということなのかなぁ?久しぶりの新譜で、さらなる成長を感じさせます。個人的には、日本語詞にも挑戦してほしいなぁ・・・とは思うのですが、英語詞なのは、やはり彼らのアイデンティティなんでしょうか?
評価:★★★★★
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