お気に入りに出逢えるかも?
洋楽第1弾として紹介するのは、ピクシーズなどで有名な、イギリスの名門インディー・レーベル4ADが、無料ダウンロードで提供した、12曲入りのレーベル・サンプラー「4ad 2009」です。
4ADがレーベル・サンプラーを無料配布中!ディアハンターなど全12曲入り
本来、クリスマス・プレゼントということで、12月から配布されていたのですが、ちょっと紹介がおそくなってしまいました。
ちなみにダウンロードはこちらのサイトから。
楽曲は、今、注目の4AD所属ミュージシャンたちの代表曲が収録されています。タイプとしては、シューゲイザー風の曲、サイケちっくな曲、あるいはアコースティックテイストの強い曲が多かったような印象を受けました。
その中で、個人的に一番気に入ったのが、THE BIG PINKというミュージシャンの「Too Young Too Love」という楽曲。古き良き(?)シューゲイザーバンドを彷彿とさせるような楽曲で、ノイジーなギターとポップなメロディーがとても心地よかったです。
その他の楽曲も、全体的にポップでメロディアスな楽曲が多く、インディーレーベルということですが、決してマニアックに走っているわけではなく、広いリスナー層が楽しめそうな楽曲が収録されていました。特に、シューゲイザー系が好きなら、気に入りそうな曲も多いかも。
ただ、その一方、懐かしい反面、どの曲もちょっと新しさを感じなかったのが気がかりでした。既存の曲のいいところを取った感じで、この曲からはじまる、全く新しいポップミュージックの一歩というものは、残念ながらあまり感じることが出来ませんでした。
いいミュージシャンがやはり多いなぁという反面、インディーの割りには、小さくまとまってしまっている部分も感じてしまって、やはり洋邦問わず、ちょっとシーン全体が閉塞的になってしまっているのかなぁ・・・なんてことも感じてしまったサンプラーでした。
評価:★★★★
ちなみに、上のブログパーツで試聴が出来ます。よろしければ、是非。
また、ダウンロードといえば、THE SMASHING PUMPKINSもまた、公式サイトから、新作アルバムのダウンロードをスタートさせた模様です。
スマッシング・パンプキンズの“フリー・アルバム”プロジェクト、第1弾楽曲の配信がスタート
スマパンの無料アルバムダウンロードといえば、かつての「MachinaII」を思い出します。確か、あの頃ってまだ、テレホーダイでネットにつないでいて、アルバムをダウンロードするのに、かな~り苦労した記憶が。あれから9年。ネット環境はかなり激変しました。信じられないくらいに・・・。
公式サイトからさっそくダウンロード。曲はスマパンらしい、メロディアスで、哀愁たっぷり。アコギがなんともいえない味を出している、アルバムの出だしにふさわしいポップなナンバーになっていました。
ただ、1月3日現在、第1弾楽曲配信以来、進展がないのが気にかかります。全44曲。いつくらいに配信されるのでしょうか?首を長くして待っていたいところですね。今のネット環境なら、44曲のダウンロードも苦労しなさそうだし(とはいえ、それなりに時間がかかりそうですが)。
ちなみに、こちらのファンサイトで詳しい情報が載っていました。今後の動向をつかむのに、ピッタリかも。
こちらも下のブログパーツから、新曲の試聴とダウンロードが出来ます。
で。そういえば「MahinaII」って、その後どうなったのかなぁ、と思っていたのですが、一応、英語版のWikipediaで、現在、ダウンロード可能なサイトが紹介されていました。ただ、こういうスタイルのアルバムをリリースしてしまうと、ちゃんとミュージシャンの側で管理しないと、楽曲が散逸してしまう危険性がありそうですね。今後、こういうスタイルでアルバムをリリースするミュージシャンも増えそうですが、時間がたった後、楽曲をダウンロードするサイトが閉鎖され、楽曲が入手困難になる、という事態も起きてしまう可能性もありそうです。
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