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2010年1月11日 (月)

ビヨンセとの共演も実現!

Title:The Element Of Freedom
Musician:ALICIA KEYS

The Element of Freedom

2年前にリリースしたアルバム「As I Am」が日本でもヒットを記録し、一躍、日本でもその知名度を高めた彼女。2年ぶりとなる新作では、「Put It In A Love Song」で、なんとBeyonceと共演!今のR&Bシーンを代表する2人の歌姫の共演は大きな話題を呼びましたし、このアルバムの聴き所にもなっています。

そのBeyonceとの共演作は、ビートの強い今風のダンサナブルなナンバー。雰囲気としては、ちょっとBeyonceの曲、みたいになっちゃったかな?ただ、比較的、聴かせるナンバーが多い本作の中での、ひとつのインパクトになっていました。

さて、そんな話題性の強い新作なのですが、全体としてはやはり「今」の時代を狙ったのでしょうか、今風のエレクトロ系の打ち込みが、多く導入されたアルバムになっていました。

そのため、少々オーバーエフェクト気味に感じたのは事実。結果、ちょっと彼女のボーカルや、メロディーラインが後ろに下がってしまったような・・・。アレンジばかりが無駄に目だってしまった印象を受けました。

ただ、そんな中、彼女の特徴のひとつであるピアノが、とても美しい旋律を奏でていた印象を受けました。

「DOESN'T MEAN ANYTHING」「THAT'S HOW STRONG MY LOVE IS」などのバラードナンバーにしても、美しいピアノの音色がとても印象的。「Like The Sea」では、ドビュッシーの「アラベスク」をサンプリングし、ピアノの旋律を効果的に楽曲に用いています。

前にも書いた通り、バラード系のナンバーが多かった作品ながらも、彼女の力強いボーカルや、ポップなメロディーラインは相変わらず。ソウル色が薄めで、ポップ色が強い作風なので、比較的、多くのリスナー層の支持は受けそう。

それなりの佳作なのは間違いないのですが、ちょっとオーバーエフェクト気味な作品であったため、アルバムのインパクトとしては、前作に比べると、かなり薄くなってしまった感はあります。いいアルバムだとは思うけど、ちょっと惜しい印象が残る作品。次回作は、もうちょっと彼女のボーカルやメロディーを生かしたシンプルな作風がいいなぁ。

評価:★★★★


ほかに聴いたアルバム

Chinese Democracy/GUNS 'N ROSES

CHINESE DEMOCRACY

約17年ぶり(!)となるオリジナル作。以前からタイトルだけは発表されていて、いつ世に出るのか、ファンをやきもきさせていましたが、ようやくリリースされました。タイトルだけでリリースされることはないんじゃないか、と思っていたファンも多そう・・・。

ただ、それだけファンを待ちわびさせた割りには、割りと普通の作品だったような印象が。もちろん、悪くはないのですが、良くも悪くも聴きやすいハードロックといった感想を持ちました。ちょっと期待度が高すぎたのかな??

評価:★★★★

FUNHOUSE/P!NK

ファンハウス

ミディアムテンポの曲がメインで、ガツンと来る曲は少なめ。そのため、少々インパクトは薄く感じるけど、そんな曲でもしっかりと耳に届く、彼女の力強いボーカルは、さすが、といった感じかな。

評価:★★★★

The Script/The Script

The Script

全体的に、耳障りのいい、爽やかなポップスロックといった感じ。3ピースバンドなのですが、印象的には、男性SSW系が書きそうな、ちょっとソウルの影響も受けたようなポップチューン。イギリスでは大ヒットを記録しているものの、日本ではいまひとつ。この手の、地味な(失礼!)ロックって、あまり日本では受けないような。ColdplayもTravisも、日本で売れるまで時間がかかったし。

評価:★★★★

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