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2010年1月28日 (木)

アフリカの音楽

Title:バオバブの木からの贈り物
Musician:THE ZAWOSE FAMILY

バオバブの木からの贈り物

ここ最近、ちょっと興味を持ち出した、アフリカの音楽というジャンル。以前購入した、「ミュージックマガジンの500枚」という、「ミュージックマガジン」が発売した名盤集で紹介されていたワールドミュージックに興味を持ち始めたのがきっかけなのですが、おそるおそるながら、徐々にいろいろな音楽に手を伸ばしてみたりしています。

そんな中で興味を持ったのが、このアルバム。つーても、単純に、昨年の「ミュージックマガジン」のベストアルバムの、「ワールドミュージック」部門で1位だったから、というだけの話なのですが・・・。

このTHE ZAWOSE FAMILYというのは、2003年に亡くなった、タンザニアのフクウェ・ザウォーセというミュージシャンのファミリー・グループが、ロンドンで録音した楽曲をまとめたアルバムだとか。フクウェ・ザウォーセ本人も、数曲参加しているそうです。

本作を聴いていて印象的だったのは、そのリズム。お祭りのようにはねまわるテンポのよい太鼓のリズムが、とても楽しげで印象に残りました。そして、メロディーを奏でるのが、暖かい、丸みを帯びた音色を出す、不思議な楽器。どんな楽器かと思えば、リンバという親指ピアノだそうで、どこかやさしげな音ながらも、このリンバから奏でる音もとてもリズミカルで、迫力ある音を奏でていました。

また、歌われるボーカルも、多くのシンガーによるかわいらしいボーカルや、また、うねるような独特の歌声が印象的。全体としては、みんなが楽しく楽器を鳴らして歌う、お祭りの雰囲気といった感じでしょうか?アフリカの大地の中での光景が浮かんでくるようでした。

以前、アフリカの音楽として興味を持って聴いたTINARIWENやFELA KUTIが、比較的、西洋音楽の要素もあって、私たちにも聴きやすかったのに対して、彼らの音は、よりアフリカという土地の色合いが濃かった感じがします。そのため、正直言って、完全に楽しめてはまれたか・・・といわれると、まだちょっと抵抗感を感じる部分もありました。

ただ、何度か聴くうちに、徐々にその世界にはまっていきそうな、そんな奥深さを感じています。こういう音楽をきっかけに、徐々に、リスナーとしての世界を広げていけたらいいな。そうとも感じさせる、魅力的な1枚でした。

評価:★★★★

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アルバムレビュー(洋楽)2010年」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです。

アフリカンミュージックのリズムとか歌唱法って独特ですよね。
聴いてみたいものがたくさんあります。
このアルバムも聴いてみますね!

だいぶ前のアルバムなのですが、Ojos de Brujoというスペインのバンドの『TECHARI
LIVE』というライブ盤はお聴きになったことありますか?
フラメンコをベースにしたバンドなのですが、インディアン(タブラなど)、ジャマイカン、ヒップホップなどなどこれぞミクスチャーという感じでとてもかっこいいです。
スタジオ盤よりも、ライブ盤の方がいい気がします。
やっぱりフラメンコはジプシーミュージックの流れにあるものなんだなと感じる一枚です。

完全収録のDVDまでついてお買い得ですよ(笑)
興味があれば是非!

投稿: ぐっちぃ | 2010年1月31日 (日) 13時17分

>ぐっちぃさん
アフリカ音楽は独特の魅力があるので、聴き始めるとはまってしまいそう・・・いろいろと世界には聴きたい音楽がたくさんありそうです!
>Ojos de Brujo
初耳でした・・・。よさそうな感じですね~。非米英系のヨーロッパ音楽にも惹かれるものがあります。機会があれば、是非一度聴いてみたいです。

投稿: ゆういち | 2010年2月 7日 (日) 18時09分

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