大御所の貫禄
Title:Love Notes II
Musician:ゴスペラーズ
これが約8年ぶり2作目となる、ラブソング集第2弾。
デビューから14年。いまではヒットチャートでもすっかり当たり前となったR&Bというジャンルの先駆的存在である彼ら。今回のラブソング集で感じたのは、ある種の大御所としての貫禄でした。
・・・・・・って、まだデビューからわずか14年で、大御所って言っちゃうと、ファンに怒られるかな?(^^;;
ただ、ベテランとしての余裕みたいなものを感じるんです。
メンバー5人のハーモニーという根底の部分は昔からそのままに。その上で、時にはアカペラで、時にはバックのサウンドを入れて、様々な作風を聴かせてくれます。
そんな中でも、例えば「Body Calling」あたりは、完全に今風のR&Bのサウンドを取り込んでいるなど、決してマンネリには陥っていません。
どの曲も純粋に「いい曲」を歌い続ける彼ら。そんな彼らの魅力がつまった企画盤になっています。
新しいサウンドを取り込みつつも、必要以上に時代に媚びない彼ら。ゴスペラーズの活動って本当に実直ですよね。今風の着メロ受けしそうな曲もなければ、誰かさんみたいに、いきなりメンバーが14人に増えちゃうこともなく。ただひたすらいい曲を歌い続ける彼ら。これからもそんな彼らの素敵な曲を、たくさん聴きたいですね!
評価:★★★★★
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