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2009年12月 7日 (月)

さらに 一歩前へ!

Title:ナユタとフカシギ
Musician:スキマスイッチ

ナユタとフカシギ

スキマスイッチは、前作「夕風ブレンド」以降、ソロ活動がメインとなり、昨年はスキマスイッチとしての活動も休止・・・と、ある種「解散フラグ」が立ちまくりの状態で(笑)、一時期、かなり心配していました。

で、ようやくリリースされた3年ぶりのニューアルバム。

無事リリースした、という事実だけでもほっとしたのですが、内容も、3年間、待っただけある出来栄えに仕上がっていました!

一言で言えば、一回りも二回りも成長を感じさせる作品。

まず、序盤の3曲から飛ばしまくります。ホーンセッションも導入したアップテンポなポップ「双星プロローグ」からスタートし、続く「雫」は、アップテンポな雰囲気から一転、哀愁たっぷりのラテン風メロディーが胸に響くナンバーに。さらに「ゴールデンタイムラバー」はファンキーでエッジの効いた楽曲と、3曲3様に、スキマスイッチの魅力をたっぷり聴かせる曲が続きます。

そして、個人的にうれしかったのが続く「ムーンライトで行こう」。東京と大垣をむすぶ夜行快速電車「ムーンライトながら号」で帰省する道のりを歌った曲で、私も学生時代よくお世話になっただけに、その歌詞を聴くと、その時の懐かしさがよみがえって来ます。

歌詞には、「蒲郡」なんて地名も入ったりして。スキマスイッチって、「名古屋出身」を思いっきり前面に押し出している訳じゃないけど、要所要所に地元を感じさせるフレーズが入っているのがうれしいんですよね。

歌詞といえば、しんみり聴かせるバラードナンバー「8ミリメートル」も絶品。恋人との別れを、恋人と映った8ミリフィルムの中の思い出に投影させ歌い上げるナンバーで、思わず泣けてくるような歌詞が魅力的。恋人時代の2人の思い出と、別れた今の心境が上手く表現されていて、心に響きます。

こんな感じで、出だしからリスナーをグッとひきつけ、かつ、魅力的な歌詞も満載のアルバムなのですが、それ以上に、音楽の幅がグッと広がったように感じたアルバムでした。

上にも登場した「ムーンライトで行こう」は、アメリカカントリー風に仕上げていますし、「レモネード」はグッと大人びたジャジーなナンバー。さらに「SL9」では、バンドサウンドとストリングスを組み合わせて、スケールの広さを感じさせる曲になっていて、ある種の「大物感」を漂わせています。

大物ミュージシャンとしての風格すら感じられるアルバムで、ソロとしての活動が、スキマスイッチの活動に、見事に還元された作品でした。本格的に活動を再開した彼ら。これからの活動がますます楽しみになってきました。

評価:★★★★★

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コメント

こんにちは。
今回のアルバムはジャケットがいつもの方の絵ではなく、幾何学的なデザインでこれも良いですね。第二期スキマスイッチの幕開けって感じがします。
ソロとしての活動は成功でしたね。次作にも期待しています。

投稿: 庭坂 | 2009年12月 8日 (火) 18時19分

>庭坂さん
確かに、ジャケットもなかなか凝ってますね。
まさに新しいスキマスイッチのスタートといった感じで、これからの活動も楽しみです!!

投稿: ゆういち | 2009年12月 9日 (水) 23時54分

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