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2009年12月 4日 (金)

歌モノはあわないな・・・・・・。

Title:pleasure
Musician:RYUKYUDISKO

pleasure

RYUKYUDISKOの2年ぶりとなるニューアルバムは、ゲストミュージシャンとのコラボをメインとした作品。歌モノの作品がメインとなっており、テクノユニットとしての新たな可能性を切り開こうとした作品・・・といっていいのかな?

ゲストミュージシャンとしては、曽我部恵一やiLL、MEGといったかなり豪華な布陣が参加。アルバムを盛り上げています。

・・・が、正直、この歌モノの作品に関してはいまひとつだったなぁ・・・(^^;;

後ろに流れているテクノサウンドについては、相変わらずの彼ららしい作品。沖縄風のサウンドやリズムを要所要所に入れつつもポップにまとめあげているスタイルは、いつものRYUKYUDISKOでした。

ただ、肝心のメロディーがいまひとつというか、どうも面白みがないんですよね・・・(苦笑)。ひねりもインパクトも薄くて、よくありがちなポップソングという枠組みを出ていません。

で、一番よかったのが、本人たちも何も考えずに作ったとコメントしていて、「おふざけ曲」の枠組みに入ってしまっている「てくのNOひみつ」だったというのも、かなり皮肉な感じが。「Top of the Island」もよかったと思ったけど、これもインスト曲なんだよなぁ。

彼らの楽曲って、いままでもある種のベタさがあって、それがいい意味でポップに機能しており、彼らの魅力となっていたのですが、歌モノに関しては、そんなベタさが、逆効果だったような印象を受けました。

後ろで鳴っているサウンドに関しては、相変わらず魅力的だっただけに、彼らの力が衰えた、という訳じゃないと思うんですよね。そういう意味では、歌モノは彼らと相性が悪かったのかなぁ、と思ってしまいます。

次回作は、インストメインの作品をやはり聴きたいかも。次回作に期待!

評価:★★★

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アルバムレビュー(邦楽)2009年」カテゴリの記事

コメント

久しぶりに書き込ませてもらいます。
RYUKYUDISKO初めてちゃんと聴いたんですが、管理人さんの意見と同感ですね。
なんていうかつまらないって思いました^^;
この「てくのNOひみつ」って「富士山」をベースにした電気グルーヴオマージュ曲ですよね。で、この曲中のセリフで「ママー大変テクノの秘密が分かんないよー」ってありますが、普通「分かった」から興奮するもんじゃないですか?そこにすごい違和感を感じました。多分瀧ならダメ出ししてる部分だと思います(^.^)

ただiLLが参加してる遥は聞いて良かったと思いました。この曲ってなんか久しぶりにsupercarのナカコーって感じがしないですか?iLLって曲の展開もそうだし例えばヴォーカル素材の処理一つとっても大衆性からは距離を置いてるんだなって改めて思いました。

投稿: 味山 | 2009年12月 5日 (土) 00時37分

>味山さん
そうですよね~なんか、つまんないですよね。「てくのNOひみつ」も確かに、電グルの影響をもろに受けているような感じがします。そういう意味でも、独自性を出せていないような・・・。
iLLの曲は、確かになかなかよかったですね。ポップな作風と、MEGのボーカルとのデゥオもマッチしていて、よく出来たポップソングになっていたと思います。

投稿: ゆういち | 2009年12月 9日 (水) 23時53分

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