あの「ヒット曲」(?)も収録!
Title:GOODDEST
Musician:真心ブラザーズ
真心ブラザーズ、活動20周年を記念してリリースされた、オールタイム・ベストアルバム。
今回のアルバム、真心ブラザーズの代表曲を網羅的に収録されており、10年前にリリースされたベスト盤「B.A.D.」ではさらりと無視された(?)、彼らの代表曲が収録されています。
あのニュースステーションの名物コーナー、プロ野球1分勝負で使用された「どか~ん」、そして、テンポよいリズムが耳から離れなくなったCM曲「モルツのテーマ」。残念なことに(?)おそらく、いまなお、真心ブラザーズの曲で一番知られている曲かもしれません(笑)。
ちょっと懐かしくなってYou Tubeなんかに落ちていないか探してみました。
さすがに「プロ野球1分勝負」の動画は落ちていませんでしたが、「モルツのテーマ」がつかわれているサントリーモルツの懐かしいCMを発見↓
和久井映見かわいい(笑)。もう17年も前のCMなんですね(^^;;いまだにこのメロディー、はっきりと頭にこびりついています。
彼らの初期の作品って、正直ちょっと色モノっぽいイメージが強いんです。実際、「モルツのテーマ」みたいなタイアップソングが目立ったこの時期の彼ら。ただ、真面目なシングル曲に関しては、その後の真心の曲と比べて、何ら遜色ない名曲も多いんですね。ただし、この時期の曲は、フォークからの影響が強いのが特徴的。メロディーと歌詞をしっかりと聴かせる曲が並んでいます。
このベスト盤では「スピード」以降、ロック路線が強くなります。ハードロックにギターロック、ファンクやソウルなどの要素取り入れた、いわば正統派のロックチューン。ま、おなじみの真心の楽曲、といってもいいでしょうか。
ただ、初期の彼らから、最近の彼らまでひとつ変わらないものがあることを感じました。それは彼らの歌詞。具体性やドラマ性のある歌詞なのですが、ラブソングはどこかロマンチック。ところどころに見せる社会派な歌詞も、ウィットが効いていて魅力的。さらに、ユーモアセンスもたっぷりという歌詞の世界は、最初期のナンバーから変わりません。
なんといっても、彼らの歌詞の側面で傑作といえるのが、「拝啓、ジョン・レノン」。ジョン・レノンへの愛情を逆説的に描写した歌詞は、その過激さゆえ、一部で放送禁止にすらなったとか。しかし、これほどジョン・レノンへの愛情を高らかに歌い上げた曲を、私は他に知りません。歌詞の内容を含めてよく知られている曲といえば知られている曲なんですが、まだ聴いたことない方、これを機に、チェックしてみませんか?
真心ブラザーズって、骨太なサウンドに、時として暑苦しいくらいの(笑)YO-KINGのボーカルでボリュームたっぷりなのですが、さすが名曲揃いのベスト盤。2枚組のボリュームながら、最後まで楽しむことができました。
真心の歴史を知るのは最適なアルバム。また、ちょっとボリュームがありますが、真心ブラザーズの入門盤としても最適な作品だと思います。あらためて、彼らの実力と魅力を感じることが出来た作品でした。
評価:★★★★★
で、こちらは、「今」の真心。
Title:タンデムダンデイ20
Musician:真心ブラザーズ
わずか4曲入りのミニアルバムなのですが、ホーンセッションも入れて盛り上がる、ソウル風の「Song of You」、ロックンロールな「20の夏」、アコギのみで聴かせる「サンドウィッチ」、そして爽やかなポップチューンに仕上がっている「風を浴びて君想う」と、短い内容ながらも、真心の魅力がキッチリとつまった作品になっています。
上のベスト盤とあわせて聴くと、ほぼ真心ブラザーズがわかる作品だと思います。しかし、やはりいいミュージシャンだなぁ、彼らは。
評価:★★★★★
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コメント
ベストのジャケットを見てシカゴ16を思い出しました(笑)。
もう20年なんですね。改めて見ると長い年月です。
投稿: 庭坂 | 2009年11月18日 (水) 18時21分
>庭坂さん
↓シカゴ16
http://www.amazon.co.jp/Chicago-16/dp/B000002KXU
お、確かに似たジャケットですね。元ネタはこれかな??(笑)
本当に、もう20年なんですね。彼らをはじめて知ったのは、高校生の頃でした。早いなぁ・・・。
投稿: ゆういち | 2009年11月23日 (月) 21時59分