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2009年11月19日 (木)

偉大なるエンターテイナー

Title:MICHAEL JACKSON'S THIS IS IT
Musician:MICHAEL JACKSON

マイケル・ジャクソンの、行われる予定だったライブリハーサルの模様を映画化し、大ヒットを記録した「MICHAEL JACKSON'S THIS IS IT」。ちなみに、私も先日、近くの映画館に見に行きました。

この作品は、その映画のサントラ的アルバム。ライブ自体、彼のベストセレクション的選曲になっていたみたいなので、当然、このアルバムも、まさにベスト盤のような収録曲になっています。

正直言ってしまうと、映画こそ見に行って、このアルバムも買ったのですが、そんな熱烈なマイケル・ジャクソンのファンではありません(^^;;そんな訳で、偉そうに、このアルバムの内容に云々語ることは出来ないのですが・・・。

でも、このアルバムを聴いて感じたことをひとつだけ。それは

このアルバムで感じる、ワクワク感は異常!!

ということ(笑)。

とことんポップで壺をついたメロディーラインに、R&Bをベースにしながらも、ポップな曲をつくるためには、ロックの要素もどんどん取り込む貪欲さ。リズミカルなテンポに、打ち込みを用いた、ちょっと近未来チックなサウンド。

本当に、素直に楽しめる極上のポップソングって、なにより聴いていてワクワクしてきますよね。彼の曲って、変な理屈を抜きとして、リスナーを楽しませること、ただ、それを第一義に曲をつくっているような印象を受けます。それだけに、これだけワクワクするポップソングを作り出しているんでしょう。まさに、稀代のエンターテイナーとしてのマイケルの偉大な業績がよくわかる作品だったと思います。

ここ最近、こういう聴いていて、ただ素直にワクワクできるようなポップソングが少なくなってきたような気がします。今、CDが売れない、と盛んに言われていますが、その大きな理由のひとつが、そういうところなのかも・・・。

あらためてマイケルの偉大さを感じ、そして、早すぎる死を惜しみたくなる、そんなアルバムでした。

評価:★★★★★


ほかに聴いたアルバム

Journey To The West/Monkey

Journey to the West

ゴリラズのデーモン・アルバーンとジェイミー・ヒューレットが新プロジェクト。パリの名門シャトレー歌劇場が制作した「西遊記」に基づくオペラ「Monkey:Journey to the West」に、作曲と舞台デザインで参加し、そこで使用された曲を中心に構成されたアルバムです。

中国風のリズムやメロディーと、西洋風のサウンドの融合・・・といっても、どうも中国文化のなじみが深い日本人にとっては、さほど新鮮さが感じられなかったような。サントラ的内容なだけに、アルバムだけで聴くには、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。

評価:★★★

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